いかん。
今日はすげえ喫茶店にぶち当たった。
あまりにアレなので、ここに書きますわ。
疲れてるところで、うっかりビミョーなところに入ってしまった。
5時過ぎに仕事終わって、その足で久々にマフィン食べようと思って店に行ったら、いつの間にかマフィン屋がワンタン屋に変わってました。万物流転の無常を感じつつ、落ち着いてお茶しばける店を探していましてね。
白十字は5時までで喫茶スペース終わってるので、すぐそばの喫茶店に、物は試しで入ってみたんですね。
初めて入った店です。
入り口の辺りの張り紙から、ややふしぎい感じはありました。でもこの時間に、そうそう静かな店なんて見つからないだろうし、スタバァはガチャガチャしてる癖に高いしな、と思って入ったんですよ。
店の造り自体は、落ち着いていました。
どうもギャラリーを兼ねた喫茶店らしくて、まあそれはいいんですよ。
ただ、そこに置かれてるものがね。
私の座ったテーブルの向かいに「海」「風」ってタイトルのついた額縁が下げられていました。値札が15万近くしてます。
額縁の中には、言われてみれば海って読めなくもない、ぐらいの、カッスカスにかすれて墨汁なんてろくについてないだろう筆で書いた書が…書? いや書だよな。まあ書が掛かってました。風の方も推して知るべし。
ちゃんと書道の先生が書いたんだろうけど、うん、ごめん俺そのショドーには15万は出せないわ。
メニュー開いてみたら、まず紅茶がない。で、ほうじ茶に緑茶、マコモ茶とかあって、めっさオーガニックに傾いてます。
とりあえず腹の中から体温上げたかったので、ぜんざい頼みました。
ぜんざいはおいしかったです。
しかしオーガニックに傾いてるせいか、ぜんざいについてたほうじ茶が、なんかハーブティーみたいな香りがする。あと口当たりもミョーにすっきりして、たぶんハーブブレンドしてるな。
店内の音楽も、ヒーリング系? っていうのか? シンセサイザーのキュピーンとか宇宙の音が入ってないだけの、ソフトタッチなヒーリング系。
会計のときにぐるっと店内を見たら、カラーセラピーに使うカラーボトル並んでた…。
なんか、オーガニック通り越してスピリチュアル入ってる店だった…。
いや、別にいいんですよ。
「体にいいもの」っていうのはいいことだと思うし、それをメニューにするのも構わないの。
ただ、サラッとフツーにやっていただきたい。ギトギト主張するのはちょっといただけないと思うのね。お客から訊かれたときに「実はこういうものを使ってます」と答える方がスマート。
店主のそういう思想とかは、何度も通って付き合いができたときにそれとなく訊くから。
ぜんざいはうまかったけど、そこがちょっとね。実にもったいないことになってる。
道理で空いてると思ったよ。他に客いなかったもの。後から常連が1人入ってきたけど、あのスピリチュアル要素は明らかに、かつ自覚なしに客をふるいにかけてる。もう入り口の張り紙が既にスピリチュアルで、メール打ったり新人バイトのおんなのこに仕事のカンペ作ってあげたりしなくちゃいけなかったのがなければ、まず入らなかったもの。とりあえず座ってお茶しばいて、やることやりたかったの。
いやあ、久々にすげえもん見た。小綺麗なのにアクの強さがほのかに漂ってた。
まあ、これでどんな場所か判ったので、もうあそこには行かない。
やっぱり俺には白十字と聖地・立川の花屋が合ってる。
とりあえずやらないといけないことは片付いたのでよしとしよう。うん。