ゆうべは2時近くまで眠れませんでした。
目が覚めたのは10時前。
もう開き直った。ねむみが来てから寝よう。
今日は昼過ぎから「今ちゃんの実は…」観ながら打鍵。
おかんカレー、なかなかレトルトに勝てないんだよなあ。
「わかる。わかるぜ」
どうした貞ちゃん。
「俺、みっちゃんの料理大好きだけど、たまーに御母堂様のカレー食べたくなるんだよなあ。あの、いかにも人間の母ちゃんが子供に作ってる感じのカレーがたまらなく食べたくなるんだ」
あー、だからうちでカレーだとたまに、翌朝ついてきて一緒に一晩寝たカレー食べていくんだ。
「俺もー。いつもの本丸カレーもうまいけど、急にふと違うカレーも食べたくなるよなー」
そんなにか。
「あ、管理人さん、カレー? 明日カレーなのか? 」
いや、ゆうべカレーだった。
「え、ゆうべ御母堂様のカレーだったの? いいなあ、今度は俺と国俊も一緒に連れてってよ」
「なんや、小さい子ぉにえらい人気ですなあ、御母堂様のカレー」
「だってすっごいおいしいんだよ。管理人さんのカレーよりおいしいんだよ、国行知らないの」
「国行、休みだとめんどくさがっていっつも寝てるもんな、御母堂様のカレーも食べたことないんだぜ」
え、でもみっちゃんのカレーもおいしいでしょ。
「うん。だけどたまーに違うカレーも食べたくなるんだ」
なるほど、この心理か。あのコーナーで、散々レトルトカレー食ったところで母ちゃんが出てきて「どれがママのカレー? 」って聞かれると、だいたいこれだってアタリを指すのは。
いつものものは違和感なく食うけど、たまに変わったもん食うと物珍しさでうまく感じるってことか。
「あれ、カレーが食べたいのかな? それなら明日の夜はキーマカレーにしようか? 今流行りなんだよね! 」
またそういうオシャレっこいものを…。しかも絶対うまい感しかないし。ちゃんと小さい子には辛くないやつを作ってあげなさいよ。
「もちろん、任せて! 夏に作って冷凍保存してるトマトソースと、フードプロセッサーで細かくした野菜をしっかり煮込んで、挽肉と合わせて、小さな子や辛いものが苦手なみんなには、生クリームやチーズでまろやかに作るよ! 」
フードプロセッサー買ったの。いつの間に。管理人さんはぶんぶんチョッパーを使ってるというのに。
「…あんた、本丸で飯を食う奴らがどれだけいると思ってるんだ」
アッハイサウデスネ…。
ちなみに私、おかんカレーのコーナーも好きですが、十三アヴェンジャーズも好きだ。でも一番好きなのはサバンナの銭湯企画。
「自分はタクシー企画好きですわ」
あれも面白いよな。
「おや、私はトゥギャ辺篤史のお宅訪問が好きです。どのお宅も、快適に暮らす知恵が溢れていますね」
あなたにはせめて「父と娘の両思いテスト」と言って欲しかったのですが。てゆうかトゥギャ辺先生の風呂場チェックは数珠丸さん的にセーフなんですか。
「笑いは平和を生みますから」
「皆様お忘れではありませんかな。千鳥のお二人が東京進出されて終わりこそしましたが、お二人の美女企画こそが至高。あれに勝るものはございませんな! 」
意外な伏兵が。お、薬研どうした。
「俺は水辺に行くダイアンが好きなんだが」
「すみません、薬研兄さんといち兄がなんのお話をしているのか、僕にはちょっと」
「ああ、いいんだよ前田。…管理人さん、おかんカレーのコーナーは最高ですな。子供たちがカレーを食べてうれしそうにしている様は心が和みます」
いち兄無理すんな。
「あなたほんとローカル局の番組好きですね」
出たな。
「なんですか、化け物でも出たみたいに。ちなみに僕、あれが好きです。新喜劇の女の子たちが先輩を演技力でペテンにかけるやつ」
また腹黒いなお前は。
「あなただって、一緒に観てて『宇都宮まきちゃんかわいい上に芝居うまいな』なんて言ってたでしょうに」
言ったけどさ。ところで宗三はおかんカレーのコーナーってどうよ。
「そのうちお小夜と一緒に出てみたいですね。とはいえ、お小夜は賢くて味覚も繊細なかわいらしい子ですから、正解しちゃうでしょうけどね。芸能プロとか子役モデルの事務所とか、来ないように気をつけないと」
さてお茶淹れるか。
「わざとらしく逃げなくたって、そろそろお小夜が寝る時間ですからね、僕もう行きますよ」
はいよおやすみー。
「ちなみに俺が好きなのは、実は…水産のコーナーだ! 何が釣れるのかわからない、先の読めないスリリングさが驚きだぜ! ネットの動画配信に加入しててよかったぜ! 」
そうか。鶴さん、どうでしょうもサイコロとかヨーロッパ21カ国制覇とか、何が起こってもおかしくないやつ好きだもんな。あと大泉洋の料理な。
それにしても、ここ何日かで急に気温下がったのが眠れない理由なのかしら。冬用シーツ出してみるか。
それが済んだら「今ちゃんの実は…」の続きにするか、もう1回ヨーロッパ21カ国踏破するか考えます。
明日はちょっと外に出てみよう。