いかん。
発泡酒もビールもない。
せっかく岩下の新生姜スライス買ってきたのに。
仕方ない。
残ってた魔界への誘いをお湯割りにしよう。
ああ、これだめだ。人をダメにする香りだ。
ロックで呑んでたときには判らなかったけど、すげえ何このいい香り。甘みもある。端的にいってうまい。
しかし、半々で割ったのはちょっと濃かったか? うまいけど。
「ユーリ!!! on ICE」で、あれだけみんな呑んでるのも無理はない。
もうなあ、呑みながら観ちゃうでしょうが! 第一滑走から!!
ということで観てますが、いや、うまいよね。酒もだけどもう違う話だぞ。
「離れずにそばにいて」、この曲、第一滑走では孤独を憂う恨み節っぽいところがあるのに、最終滑走のあのエキシビジョンでは、途中の一節を抜くだけでキラッキラのラブソングになるんだから。このロマンチックとめどもなしな曲を、グランプリ銀メダリストが小道具としてコーチを持ち込んで、コレ披露宴ですか的ラブいアトモスフィア濃厚で滑るんですぜ。
最高か。
改めて観ると、1年経っていてもここまで愛されるのには納得ですわ。
登場人物の人となりがちゃんと丹念に描かれていて、主人公3人がそれぞれ愛すべき人間だし。もう記号的な「キャラクター」通り越して「人間」として描かれてるよね。メーカーとのコラボキャンペーンはおろか、ハイファッションの雑誌がモデルとして起用するのも無理はないよ。ヌオヴォジャパン、尼損ででもいいから探さねば。
しかしヤコフもすげえ苦労してるよね。
長男はフリーダム過ぎて日本に行っちまうし、次男はクソ真面目過ぎて失恋でおかしくなってるし、長女は男勝りで末っ子はヤンキー。いや、ユリオいい子なんだけどね。
ああ、ユリオに腹一杯飯を喰わせてやりたい。いいよ、友達も連れておいで! 保護者は気にしなくてよろしい。どうせすぐに勇利と出かけちゃうんだから、おばはんのところで喰ってけ。寿司と鍋もあるぞ。
なんかユリオには、腹一杯、なんかちょうおいしいものを喰わせてやりたくなります。で、めっさいい子なので、たぶん「オタベックも一緒だったら喰う」って言いそうなので、もうね、いいよお友達も連れておいで!
私ん中で、ユリオは「法事で会ったら5千円ぐらい小遣いあげてしまいたくなる」系いい子です。マックス(フェルスタッペン)とか(ランス)ストロール君と同じ枠。
第三滑走で寺に行かされてるけど、住職が爺さんだったらたぶん、ちゃんとご挨拶できるいい子だと思う。何故なら高齢者を見るとじーちゃんを思い出すから。もしかして、なんだかんだ言ってちゃんとヤコフの言うこときいてるのも、じーちゃんみたいだから? ヤダ…めっさかわいい…(トゥンク)
あ、今回ユリオの話ばっかりだな。
でもイイやユリオかわいいし。なんか親戚の子みたいでかわいいんじゃい。
よっしゃもう少し呑むか。今度はお湯との対比を間違えないようにしよう。