雑種犬肉球日記

雑種犬が書いたブログ。

トキオは俺には広過ぎる

恥ずかしながら帰ってまいりました。(若者には通じないネタ)

今回は2泊で京都へ行きましたよ。

「古いもんがいっぱいある」「食べ物ちょうおいしい」「街のスケールが自分の行動のスケールにガッツリ合っている」という理由から、年に2度は足を運んでいますが、今回ふと思ったのは、時間の流れ方が独特なのかな、と。

コーヒーや紅茶のカップに、砂糖やミルクを入れてかき混ぜるように、こう、今現在この瞬間がコーヒーとすれば、砂糖やミルクのように一千年前、五百年前、百年前の時間軸の名残が、同時にしっかりと残っていて、見よう感じようと思って感覚を働かせればすぐにそれと判るような、でもどれか一つが突出して他を消すことはなくて、ミルクコーヒーならミルクコーヒーという総体として把握できる、そんな時間の流れ方。訳がわからない表現で非常に心苦しいですが、他にうまいこと言いあらわすやり方が浮かばない…。

祇園の路地をちょっと入るとショコラを売るお店があったり、文房具を買いに鳩居堂に入ると、香道・茶道のお道具も売っている関連で、風炉や香炉用の灰を扱っていたり、かと思うと洒落たイタリアンや中華、フレンチのレストランがあったり。古いもの新しいもの、洋の東西を問わず、まず触れて、いいところがあればどんどん取り込み学ぶ。何で何百年も都としてあり続けることができたのか、何となくわかります。未知のものに対する攻守のバランスが見事に取れているんですね。

個人的には東京よりはるかに刺激的で楽しい街です。

電車やバスに乗っていても、音楽プレーヤーの出番がまったくありません。

ところが新幹線が東京駅について降りた途端、もうイヤホンつけて大音量で音楽を聴かないとやってられない。どこかしらギスギスしていて、どうにも落ち着かないんですよ。

何よりでっかい違いは、歩いてる人がちっとも楽しそうじゃない。

そのせいなのかはわからないけど、年に2度、何日かしかいないのに、京都駅の新幹線ホームに降りると「帰って来た」とか思ってしまうし、本当なら帰って来たはずの東京については「ああまた明日から仕事かよ」と出稼ぎ感覚になってしまってます。

困ったもんだ。

 

明日は仕事に出ないといけないので、旅行中の写真は明日以降にぼちぼちのせていきます。

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今回、自分で使ったりおやつにしたりするための買い物。デジイチのレンズ拭き用に眼鏡拭き、チョコレート、仕事中や花粉症対策に幽霊子育て飴とミントの京飴、がまぐちポーチ、香炉用の灰。

香炉は小さいのを持ってはいるけど、なかなか使うことがなくて空のまましまっていましたが、これで少しは活用できそうです。人間、ゆとりだとか息抜きだとかは大事ですよ。人生なんて息抜きの合間にやる程度でいいんだ。

さて、今日は疲れてるからもう寝よう。

日曜審神者の端くれとして、次回は粟田神社石切神社に行かないと。