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雑種犬肉球日記

雑種犬が書いたブログ。

直江状のあの長さは半分くらい関係ないこと書いていないか問題

今年の大河ドラマ、なんかすごいことしてません?

治部殿がどんどん友達いなくなって、伏見城ひとりぼっちやってるし。

今日はついに伏見城からお引っ越ししたし。

周りの人間のモチベーションが「イイ仕事して俺も一旗揚げてあわよくば」なのに対して、治部殿って仕事自体がモチベーションになっていて、欲も得も、頭の中の基板に最初からつけるの忘れてたくらいのレベルでないから、それが最終的な原動力になってる相手には「こいつ何考えてるのかわかんねえキモッ」くらいの嫌悪感は持たれちゃう。そういう相手からすれば、腹の底に何隠してるのか知れたもんじゃない、ものっそい黒いモノを秘めているんじゃないのかと、とにかく怖ろしくてたまらないんだけど、実は治部殿の中には最初から何にもないので、みんな勝手に怖るべき何かを想像して、コワイ! と嫌っているだけの話なんですよね。

まれにいる、システムが円滑に問題なく動くことに重きを置くタイプの、典型的な事務屋ですね。

大事な仕事ではあるんだろうけど、おそろしく実践の場には適応できないし、ルール法則決まりごとがないもの、特に人の心の動きには対応できないので、絶望的な程に人の気分を害したり、取り返しがつかないくらいの嫌われ方をするし、どうするとここまでやれるのと訊きたくなる程に空気を読まない行動に出る。

それでも、能力は高いからそこを買って、うまく使いこなしてくれる上司やパートナーがいれば変わるんだろうけど、環境が変わったのに、いつまでも同じ手法で仕事をしようとしているもんだから、見事に独りだけ浮いてしまった状態なんですね。

イイ人なんだけどね、治部殿。

奥さんはいいうちの娘とかでなくて庶民の出だし、変な贅沢しないし、あらゆる物事は主家の安泰を基準に考えるし。

でもどうしようもなく空気読めないんだよね。

あれでね、もうちょっとこう、周りの人間が何考えてるのかとかをね、考えられれば、家康=サンとももうちょっとうまく付き合えたのかもとかね、思うんですよ。

 

人情紙風船じゃないけど、状況が変われば、人間そこは木石ではないのだし、考えも変われば宗旨替えだってあるでしょう。

一方で、それまでシステムを維持することに心血を注いでいた側の人間からすれば、状況が変わった程度のことでコロコロと変わる気持ちなど信用ならない、となる訳で。

 

確かに、スイッチを順番に押すとこうなるよという具合に、機械的に物事進めば楽ではあるけど、かといって、何でも自動的に片付けるのも味気ないし、それなら人間要らないよね、ってことにもなりかねません。

自ら思考する機械ーーチューリング・マシーンには、矛盾とか欲とかあるのでしょうかねえ。

 

いよいよ来週から関ヶ原編のようなので、治部殿の追い込まれ具合を、生温かい目で見守ることにします。

ところで、家康=サンがバビンスキー反応起こしてビリッビリにした直江状、なんかやたらと長いけど、あれ何が書いてあるの。直江=サン本題入る前に長々と、ゆうべの晩ごはんの話とか近所のいぬの話とか書いてませんか。大丈夫ですか。

 

ああ、宇月原晴明の戦国三部作、特に「聚楽」。誰か映像化してくれないかな。