雑種犬肉球日記

雑種犬が書いたブログ。

映画はテレビで観るとCMで細切れにされるから動画配信派

スポーツジム行こうと思ったら、祝日で休みなのを忘れていました。

昨日の体調が今ひとつだったのもあって、結局外に出ずに、ダラダラとスマホゲーして動画配信で映画観てました。

「エンダーのゲーム」は、あーなるほどねそーゆー話ねー。ハリウッド映画は、公開当時のアメリカの世相を考えて観ると、何でこのタイミングでコレをやるのかがよく解るんだけど、コレは昇級試験の直後の、ハリソン・フォードとの会話を観せるのが目的だったか。ある種の皮肉ではあるよね。

終盤のアレは、観客へのエクスキューズというか世界への弁解というか、そんな感じのものではある。

もう一本「ルーシー」はスカーレット・ヨハンソンが主役だしってんで何となく観たけど、うん、まあ言わんとすることは解った。ヒロインがああなるのには、あのきっかけはそう悪くないと思う。ただ、ヒロインの得た異能がテーマなんだから、もう少し中盤でしっかり観せてほしかった。押井監督のブロマガインタビューでの「サイボーグ009」フランソワーズについてのお話じゃないけど、言ってみれば人間エシュロンになっちゃった訳で、そのヒロインの目に世界がどう映ってるのかですよね。一緒にドライブしてる刑事とは、同じものを見ててもまるで違う見え方になってるはずなんだし。その辺を、ただ携帯電話やPCの通信電波が見えるとか、看板の外国語を理解できるとかだけで見せておしまい、はもったいない。脳は電気信号で動いてるから電波に干渉する能力は納得できるし、自分の体を変化させることは内側からの干渉ってことで納得なんだけど、終盤のあのメタモルフォースは、あれどんな原理で自分の体を変化させたの。取り込んだPCその他から無機物の構成を読み取って、自分の体を変えたって解釈でいいの。あと生命や宇宙の始まりにまで遡ったあれは、どこからあの記憶を引っ張ってきたの。阿頼耶識とかアカシックレコードとか、そういうところからなんですか。個人的にはあのコリアンマフィアのおっさんは、両手串刺しにされたあの場で退場させた方が、その辺掘り下げる尺ができただろうと思うんだけどどうでせうか。だって終盤のヤクザ、全然物語に絡む要素としての機能果たしてなかったよね。おクチュリ腹から出したところで暴れて、ヒロイン追いかけて行った先で暴れて、でもそれがお話の本筋には全く無関係。バイオレンスがやりたいのか、脳の話をしたかったのか。セクシーなのキュートなのどっちが好きなの。

なんかダメ出しばっかりでアレだけど、スカーレットはよかった。後々素子さんにキャスティングされたのも納得。

 

さて、風呂から出たら今度は「スターリングラード」を観ようか。とか言いながら「おそ松さん」観たりする可能性も否定できないけど、とりあえずは銃撃戦を観るつもりでいこう。