仕事してきた。そして明日も仕事だ。
今の職場に入るようになって、1日が終わるの早いな。
いや、正確にいうと、駅ビルの中で窓がないから、外の様子がわからないぶん時間の過ぎるペースがつかめない。気がつくと1時間2時間経ってる感じ。ただしほぼ棒立ちだから、その立ってる時間ぶん疲れてはいる。
そうだ、ぼちぼち来月までの薬もらわないといかんのだった。
スギとヒノキ両方にアレルギーあると難儀だよなあ。まあね、このご時世、万年マスクで問題ないからまだいいけど。おととしまでは5月に入ってもマスクつけてると、ちょっと気まずかったもんなあ。
今日もイロイロあるにはあったけど、結局はレジに誤差も出さずに終了。
ただし、明日は開店してから小一時間、私ひとりでレジに入ることに。
やっと昼番の採用決まって、明日入館研修だそうです。
ギッスギスの馬糞みたいなやつでなければいいなあ。
「姐さん、罵倒の言葉のセンスがだいぶロシアンだよな」
「聞いた話じゃ、ロシア語ってのは罵倒の語彙が他の言葉より多いそうじゃないか」
「ここで茶を飲んでいると、管理人さんはしょっちゅう遡行軍をバーブニクだのイノプラネートニクだのドゥラークだの言っているが、ロシア語だとなかなか凄みが出るな。あっはっは」
「姐御、別に外国語で言えば行儀の悪さが相殺されるわけじゃねえからな」
「管理人さん、あと何かっていうと『メルド』とかいうのよくないと思いますよ」
「罵倒語といえば大将、政府の役人から何か言われると、通信切った途端にでかい声で『官方白痴』とか言い出すのはやめた方がいいぞ。秋田と五虎退に意味を訊かれて、さすがに俺もちょっと教えてやれなかったからな」
え…やだ秋田君と五虎ちゃん…? わかった気をつける…。
なんかもう、近侍と相談役と参謀・副参謀に薬剤師と、総員からのダメ出しを喰らいましたが、まあいいさどうにかなる。
「だからってこういう暗喩もやめろよ姐御」
え。拷問と書いてインタビューでしょ。違うの。
「あとな、君ときどき言うけど『腹召す器にあらず、首だけ置いていく器ぞ』ってのもなあ」
じゃあどんなのがいいのさ鶴さん的には。
「そりゃあ、おなごらしくといったら、厠に立つときに『お花を摘みに参りますわ』とか、なあ? あるだろそういうのが! おなごに特有の、なんかそういうのが! 」
ふーん。で、あったとして、いきなり私がそういう言い回しをするようになったら、お前らどうだ。戦果報告とか便所つまっちゃったとか、そういう報告しやすいか?
「…うーん」
「それは」
「ちょっとねえ」
「はっはっは」
「調子が狂うな」
「ケツがかゆくならぁな」
だろー? 一太刀で大将首がすっ飛んだとか、そういう話しづらいだろ?
「しづらい」
「串刺しでお土産にしたとか見せづらいよなあ」
「やっぱり今のままの大将が一番付き合いやすいな」
「そのままの君でいてくれ」
なんだろうこの釈然としない感じ。まあ、何も変えなくていいのは楽っちゃ楽。
「お茶が入ったよ。何だかゴチャゴチャ話してたみたいだけど」
あ、歌仙さん。
「まあ、いいんじゃないのかい。そりゃあ、僕も君の口の悪さは、どうにかならないものかとは思うけれどね、だからって君の気性を変えてどうこうとは思わないよ」
あら。意外。
「君はこうだけど、子供たちにはやさしいからね。お小夜のこともよく見てくれているだろう。ここで友達もできたようだし、お小夜があんな風に心穏やかに過ごせているなら、いい環境を作れているということさ。それに君は和泉が何か騒ぎを起こしても、叱りはしてもあの子を否定せずにいてくれるからね。そこは買っているんだ。いささか雅さには欠けるけれど、総合的に見れば、そう悪い主ではないと思うよ」
ああ、…うん、アッハイそうですね…。アリガタウゴザイマス…。
短刀キャンプ会、来月辺りまたやろうと思うので、歌仙さんも引率お願いします…。
さて、明日あと1日仕事すると休みなのドゥフフ。
早めに起きて耳鼻科に行くかな。花粉症の薬出してもらって、あとはまた散歩しようかしら。いやほら、運動せい歩けって健診で言われちゃってるから。デジイチ持ってると歩くのが苦にならない病に犯されてるので、どうせならデジイチ持って出ようかしら。
だがまずは仕事だ。
今日もほどほどで寝ます。薬研に薬をねじ込まれる前に自主的に服用するぞ。