前回のあらすじ
時は2016年秋。地球人類は未曾有の危機に瀕していた。圧倒的な科学力を誇るガミラス帝国の惑星攻撃を受け、わずかに生き残った人々は、地下シェルターへの避難を余儀なくされてい
あ、いっけね間違えた。
失礼しました。
時は2016年秋。「えー加減旅に出ないとセイシンテキが死ぬ」という事情から、一匹の雑種犬が京都へと向かった。風光明媚な街並み、壮麗な寺社仏閣、季節の食べ物…。様々なもの、様々な人との出逢い。そして、ときどきふと気になる「尻のあたり、真後ろにあるなんか茶色いフワフワは何なのか問題」。そんな諸々を考えたり考えなかったりして、やりたい放題の雑種犬の道中は続く…!
前回は先斗町のロシアンバーで呑んだところで終わりましたが、11時を過ぎたぐらいで引き揚げました。細かいことはどうでもよくなる程度に楽しくほろ酔いだったので、バスに乗っていけばすぐ宿に戻れたのに、兄貴分とだべってたら祇園四条駅の改札入っちゃって、それでも楽しかったんで、一度三条で降りてから引き返して、改めてバスで帰りました。
宿では、もう大浴場に行くのも面倒なので、部屋の浴槽にお湯溜めてる間にビーバップハイヒール観たりカバンの整理したり、映画の上映待ちの間に本屋で見つけた「世界の辺境とハードボイルド室町時代」読んで、知的好奇心をはなはだ刺激されてテカテカしたり、「シン・ゴジラ」のパンフ読んでコレすごい! と降参ポーズとったりしていました。風呂から出たら小腹が減ったので、コンビニで午後ティー買っておいたのを飲みながら、出町ふたばの豆餅をおいしく鬼ムシャ。豆餅をうまいと思う素直な心を大切にしたいと思いました。
次の朝は、夜中の1時半に寝たけれど6時過ぎに起きて、頭をちゃんと覚醒させるために風呂の支度しながら、テレビつけておはよう朝日ですを観つつ、もう使わないものをカバンにしまい、風呂と身支度を済ませてチェックアウト。
日差しはあっても空気は秋のそれなので、涼しくていいですね。
そのまま河原町三条に出ます。地下鉄を乗り継いで京阪三条駅で降りれば、進々堂はもうすぐそこです。市内に数軒ある進々堂ですが、ここのモーニングの「ささやかな贅沢」感が好きで、必ず朝はここで食べますね。まだ写真を整理し終わってないので、画像は近日公開。
店を出たら、京阪三条からそのままおけいはんに乗って出町柳へ。兄貴分がさるやで待ち合わせるというので、合流しがてら申餅お買上げ。
出町柳から、今度は叡電で一乗寺へ向かって、京都で必ず立ち寄る詩仙堂へ。いつ行ってもお庭に見どころがあって、小さい庵なので知ってる人は知ってる、という穴場なせいか、修学旅行の学生もツアーの団体客も来ない、静かで落ち着いた場所です。元々は石川丈山という戦国武将が、隠居してからここに住んでたそうで、メチャクチャ居心地いいので、行くたびにこの元武将のじーさんが羨ましくて仕方ない。そりゃあ、あんなところでのんびり暮らせば90まで生きるでしょう。
ああ隠居したい。
狸谷不動へ行こうとしたけど、あまりに坂の勾配がきつくてやる気ポキンして挫折したのは、ヒミツの中のヒミツな。ポキン金太郎。
帰りの新幹線までは、まだ余裕があったので、今度は北野天満宮へ。参拝する前に澤屋で黍餅食べました。うまかったです。雑種犬ですが、京都でおいしいもの食べると、なんか、こう、血統書付きのコンテスト優勝犬になれたような心持ちになりますね。騒がしい駄犬がおりこうワンちゃんになる訳ですよ。一時的に。
北野天満宮を出るあたりで、1時を回り残り時間がビミョーな具合に。いくだけ行ってみよう、となって妙心寺へ、初日の相国寺の鳴き竜と比べてみようと思い、嵐電で向かいました。
失敗。
嵐電の妙心寺駅よりも、JRの花園駅からの方が、道が単純です判りやすいので、これから京都旅行を計画している方とアタイはお気をつけて。しかも鳴き竜は、見学の案内時間が決まっているのは知っていたけど、20分ごとだというのは忘れていたので、これもご注意ください。次回は万全の体制で行く。
そのままJRで京都駅まで出たところで、今回はお開き。
最後がグダグダなのは、また来いということなんですよ。ええ。
一泊だと観て回れる場所が限られて厳しいので、次回は軍資金と日程をもう少し確保しないとね。
ああ、ちなみに私、嵐山は独りでねっとりじっくり回るのがマイベスト。次点は女友達と。だってホラ、嵐山って「男に振り回されて嫌気が差したおんなのこが、女同士で気楽にブッダの教えとか学んじゃおうぜヤッフー! 」っていう土地だからね。女子校みたいなもんだからね。基本、男子はお呼びじゃないんですよ。祇王寺とか特にそう。
何の話だったっけ。
ああそうだ、次の旅行ではイロイロ気をつけようっていってたんだっけ。
とりあえず、明日休みだけど眠いからもうイイや。
写真とゴジラの話はまた改めて。