もうちょっと経てば給料日です。
まず携帯電話の支払いして、生命保険その他の引き落としの分を確保して、散髪して、貯金して、そうすると自由に使える分はほとんど残らないことになります。コワイ!
なんだよこの現象…。生きてるだけで金かかりすぎるだろ…。なんかもう、もっとシンプルナ時代に生きられたらいいのに。槍持って野をかけて獲物を狩るような、めっさ単純な感じの。
ときどき、無性に旅に出たくなります。めちゃくちゃ遠くへ行きたくなります。
まあ、たいがいそんなときは「シスター・ストロベリーが恥じて」しまうような(出典:筋肉少女帯)逃避願望なわけですが。
そんなときは、ロシアとかポーランドとか台湾、トルコ、エジプト、とにかく日常からおよそかけ離れたところへ行きたくなります。
で、それも極まるとどうなるのか。
今度は逆に、実際には行きもしないのに、移動の時間の長さを想像するのにすら疲れて、ついにこんな境地に達します。
「もういっそ忘れ物したら取りに帰れるぐらい近いほうがいくない?」
私が住んでいる西多摩のど田舎でいうなら、秋川渓谷だとか奥多摩湖の奥の方に温泉宿があるから、そういうところに潜り込んで、何か必要なものができたら取りに帰る、みたいな。
そうそう、檜原の鍾乳洞にも行ってみたいんですよ。民宿もあるそうですし。
自宅から徒歩何分のところにはスーパー銭湯もありますが、便利だけど風情がないので、選択肢には入れない方向で。この手の旅行の理想形は「金田一耕助の湯治の旅」ですから。いかに日常から離れられるかに、全てがかかっています。
食事はおいしければ、毎日山菜に川魚の塩焼き程度で充分です。お昼は「シドニアの騎士」に出てくるような、でかいおにぎりで構いません。うまければいいの。
散歩ぐらいの移動の範囲内に、神社だとか寺、その他退屈しないような何かがあって、天気が悪いときには宿でゴロゴロしながら読書でもする。横溝正史先生ふうに表現するなら「猫のような退屈」を味わう旅を、いっぺんでいいからやってみたいの。
あと「シベリア超特急じゃないシベリア鉄道に乗る」という夢もありますが、「キングゲイナー」のシベリア鉄道じゃないですよ。いや、あのシベリア鉄道にも乗ってみたいけどさ。
とりあえず、書くだけ書いたら少しすっきりしたので、明日も仕事してきます。