さあ今日も気がついたら何もしてないよ!
朝のうちに目は覚めたけど、腹具合がしっくりこなくて昼まで寝てたよ!
「よーし大将、ちょっと待っててくれや。今いーい薬ができるからな。飲めば一発でシャキッとするぜ」
絶対やばいやつだろ。
「大丈夫だって安心しろや。昔ヒロポンってあっただろ、まああんな感じだ」
やばいやつじゃねえかよ!
ただ、冬用のシーツ出したらちゃんと寝られることがわかったので、明日あたりお茶買いに行ってくるか。いや、来週定期作らないとだから、そこで買い物するとして、明日は別件で買い物してくるか。
あと、きのうケーキ食いてえとうるさかった脇差ブラザーズが、どうして…。という顔でさっきからこっちをじっと見ているので、ってああそうだ、さっきマミーにカステラもらったけど食べる?
「御母堂様が下さったのは1切れしかないじゃありませんかぁ! 俺と兄弟を喧嘩させる気ですかぁ! 」
「そうだ。1切れしかなかったら争いしか生まれないぞ」
はんぶんこすればいいでしょうよ! この子たちは!
「無理ですよそんなの! いっぱい食べたいに決まってるでしょ! 」
「兄弟の言う通りだ。戦いを制して食べるうまいものは殊の外染みる」
わかった! わかったから、ちょ、保護者! 保護者の方ー!
「大将『ブラジルの人聞こえますか』みたいになってるぞ。ちなみにいち兄は、ゆうべ投票だった『大人刀杯ベストボンドガール選手権』の集計中だ」
あんまり知りたくなかった情報!
「もうすぐ集計が終わるから『アトミック・ブロンド』を観るか『Avalon』にするかで迷ってるそうだぜ」
ああ、うん、うちの野郎どもはあれな、戦闘能力の高い美女好きだよな。
ただ、管理人さんなんか死ぬほどくだらない映画観てゲラッゲラ笑いたい気分ではあるんだよなあ。
しかし謎なのは、なんもしてないのにねむみは来るんだよ。人体はどうなっておるのか。
「安心しろ大将、この冬も連隊戦が始まったぞ」
まじか。とりあえず明日起きてから部隊編成確認して参戦でいいかな。
「おーい姐さーん、戦だってー? 俺行きたい行きたい行きたい行きたい行きたーい! 」
すごいな、身長192センチのイケメンが幼稚園児みたいな駄々のコネかたで出陣したがるって、なんかちょっと、あの、…うーんかわいいなあもう!
じゃあ明日ちゃんと支度して行こうね! みっちゃんと歌仙さんにお弁当頼んでおくから!
「やったー! だから俺姐さん大好きー! 」
よーし、それじゃあ今日はもう寝ようか! 明日に備えような!
「失礼いたします」
あ、今頃になって保護者の方が。
「今年度ベストボンドガールの集計結果が出ました。圧倒的な得票でダニエラ・ビアンキに決定いたしましたぞ」
だろうな。
これは無理もないわ。
ああ、明日は連隊戦の部隊編成確認するから、そのつもりでな。またよろしく頼むぞ。
さて、なんかもう寒いし寝るか。
「あ、姐さん、俺お弁当はからあげがいい! あと卵焼きとウインナー! 」
昭和の小学生か!
ねむみがだんだん濃くなってるので、いい加減フートン出します。
明日は朝ちゃんと起きよう。