昨日のあの暑さは何だったんですかね。
午後から雨だし。
帰りがけに生っぽい和菓子を鬼ムシャしたくてしゃーなく、駅のそばの和菓子屋のあわ大福を買ってきました。
あわ大福うめえ。
今は大福ムシャりながら「戦闘妖精雪風」観てますが、そうだよ俺が待ってたのは、こういう息詰まる空中戦と爆破とスリリングな陰謀渦巻く権謀術数なんだよ!
主人公の声を堺雅人があててるって、今こうして観てるとファビュラスだな。
あとメインスタッフに、海老川兼武さんとかI.Gの竹内敦志さんとか山下いくとさんとか参加されてて、いい目の正月。
神林長平先生の原作の持つパワに負けてない。
全体的にストイックな、ソリッドな作品ですね。
今日は近所での撮れ高。
木の幹に苔。
雨に濡れる花。やっぱりピーカン不許可は真理だ。
「雪風」やばい。
SFポリティカルアクションなんて枠に収まりきらないスケールのでかさ。人間とモノ、ヒトとの違いや尊厳が何に根ざしているのか、自分は何者なのかという切実な問い、まったくの「他者」に出逢ったときに人間はどんな選択をするのかという考察。
主人公の零が、繊細でナイーブ、それ故に怜悧で他人を寄せ付けなくて、ひどく危なっかしい子で、とにかく目が離せない。この子は無事に大人になれるぐらい生き残れるのだろうか。戦闘スキルはすごいけど、人間として、メンタルな部分で危うさを感じてしまうんですよ。たぶん、ハタチ前後くらいなんだろうけど、少年兵でも見ているような痛々しさ。戦うこととそのための武器がアイデンティティになっている。
いかん。原作も読まねば。アニメから入るポロロッカ現象とか、もう気にしてられるか。逆流といわば言え。すごいもんはすごいの。「誰の子供でもない」もすごかったけど、上林先生の得意中の得意、ゴリッゴリのハードSFにがっぷり四つで取り組まねば。
えっ待って雪風、この子どうなっちゃうの。ちゃんと帰って来られるの。頼むぜ零を独りにするなよ。
このひとりと一機の戦いを、きちんと見届けてやろう。この子らは大丈夫。後悔しない道を選ぶことができるはず。
さあ明日も仕事だ。帰りにはフランス決勝観戦の買い出ししなくては。
やっぱりねえ、よその星からこんにちはは、人類には早過ぎたおともだちなんだよ。