2連勤終了。また明日あさって休みでございます。
しかも、今日はやっぱり仕事が暇で早上がり。
このご時世なので辞めないけど、何がしか小遣い稼ぎを考えないとなあ。
なんてぼやきはどうでもいい。
きのうの時点では「明日あたり来るのかしら」とか言っていた大千鳥君ですが、あれから小一時間で来ました。おらが下宿屋本丸に。
とりあえず連隊戦期間終わったら宴な。
今朝は冷え込んでおりましたが、駅前の玉川上水にまた来るようになりました。こいつ。
ここ数年、毎年来る白鷺。
実物をそこそこの近距離で見ると結構でかいです。
どうやらここを餌場と定めたようですが、こいつ1羽で終わっちゃうのだろうか。てゆうかこういう鳥って、どんな風にテリトリー決めてるの。
今日はね、昼の休憩なしで早上がりだったのでね、うちに帰って遅い昼飯だったんですよ。
弁当のシャケをほぐし、岩下の新生姜を刻み、付け合わせにトマトとほうれん草が入ってたのでそれも合わせて、
飯を卵かけごはんにして、この段階で中華だしと塩で味を決めて、
卵ごはんを炒めて、
飯がパラッとしたら具をぶち込み、
火を止めてからごま油とトマト、ほうれん草を合わせて、
今日の炒飯。
だしは効いてるけど混沌の味がしてなかなかオツでした。
「ああそうか! やっとわかったよ」
いきなりどうしたの歌仙さん。
「君、以前から事あるごとに炒飯ばかり作っては大量に食べていたけど、今わかったよ。君はそういう習性があるんだ」
習性?
「うん。君は白いごはんが残っていると、炒めずにはいられないんだ。やっとわかったよ」
いやそんな清々しい顔で納得されましても。
「同田貫や御手杵もそうだろう。あのふたり、昼どきに僕や燭台切が忙しくて手が回らずにいると、冷やごはんを炒めて子供たちに食べさせるのがね、すごく助かってるんだけど、なんでいつも炒飯なんだろうとは思ってたんだ。そうか君の影響だったか。そういえば彼らの作り方と君のはよく似てるよ」
まじか。別に教えてないんだけどね。
「あとねえ、君、作り終わると食べる前に鍋や包丁を洗うだろう。あれはどうなんだろう。いや、すぐに洗うのはいいことだとは思うよ。ただ、せっかく作ったものが、その間に冷めてしまうだろう。いいのかい」
いや、だってあとから片付けるのめんどくさいし。あと皿を下げたときに流しの中が洗い物ですでにいっぱいとか興醒めだし。
「あー、歌仙君もやっぱり気になってた? 僕も実はそれ、気にはなってたんだ」
あらみっちゃん。やだ台所の神様が揃った!
「まあねえ、君の言わんとすることもわからないでもないけれどね」
「そういえば管理人さん、昔寿司屋さんでバイトしてたんだよね。その頃の習慣なのかな? 」
まあそうです。いまだに酒の席で、皿だのグラスだの、空くとまとめて片付けちゃうヘキがある。
「酒の席っていうか、君、この前のクリスマス会や忘新年会でもやってたからね」
「そうそう、管理人さん、お皿洗いながら歌うよね」
「ああ、この前はいきなりインターナショナルを鼻歌で始めたもんだから、食後のお茶を取りに来たお小夜がびっくりしていたよ。しかもそれに続いて『la Mar』って、君、本当にあの映画大好きだねえ」
いいじゃねえかよ「裏切りのサーカス」。トムハがかわいかったんじゃい。
「まあね、あの抑制の美学は僕も嫌いではない」
おお同志! わかってくれるか歌仙さん!
「あ、そうなんだ。この前僕が一緒に後片付けしたときには『月光蝶』から『Gの閃光』に行ってたよね」
「相変わらずめちゃくちゃな嗜好だなあ」
うるさいのう。で、お二方揃って、どんな用があるのかな。
「いや、さっき御母堂様が『部屋が寒いなら暖房をつけなさい』っておっしゃっていたから」
「どうしたかと思って様子を見に来ただけだよ」
仲いいよね君ら。まあね、明日雪降りとか言ってるからまあ寒いといえば寒いけどね。もう疲れたから寝るわ。フートン出すから。
「じゃあまあ、あまり遅くならないうちに寝るんだよ」
「もし眠れないようなら、謙信君にお泊まりを頼もうか? 」
アッハイお構いなく長船の祖アリガタウゴザイマス。
実際謙信君が来ると、君ら寂しいからみんな管理人さんのところに来ちゃうでしょ。揃いも揃って長身の野郎ばかりが。管理人さんのお部屋は、管理人さんとお子様1名が寝ていっぱいなんだから入りきらないの。まあフートンは毛布も出して完全に真冬装備になってるから大丈夫ですから。
寝起きで添い寝とかされてるのに気がついてドッキリ、とかは下宿屋本丸ではありません。せいぜい「部屋狭いから大人サイズは邪魔」がいいところ。短刀みんなと管理人さんでお泊まり会は、広間でやってるからね。
明日はまじで天気悪いみたいですね。今日のうちに茶菓子を買い置きしておいてよかった。
明日はまた室内で、何かしらやろうと思います。
ねむみで目がゴロゴロしてきたので寝ます。また明日。