雑種犬肉球日記

雑種犬が書いたブログ。

中途半端に近いが故に何より遠くなってしまったあの時代

仕事の帰り。中国茶がなくなったので、ルピシアに寄って買い物してきました。

あそこ、行くと必ずおすすめのお茶の試飲させてくれるんですよ。店に行くと店員さんが紙コップに淹れて出してくれるの。

今日は中国茶買うつもりだったんで黄金桂だけにしましたが、今日試飲したフルーツティーがすげえ果物の味と香り濃厚だったんで、明日にでも買って帰ろう。ドライフルーツだけであんなに味が出るんだ…。

 

しかし、なんだ。

シティーハンター」がスタッフ・キャスト共に変更なしで劇場版新作、手塚治虫の「どろろ」アニメ化、って今は何年なんですか。

で、シティーハンターは、ラストにGET WIRD流してくれるんですよね? ああ、オープニングで流してラストは「STILL LOVE HER」にするんですか。そうですか。ならばよい。

最近、ひと昔前の漫画をアニメにしたり、一度アニメにしたものを続編やリメイクしたりする作品がちらほらありますが、それならアレやりませんか。

 

炎の転校生」。

 

滝沢くんとゆかりちゃんが、すげえおばかさんなんだけどかわいらしくて好きなんですよ。序盤での滝沢くんの「何か言うたびにどんどん墓穴を掘るるつぼ」とか。あんなの見たら私だって「舞い上がれ〜」って歌っちゃうわよ。

また、ヒロインのゆかりちゃんも、ただ守られてるだけのマスコットじゃなくて、ちゃんと滝沢くんのサポートして、滝沢くんにはできない戦いを見せてくれるんですよ。対着やせの坂田戦なんてその典型ですね。なんせホラ、滝沢くんはおんなのこに乱暴なことできない子ですから。戦闘4相手に「すまない…俺には好きなおんなのこがいるんだー!! 」ってだけで勝っちゃう。言われた戦闘4も「たいして好きでもなかったのにショックだわ」ってダメージ受けるし。

炎の転校生」がダメだったら「逆境ナイン」でもいいのよ? 実写版観ましたが、まさかの炎尾燃先生が友情出演されていて豪華でしたね。あと「ねージャスコいこーよー」でめっさ吹きました。

 

ああ、どうせなら丸っきりの新作でも、時代設定がちょっと昔というのも面白そうですね。

深夜枠で倉橋由美子の「聖少女」とか、栗本薫の「ぼくら」シリーズとか、有栖川有栖先生の「月光ゲーム」(ソレイユのマッチ!)、芦辺拓先生の「殺人喜劇の13人」とか、それぞれ60年代70年代80年代の設定から探してみましたが、どうですかね? 「聖少女」については、「人狼」で60年代を見事に描いてくれたI.Gさんが手掛けられれば可能かと思うんですよ。テーマが放送コードに引っかかるなら「暗い旅」とか「愛の陰画」ならいけるのじゃないか。

同じ昭和を描くのでも、戦前、戦中、終戦後くらいまでならそこそこあるんだけど、60年代70年代にまで時代が下ると、急に作品が減るんですよね。むしろ近過ぎて難しいのかもしれませんが。

倉橋由美子作品、どこかでアニメにしてくれないかしら。初期作品は特にクールでドライ、ソリッドでハードボイルドな雰囲気だから、意外とアニメーションって表現手法として合うんじゃないのかと思うんですよ。アニメーションって、記号的な表現になる分、行間や空気といった「その向こう側」については観る者が補完して初めて完成する表現だと考えているんですが、そこのところどうなんだろう。

どっかでやってくれないかなあ。

 

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こういう、今じゃもう血眼で捜し歩かないとお目にかかれない、中途半端に古い昭和の空気を、もっと感じたいもんです。