雑種犬肉球日記

雑種犬が書いたブログ。

ようしゃなききょだいナンと新宿と映画

1月最後の休日。私は思っくそ活用してきました。

朝は7時半ぐらいに目が覚めて、9時前に軽く朝飯を済ませました。

昼飯を思うさま楽しむための、あえての軽い分量。

10時過ぎぐらいに家を出られればまあいいか、ぐらいに考えていたんだけど、ミョーにサクサク支度が進んで、10時前にはもう出かけてました。

まず早めの昼飯。

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刮目せよ。しんこうえんじむらがあまねく宇宙に誇る食の殿堂、サラムナマステさんの、ようしゃなききょだいナンだ。

当初は職場の仲間、F1仲間でもある姐さんとS嬢と行く予定だったのが、S嬢はつい2、3日前にインフルエンザが治って職場に復帰したばかり、姐さんはご家族が入院して急に忙しくなってしまった、とゴチャゴチャが重なって、今回は取りやめに。ただ、少なくともこの半月はもう脳内が「月末にはビリヤニ」となっていたので、禁断症状に耐えられず独りで食べに行きました。

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うまっ……やばすぎるコレ何なのうますぎる犯罪だろ。ナンとキーマカレーうめえ。

食べながら次のメニューを注文。

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モモは食わねば。誰だあのようしゃなききょだいナン食ってまだ食うのか、って言ったのは。先生怒らないから出てらっしゃいねえ鶴丸

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何が聞こえてたとは驚きだ、だ。そこへ直れ。

で、モモが来たタイミングで、げんていきのこビリヤニとサモサをもちかえりで頼みました。ついに「ビリヤニもちかえり」に手を染めた俺。

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最後はむげんチョコレットアイスでシメ。うまい。

「君、人間は腹も身のうちって言うんじゃないのか大丈夫か」ってうるさいよ鶴丸。あと御手杵はそれ、もちかえりだからね今は食べないからね明日まで我慢だよ。そんな雨に打たれた仔犬みたいな目で訴えてもダメ。

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もうさあ、サラムナマステさんでこうならない奴がいたら、そいつの方がどうかしてるよね。

ビリヤニとサモサは明日食う。ニムキーンは別腹。

 

思うさま食べてもちかえりして、お次は新宿。

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職業イケメンはシティハンターに譲った方がいいんじゃないか、若者よ。

しかし私の今日の使命はコレだ。

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はいドーン!

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行ってくる、遠くへ。

観てきました。実写版。新宿に着いたのがちょっと早かったので、紀伊國屋書店本店で文庫本を買って、それから。地元近郊では見つからなかった、コードウェイナー・スミスの「人類補完機構シリーズ」全訳短編集のラスト1巻があっさり見つかりました。さすがだ。

で、いよいよお待ちかねの映画だ。

広げた風呂敷が終盤で全部きちんと畳まれ、更に先の展望も感じられる終わり方で、この1本では終わらない予感を持ってスクリーンをあとにできたのは、審神者の端くれとしても映画好きとしても嬉しいかぎりでした。

練りに練った物語と、信長・秀吉を演じる山本耕史八嶋智人両氏のガチンコ演技により圧倒的に立ちあらわれる、作品内の世界の奥行きと風格。多少なり歴史が好きであれば、両氏の信長・秀吉はこれ以上なく自然に感じられるのではないかと思います。そんな、人間として明確な存在感を漂わせる2人が、ヒトならざる刀剣男士たちと対峙することで、存在のありようの違いを明確に感じさせる、この、一切説明はしていないのにそれでもはっきりとわかる描き方。

観る前にぼんやりと考えていたのは「日本の映画でアヴェンジャーズの向こうを張れるだけのものは作りうるのか? 」。だって、アヴェンジャーズがやってるあの手法、色々な人気作品の主人公たちが団結して脅威に立ち向かう、っていうのは、その昔の日本の伝奇チャンバラ映画や講談、読本、その他で幾度となく取られてきたものなんですよ。

私がその探究心に敬意を抱き作品を愛読する作家・芦辺拓先生はいち早くその点に気づき注目されていて、早速とうらぶも映画館へ足を運ばれたそうです。もともとオールドムービーや明治・大正・戦前・戦後の伝奇小説や探偵小説を発掘研究されていらして、とうらぶ実写版との思わぬ共通項を発見されたようで、先生のそうした一連のツイートを読んで「いずれ観るか」が「観ねば。でかいスクリーンで」に変わったのでした。

行ってよかった! 芦辺先生、怠惰に流れがちな俺の尻を叩いてくださってありがとうございます!

これが劇場版1本で終わらず、2作目3作目と作られて公開されれば、アヴェンジャーズなんぞ目じゃない。「ウィンター・ソルジャー」に匹敵する、時代を越えて語るべきテーマや今日的な命題を描くに足るシリーズに大化けする可能性を信じられました。

あとねえ、これまで2.5次元にはあまり触れてなかったんだけど、男士みんな違和感仕事してなかった。日本号がすげえ気配りができる奴でした。あと意外と酒が入ってない時間が長かったね。我慢してた? うちのは朝から酒臭かったりするからね。内番とか出陣とか頼むと風呂入って酒抜いてくるからね。

ヘンリーあんちゃん、だまされたと思って観てこい。脚本がすげえことやってるから。「イケメンしかいねえ審神者向け」とか食わず嫌いするのはもったいない、凄まじい事やってるから。これだけ分かってれば充分、ってお約束は冒頭でちゃんとそれとなく押さえてくれるし、アクションすげえし予備知識なくても無問題だ。

 

2作目……では無理かもしれないけど、3作目辺りでは無用組がメインで出るんですよね?(確認口調)(めんどくせえタイプの無用組推し)(御手杵は一番実際にいそうなイケメンなので絶対に実写版向きだと思っている)