雑種犬肉球日記

雑種犬が書いたブログ。

夢とうつつの間の風景を再現したようなその箱

昨日花が咲き始めた羽衣ジャスミンは、今朝には花の数が増えていました。香りが強いから服にも染みついているみたいです。半月くらいはこのまま花を楽しめるとイイんだけど。

 

今日も出かけずに過ごしていましたが、ホント、みんな家で日曜を過ごす人って、どうしてるのかなと思います。何もしないで一日終わっちゃうんだもの。鉢植えをいじるには時期が早いし、朝から隣の部屋でお子様のピアノの練習とか始まって落ち着かないし、どうしたもんか。

やることがないと、読書してお茶飲んでひたすら喰ってるだけで一日終わるんですよね。

何か考えないと。

 

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そうそう。春になって、モコモコに着ぶくれなくても軽装で歩けるぐらいあったかくなったら、ここに行ってみたいんですよ。

もう好きなもんしかなさそうな、博物館的な数寄者的な、たぶん私、ココ行ったらめっさくつろげる予感しかしない。自分の好きなように部屋をいじれるなら、この路線か中華風で作りたいくらい好き。

ジョゼフ・コーネル大好きだし。

誰それ、という方、ちょっとググって、是非コーネルの作品を、画像ででもいいので、一度ご覧になってみてください。作品一つ一つにちゃんと独自の物語や世界、宇宙を感じさせてくれる芸術家です。

オブジェ作家で、箱の中にコラージュ写真や小物を配置した作風で、という説明程度では何も言い表せない。お願い。写真でも画像でも、まず見て。そして作品名も注目。実にロマンチックな名前がつけられています。そうね、作品自体がまず、眼に映る世界の美しい一瞬を、コラージュや小物でもってつなぎとめて再現しているかのような、一度も見たことがないのに、自分の中に確かに存在する風景を構築しているような。って言葉にすると、どんどん逃げていく。言葉とはおよそ対極にある作品なの。ギャグの説明をするのが至難のワザなのと同じぐらい、コーネル作品の説明は難度高いの。

いつか金持ちになれたら「クレオ・ド・メロード嬢のエジプト 博物史入門」や「貿易風 第2番」が似合いそうな家に住みたい。