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雑種犬肉球日記

雑種犬が書いたブログ。

もはや治る見込みなどかけらもなく

10月になったので、ブラッドベリ読みたい病と島田雅彦の「ユラリウム」読みたい病が再発しました。

夏場の「インベーダー・サマー」「風の名はアムネジア」読みたい病と同じで、季節が変われば落ち着くだけで、もう治る見込みなんてないですね。

とりあえず、本棚の取り出しやすいところには河出文庫の「塵よりよみがえり」と「ユラリウム/

ルナ」の文庫版が出てます。

10月はたそがれの国」が読みたいんだ。私は。

金曜休みだから、明日仕事から戻ったらゆっくり探そう。

「ユラリウム」は中学生の頃、「ロココ町」から入って島田雅彦の作品を読みあさっていた時期があって、その頃に出会った戯曲です。実際の舞台は観ていないんですが、高校生になってから文庫で手に入れて未だに手放さずにいるのは、冒頭に出ているポーの同名の詩の、島田雅彦翻訳ヴァージョンが好きだからです。ポーの詩集にも別の翻訳者の手がけた「ユラリウム」が載ってますが、私の感覚では島田ヴァージョンが一番しっくり来て読みやすかった。戯曲自体も、合本になっている「ルナ」共々おすすめ…したいところですが、ちょっと毒気の強いファンタジーなので、島田作品、それも初期のものにいくつか触れてからの方がいいかと。てゆうか、今この本って手に入るのか? もしお試し程度に読もうと思われたなら、図書館の方が遭遇できる率は高いかもしれません。

 

しかし、ふと思い返してみれば、小説や漫画は腐るほど読むし、最近は対談本なども読むようになったけど、詩集ってホントに数える程しか読まないな。

今、なんとなく確認しただけではあるけど、本棚にあるのは「李長吉詩集」「蘇東坡詩集」「萩原朔太郎詩集」「ルバイヤート」「スナーク狩り」…。ポーの詩集どうしたっけか。奥の方にまだあるかしら。

 

蘇東坡っていえば、この人、トンポーロー作った元祖じゃなかったかしら。確かねえ、お左遷でビンボー暮らしになって、やっすい豚肉だけどなんかちょうおいしいのにしようぜ。って豚を煮るやりかたを詩にしたんだよ。「食猪肉詩」、わざわざ訳さなくても字面で全部わかっちゃう詩。豚肉食べる詩。

ああトンポーロー食べたい。

 

ううん、やっぱり一度、ちゃんと詩も読んでみる方がいいのか。

ナボコフの小説なんて読めば、色々な詩の引用がゴロゴロ出てくるし、古典的な王道のところだけでもおさえておこうかしら。

ナボコフの小説はホントにすごいですよ。何かと誤解されやすい「ロリータ」なんて、教養はあっても情けないまるでダメなおっさんが、延々と情けない言い訳をしている姿を、これでもかとばかりにさらけ出しています。読むなら新潮社の若島正先生の名訳で! ロリータがギャルっちいしゃべり方するんですよ。すごいでしょ?

 

古典の王道な詩…。

ああ、短歌があったか。

まずは坊主めくりから、だな。(もっとも治る見込みのない病「あほたれ」炸裂)