雑種犬肉球日記

雑種犬が書いたブログ。

人間は同じもんを見てもまるで違う捉え方をするふしぎいもの

さあ明日から仕事だよ!

ということで、今日は何もしてません。ひたすらだらけてました。

尼損プライムで映画観て雑文書いて、お茶飲んでたのみ。

何を観てたか、詳しくは名画座でどうぞ。

しかし、雑文アップした途端に閲覧数が恐怖しか感じない伸び方なんですが、いかにファンに愛されているかが如実にあらわれていますね。シンプルだし快感原則に忠実なものではあるけど、何度でも観られる作品だから、そういうところが愛される所以なんだろうな。

 

いやあ、映画を立て続けに2本も観ると、ちょっと頭があほになりますね。

現実に戻らねば。

 

夏でオーボンですね。それを考えると、この前「ニルヤの島」を読んだのは、実にタイムリーだったのかもしれない。

あれは読んでいて、終盤に補陀落渡海を思い出しました。

明るくポジティブな、積極的な、まあ、今の我々の価値観でいうと自殺になっちゃうけど、そういうもの。

きのうマミーとテレビ見てたら、古知谷のお寺に即身仏があるとかで、あれもいうたら補陀落渡海と同質のものですよね。

すげえ前向きに、自分が仏様に積極的に接近することで、後に残されたものに希望を与えたいという動機で、あれを目指すわけで、穏やかで自分の中だけで完結する狂信めいた信念だから周囲に害はないけど、五穀断ち十穀断ちとか、それを自発的に当たり前にやるというのがね、そのパワは実は恐ろしいもんを秘めていますよ。

即身仏は、かろうとの中から鈴の音がしなくなったら達成。

補陀落渡海は、外から出入り口塞いだ船を流してお見送り。

それができる、精神的な貫通力を思うと凄まじいものがあるな。

 

なんてことを思いながら、コーネルの箱を観る。

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コーネルの凄まじいところは、観光土産の菓子箱ぐらいのサイズに世界を圧縮してしまったところで、一体コーネルの目に世界はどう映っていたんだろう。こんな偉業を成し遂げる人の目は、どんなものだったんだろう。

補陀落渡海や即身仏目指す人に世界はどう見えたのか。

そういうことを理解できるには、私の目は濁りすぎている。

 

だが仕方ない。俺は俗世で生きているんだ。

明日から仕事だし。日曜夜にはF1あるし。

映画もまだまだ観たいし、積みゲーもクリアしたい。読みたい本だってある。何より審神者業が忙しい。行きたい場所も、会いに行きたい刀剣も、体一つしかないのにモリモリあるんだ。

まあね、あんまり悟ったようなことになっちゃって、なんの執着もないってのは、それはそれで人間を卒業しかかってるということで、まだ死ぬには遠いかもしれないのにそんな境地に行っちゃうのは、あまり感心できない、ような気がするので、今ぐらいの執着具合がちょうどいいのかも。

まだまだいくぜ。のほほんな近侍と的確に突っ込んでくれる近侍補佐、そして驚きを求める参謀には鶴丸プロを迎えて、だらけたり必死になったり、新たな発見を求めていくぞ。

濁ったりグルグルしたりする目だが、そんな目にもたぶん何かしらは映って残るだろう。

 

よし、今日はパワのあるドシっとした映画を続けて観ちゃったので、フートン出してもう寝るか。

 

それにしても、あの映画を観た感想、ガチのファンの方にはどう映っただろう。あれだけ愛されてると、失礼なことを言っちまってないかが心配。いや、そんなに愛されてるのに失礼があったらいかんとね。「多くの人に支持されている」という事実に敬意を持っている以上、デリカシーのないことを言っちまってたらごめんなさい。とね、思うんですよ。まあ、これは他の作品についてもそうだけど。

もし何かあったら遠慮なく言ってください。粉砕バットで腹を切る支度をせねば。

あ、腹切るって言ったら、セプク過激派の厚っ君と薬研がアップを始めた。

「大将の切腹は俺で」のあっ君と、「大将は腹なんか切らずに俺と討死するんだ」の薬研。

空気が不穏になりかねないので、今日はもう寝ます。

明日も生きるぞい。