雑種犬肉球日記

雑種犬が書いたブログ。

そして国も世界も問わずいぬはかわいいのでもふりたい

連休前半のほぼ半日をブチ込んで、2個残ってた懐中しるこの1個を食いながら「ゲーム・オブ・スローンズ」観てしまいました。まだ第一章の途中までだけどな!

いやすげえ。なんでえねっちけは「精霊の守り人」実写版をこのレベルに追いつけ追い越せの姿勢を取らなかったのか。そんなことでは私のマイベスト「守り人」は神山版アニメのままだぞ。

もう初手から圧倒的。確信犯的に思う存分やらかすと宣言してます。血はドバドバ出るしおネエちゃんはポンポン脱ぐしやりまくりだし、権謀術数・謀略ワサワサ、恨み辛み嫉みが動く基になってるキャラクターが石投げれば当たるぐらいいるし、闇討ち暗殺お手の物なわけですよ(©️堀川国広

主人公的なスタークさんちは、あの世界の中では割とドラマを観ている我々の世界の一般家庭に近い感覚の、まあ婚外子な兄ちゃんとか、訳ありで預かってる他所さんのうちからきた兄やとかいますが、それはそれでうまく付き合ってホカホカ家族の部類ではあるんだけど、お父ちゃんがいい人なんだけどクッソ真面目なおかげで、買わんでもいい恨みをいくらか買ってたりして、そういうのが絶妙に重なってたり引っかかったりして家族総員ドチンピに! なんやかやでここまで波風なく来てたのって実はいいうちのお嬢さんだった母ちゃんの、ぶっとい実家のコネのおかげなんじゃないのか!

一方で海の向こうでは、国を追われた王子王女の兄妹が巻き返しを図る、ものの、坊ちゃん育ちの兄貴はいい加減邪魔になって消され、最初は兄貴に強いられて政略結婚のお道具でしかなかった妹が、生き残るために旦那をおんなの武器でたらし込み、体ひとつで世界に戦いを挑み始めたところです。

で、そういうのが、いや面白いし気になる、ドチャクソ気になるんだけど、個人的にはこっちも気になるのが、スターク家の腹違いの息子・スノウ君。なんかあからさまに、苦労性で報われない不憫アトモスフィア濃厚。たぶん子供の頃からずっと家にはいづらくて、だから行ったら帰れねーぞとか一生家庭も持てないとか言われても、国防の要・北壁に志願兵して行っちゃう。シュッとしてて生まれ育ちが不憫なせいか、絶対もてそうなんだけどねえ。でもたぶん、おんな絡みだといざってときに、押せばいいのにスッと引いちゃって、モノにできるチャンスを全部逃がしそう。で、「いい人」で終わりそう。

そんな中、ひとりひたすら生臭く生き意地汚く、自分の才覚と知識だけで世の中渡って行かざるを得ないティリオン。こいつの立ち回りかたは見事としか言えない。キラッキラのエリートの中を、何も持たない凡人が、死にたいとは思わない以上生き抜いて行かなくちゃいけない苦労を背負っているがゆえに、ときにずる賢く、ときには下半身付随になって立てなくなった子供に生きる希望となる道具の設計図を贈り、トリックスターの役回りを果たしています。

いやもう、すごいのひと言に尽きるよね。

人間が生きるということの本質を捉えて精錬して、物語のかたちに鍛え上げて見せられている、そんな気分。

ちなみに私、スノウ君もいいけど一番のご贔屓はブラン君です。子供かわいい。しかもいぬ派。いぬブリーダーですからね。うん、まあスタークさんちの子供全員いぬブリーダーですが。そうそうスノウ君は本人がシュッとしてるだけでなく、いぬも白い毛に赤い目の美人さんで、主従ともにグッドルッキングですね。でもブラン君のわんこも、ご主人が寝てるとベッドの上ですぐそばに控えて護衛してる賢いわんこなんだよなあ。

いぬはいいぞ。

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最高。


まあね、そんな感じで結構ガッチリ観てたんですが、棚の上もちゃんと片付けましたよ。いらない物をまとめて、ゴミは捨てて、あとは21インチモニタのバリュースターが入る箱をどこかでもらって来ればすげえすっきりする。コレが片付いたら、空いた場所に小ぶりなグラスか瓶でも置いて水耕栽培的に植物でも置こうかと思ってます。今ちょうど羽衣ジャスミンの枝先をペットボトルに挿してるので、それをそのまま持ってきてもいいな。早いところどうにかせねば。

明日も休みなので、今日みたいに昼近くまでだらけないようにしようとは思うけど、まあそこそこゆっくりしておこう。茉莉花茶買ってきたから越南珈琲ホットをやるんだ。

 

最後にひと言。

現実だろうとファンタジーものドラマだろうと、家庭内で実は一番強いのは母ちゃん。国も世界も問わず母ちゃんが最強。