ゆうべのこのブログという名の雑文で「デジタル一眼レフ買う」とか言っていましたが、仕事帰りに電器屋でパンフだけもらってきまして、寝る前にでもイロイロ型落ちの中古と見比べて、値段なども調べながら、入手に向けてダラダラと、這い寄る混沌よろしく匍匐前進で。とか考えていたとお思いください。
夕飯食べながら、親父にデジタル一眼レフがどんなもんなのかと訊いてみた訳です。安いとまるでダメなお写真略してマダオになるのか。最新型と中古の違いがどの程度なのか。
親父「どのくらいのサイズの写真焼きたいのかで必要な画素数が変わるぞ」
アタイほとんど、いや、まず焼かないからな。ツイッターかインスタに載せるくらいだから、その辺はもう「きれいに見えればそれでいい」感じな。
雑種犬「旅行行った先で遠くのもの撮るときと接写したいときに困るんじゃ」
親父「お前の言っとることがさっぱり解らん」
雑種犬「遠くのものを拡大して撮りたい」
何てやり取りの中で、この間内藤泰弘先生が「50ミリのレンズでとにかく写真を撮りまくって画角の感覚をものにした」とツイートしていらしたことなど話すと親父曰く「そりゃ基本だ」内藤先生が取られた手法は、絵描きでいうならまず死ぬ程デッサン、と同じくらい基礎の基礎みたいです。
で、私が夕飯をひと頻り鬼ムシャして腹がふくれて落ち着いたところで、気がつくと親父が自分の部屋で何か探している。何やっとんじゃと覗いてみると、カメラ用の棚開けてデジタル一眼出して「買うくらいならこれ使えムスメ」。
TAMRONの200ミリまで対応のレンズつけたペンタックスK−xが新カメラとして来ましたよ。
ダラダラだけど貯金しようと考えたんだけどね。Amazonだと2万ぐらいから中古が出てるし。
アタイの計画では、資金貯めながらどんなもんなのかまず情報を集めて吟味して、そこそこ貯まったら中古で1台買って使い方に慣れて、もう少しいいものを買うか考える、くらいのユルめなペースだったんだけどね。それこそソビエト式5ヶ年計画くらいのスパン。
秒速じゃん。瞬殺じゃん。
スレッガー・ロウばりの速さですよ。
一銭も出さず瞬時にこの展開、俺明日辺り死ぬかもよ。フラグだろコレ。なあフラグだろ。
どこにしまっとけばいいんだよ。
とりあえず、棚のお茶菓子を領置してる部分を整理して、カメラ用に場所を確保して、今度の休みは部屋を少し片付けないとな。茶道具とカメラで一段ずつか。あとでカメラの保管について調べないと。ああメンドクセ。
しかし、3人姉弟で親の趣味・嗜好を一番引き継いでるの俺じゃねえのかと。親父のクラシック音楽好きと写真撮影、マミーの能狂言好きと、どれもどっぷりとまではいかないけど、ムーコきらいじゃない(「きらいじゃない」はムーコにかかる枕詞)。姉も弟も、さほど興味がないみたいで、結局独りもんで万事テキトーな私が、姉弟で一番道楽もんの属性が強かったというオチ。
今度の休みは、部屋をきれいにしてスポーツジムに行って、カメラ持って出かけるか。
50ミリの画角を体に叩き込もう。