雑種犬肉球日記

雑種犬が書いたブログ。

上野でグラドルと美青年に会ってきました

f:id:bf021hugtlang:20180215191522j:image

いきなり写真から始まりましたが、これで御察しの通り、行ってきました。トーハク。

f:id:bf021hugtlang:20180215191649j:image

ご覧の通りのいい天気で気温も高く、歩きやすいせいか、入場まで20分待ちとのこと。

f:id:bf021hugtlang:20180215191801j:image

さほど「待たされた」という感じがないうちに、館内へ入れました。平日だからですかね。

展示は平成館の2階、階段を上がって両側の広い展示室2部屋を使い切っています。

2階へ上がって左側の第一展示室から入りました。こちらの展示は文献がメインのようですが、入ってすぐに、白檀で彫られた仏像が展示されていました。棚の上におけるぐらいの、仏像としてはミニマムなサイズながら、彫りがすさまじく細かい。米粒に字を書ける人とか、そんなレベルの緻密な作業ですよ。

孔雀経だとか尊勝陀羅尼とか、平安文化に詳しい方や「陰陽師」読んでる方とかにはすっかりおなじみのものが展示されていたり、京極堂シリーズのファンにはおなじみの(吹き笑)後醍醐天皇ゆかりのものや、理趣経も展示されていました。何で(吹き笑)なのか、何で理趣経に反応するのかは「狂骨の夢」を読んでいただければお分かりいただけると思います。

で、まあ歴史好きはほほう…となっても、何となく観にきたという層には今ひとつであろう地味な展示が多かった第一展示室ですが、心配ゴム用、第二展示室ですげえキャッチーなことしてますから。

もしこれから観に行ってみようかとお考えだったら、ひとつだけ助言しておきましょう。

 

カメラです。 一番いいカメラを持って行くのベス。

私、事前の情報一切仕入れずに行ったら、アイッフォーンで撮影することになって甚だしく心もとなかったで候。

 

ご覧ください。これがその写真です。

f:id:bf021hugtlang:20180215202252j:image

f:id:bf021hugtlang:20180215210621j:image

f:id:bf021hugtlang:20180215210643j:image

f:id:bf021hugtlang:20180215210703j:image

f:id:bf021hugtlang:20180215210728j:image

f:id:bf021hugtlang:20180215210746j:image

コレが今回の特別展の目玉その1。普段は非公開の仁和寺観音堂の、本尊と二十八部衆の立像をそっくり展示。室内の壁は、観音堂内の壁画をスキャンしてプリントアウトしたものを貼って、できるだけ元のかたちに忠実に展示しているそうです。で、こうして写真があるということは、お解りいただけただろうか。

このエリアだけが、撮影可能になっているんですね。

さすがにフラッシュ厳禁ですが、フラッシュがどうにも好きになれなくて、いよいよないと撮影できないってときでもないと使わない、普段はフラッシュ機能オフで撮影している私、そのままカメラ立ち上げるだけで即座に撮影。そしてコミケコスプレイヤーさんを撮影するが如く、風神雷神をアオリで撮影。室内だから逆光は無理だけど、アオリならいける。で、今気がつきましたが、見事なまでに「世はなべて3分の1」「頭上の空白は敵」というお約束通りな構図に。

ノリとしては、もうグラドル撮影会です。

このあとにもまだしばらく、展示は続きます。

んで。もう少し展示を見ていくと、つい何日前だかに公開されたばかりの千手観音像です。

展覧会のポスターにも写真が使用されている、アレです。

「千手」って言っても実際何十本だかしかついてねえだろコノヤローみたいな像がほとんどですが、この坐像は違います。

ちゃんと千本以上手があるんですよ。しかもほぼ製作当時のままの姿。

で、さすがに手がそれだけあると、R・デコちゃんばりに立像にすると重心が高すぎて立てないので、坐像として作られています。

f:id:bf021hugtlang:20180215213229j:image

こういう、立体の仏像にしても絵にしても、昔の人がすげえ愛と情熱とリスペクトを込めて作り上げたものなわけで、そのエネルギーには、仏様なのか推しなのかという対象は違えども、共感とか先人に対する敬意とかを覚えずにはいられないわけです。

あと、お経とかの隅にちっこく似顔絵とか、裏に結構でっかく落書きしてるのがあって、誰だこんなチラ裏にお絵描きみたいなことしてるのは(笑)

元々嫌いじゃないんだけど、最近こういう昔の人がすごいもん作ったのを見ると、伝説のOBの神業を目の当たりにした新入生みたいな気分になって、頼もしいやら俺もやらねばと思うやら。

で、まあ今日の表のメインは充分に楽しんだところで。

いよいよ俺的メインの展示へ移ります。

 

本館の常設展示、日本刀のお部屋へ。

 

常設展示のエリアに入ると途端に人口密度がガクッと下がりますね。

いくつか展示室を通過して、本館1階14室。日本刀が集まったこの一角は、平日の常設展示ながら、他の展示室よりも人の数が多かったです。おんなのこが2人3人で連れ立ってるグループが2組ばかりいます。すぐに解りました。私と同じ目的で来ているの。

f:id:bf021hugtlang:20180215220537j:image

f:id:bf021hugtlang:20180215220551j:image

f:id:bf021hugtlang:20180215220603j:image

ご覧ください。これが亀甲貞宗の本体です。

うちにはまだ来てないけど。

でもいつ来てもいいように挨拶ぐらいしとこうと思って。

で、ちょいちょい目にする情報によると、重度のドMみたいですが、本体は「イケメン」というより「端正な美青年」って感じなんですよ。ホントどうしてこうなった。

で、大般若と大包平はどこにいるのかよくわからなかったんだけど、とりあえず今月中にしか会えない亀甲には会えたので、仁和寺展を観たくて一緒に来てたマミーを待たせるのもアレだし、今回はコレで引き揚げ。今確認してみたら、隣の13室にいたみたいなので、来月中にもう1回来いということですね。今ブリューゲル一族の作品が来てるので、来月はそれと一緒に大包平と大般若に会ってこよう。

 

とまあ、今日は一日外出して、人の金で焼肉を喰う的な、マミーのオゴリで亀甲に会ってきたわけですが、次回は自腹で行かなくては。

とりあえず明日は確定申告に行ってくるか。