休みだったのに早く起きてました。主にワクチン予約の電話かけるために。
予約は取れませんでした。
午後になってやっと電話繋がって、訊いたら10時にはもう枠が埋まってたとかで、もういいよ付き合ってられねえよ。8時半の受付開始から電話かけて、回線が混み合っておりますとかやられれば、いいかげんうんざりですわ。もういいよ。ワクチンの回数枠の数から見ても、配布する国にやる気がないことがよくわかった。ニュース見れば、追加で輸入する予定のワクチンを、1回目も満足に打ててない人間がうごうごしている現状で、3回目の受付に回すとかほざいてる時点でお察し。いや、それ以前に去年の段階でオリンピックやめると言わなかった時点で、すでにもうダメなのでどうでもいいや。打てる順番が来たら打つけど、変な期待して積極的に接種枠もぎ取ろうという気は失せた。そんなことしてる時間と労力があるなら他に回す。
そうそう、パラリンピック? だっけ? 開会式の音楽をコーネリアスに頼んだら、過去のしゃれならん行状がわさわさ出てきて辞任って、まあね、ここまでケチがついてる行事、話が来たからってホイホイ二つ返事で引き受ける人材がどんな人間なのかは推して知るべし。それだけの話でしょう。
「おいどうした、毒気が強くねえか姐御」
「うっわーどうしようまさやん! 姐さんが荒んでる! 」
「杵、とりあえずちびども連れてこい。あと甘物だ。小豆か燭台切に頼むとして、俺は暇な連中かき集めて『モーレツ宇宙海賊』観せておく」
「わかった。あと鳴狐と白山と獅子王も呼んでくる。毛深い四つ足揃えておけば違うだろ」
ん。なんか近侍が緊張状態だな。
「だらだらアニメ見ながら茶を飲んでおやつを食うと聞いて」
「同じく」
「管理人さんとお茶を楽しむ席だと聞いて参りました。五虎退も虎君をちっちゃくして、お膝に乗せられるようにしております」
「ぼ、ぼくもさっき、御手杵さんにお呼ばれしました。お、お邪魔でなかったら」
うううん五虎ちゃんが邪魔なわけがない! おいで! 管理人さんのお膝がなんのために左右あるのかっていったら、君たちが座るためだよ!
「ぼくもまぜてくださーい! 小夜くんもいっしょにはいっていいですか? 」
おいで! いまつるちゃんもおいで! 小夜ちゃんもおいで!
「他の弟たちもご一緒してもよろしいですかな。ああ、私もお邪魔します」
まさかの保護者つきとは。鳴ちゃんと白山君まで!
「御手杵殿が、わたくしと白山殿のお供殿の毛並みが必要だとお声をかけられたのでございます」
「私もさっき、同田貫さんに廊下で会いまして、審神者殿が荒れているからどうにかしておいてくれと。さあ、存分に私の腹毛を撫で回してください! 」
「わたくしとお供殿は顎の両脇下がポイントでございます」
「…ブラシもあるよ」
「鳴狐もこう申しております! ささ、わたくし共の毛並みを存分にご堪能あれ! 」
「なんかお茶飲むんだって? お、管理人さん顔が疲れてるな。鵺撫でるか? 」
「ねえねえ何が始まるの」
「祭りか? 」
「ほれ姐御、どら焼きでも食ってろ。って、結構集まったな」
「ひどいですぞ、もふもふしたメンバーが必要だとなったら、真っ先に声をかけるべきはこの小狐でしょうに! ドイヒーですぞ! 」
「俺はモーパイを観ると聞いて来た。星宮ちゃんは孫のようで、いつ見ても実にかわいらしいものだからなあ」
なんかでかいのまで来たんですが。
「でかいの、ではなくちゃわゆい小狐ですぅー! さあ、思うさま小狐のもふもふ具合をお楽しみくだされ! 最近シャンプーを燭台切から教えてもらったサロン仕様のものに変えたので、香りも手触りもいいですぞ! 」
「おい姐さん、あんた短刀と小動物に取り囲まれて、子供体温と動物体温で茹ってきてないか」
実はちょっとキてる。でもこれがシヤワセ。
見て。小夜ちゃんが寛ぎのあまり寝ちゃった。かわいいなあ…。
あ、ねえいち兄はモーパイだと誰派?
「私はミーサ殿が」
ブレねえな。
「やはり女人は、謎を秘めた大人の魅力があると最高ですな」
「わん」
「わう」
「頭がもふもふを御所望と聞いて」
「管理人さんは犬派だって聞いて」
いつの間にうちはムツゴロウ王国に? 下宿屋なのになあ。
「いや下宿屋じゃなくて本丸だからね」
「君はいい加減認識を改めたまえよ。…って、おや、お小夜がすっかり寝入ってしまったね。かわいらしい寝顔だなあ。ああ、部屋へは僕が連れて戻ろう。任せておくれ」
あらら。短刀ちゃんはぼちぼちみんなおねむかな。10話まで観たらなんか和んだので、今日はもう寝ようか。明日仕事だし。
「そんな。腹が減って俺はもう」
「しっかりしろ国! 」
「すまない伽羅、空腹のあまりいきなりめまいが」
「正直俺もひもじい。きのう買ったチョコマーブルのデニッシュ食パンが2斤ある、あれを食おう。食うなら今を置いて他にないぞ」
夕飯あれだけ食ってたまだ食うか。
「何を言ってるんだ。デニッシュは軽いお菓子だろう」
「本当にあんたはどうかしている、デニッシュは主食じゃない、菓子だ」
「伽羅ちゃん、夜中なんだからお腹はち切れるまで食べちゃダメだよ」
よし、やっと解散したか。
「管理人さんや、モーパイは当然明日以降もまだ観るのだろう」
うん、まあ全話観とかないとねえ。
「あいわかった。明日を楽しみにしているぞ」
…相談役、全話どころか劇場版まで観るつもりだな。まあいいけどさ。
明日は仕事なので、ここのところ疲れてたからモーパイはちょうどいいかも。いや、このアニメ観るとなんか元気になるのよ。これと、あとGレコね。Gレコは終盤、メガファウナのメインクルー全員揃ったところでアイーダさんが「カーヒル大尉のことは事故でした。ベルはもう忘れなさい」って宣言するところで必ず泣くよな。だってあれは、クルー全員じゃなくてベルリ君に聞かせるために言ってるし、あれがなかったらあの子は死ぬまで、お姉ちゃんの女の幸せを台無しにしたって罪の意識から「お姉ちゃんの幸せ探し」を続けてただろうからね。あのひと言で、彼は自分がやりたいことをできるようになったんですよ。
だがとりあえず、まだ今はモーパイだ。
明日は帰ったらまたやることもあるからね。今日はもう寝ます。
ここのところ疲れ気味だったからね、何もしてないけど、制服のズボン直して、あとアイスティーも作った。明日やることはこれでちょっと減ってる。
また9時出勤なので7時前には起きるぞ。