今日は外に出てません。きのう歩き回ったのでおとなしくしておりました。
いつも通りに腹筋ローラーしてあとは打鍵。
尼損プライム見たら「岸辺露伴は動かない」2シーズン共入ってたので観ておりました。
テレビのニュース見れば、ほぼオリンピックばっかりやってて、いやそれはいらんから。ドンバスとルガンスクはどうなってるの。
日本で生活してると「なんか戦争始まるの」程度の薄さなんだけど、なんでヨーロッパ各国の腰が引けてるのかとか、強気で出てる国が実際どういう関係で地理的にどの辺にいるのかとか、それを考えると、なんとなく見えるものもある。
あとねえ、オリンピックはあんなもん、その昔は冷戦の代理戦争でしたが、今またそこに逆戻りしつつあるだけなので、たぶん世界がもっと燃えやすくなったら盛り上がると思いますよ。
「おいおい君、随分ぞんざいだな。『ユーリ!on ICE』大好きなくせに」
鶴さん暇だろ。さては。
「暇というか、今は小夜坊の手入れ待ちだ」
まあね、競技そのものは好きだよ。ただあの場所は、参加国のメンツが自動的にかかってくるから、参加することに意義があるのとかお花畑なこと言ってるのは日本だけなんだよね。やるからには勝て。なんだよどの国も。真剣さの度合いが桁違い。日本の選手は当然、他国の選手と負けないくらい真剣にやってるんだけど、バックアップして送り出す側の問題としてね、結果は求めるけど真剣味がない。結果を要求するなら、それに見合ったえげつないくらいのバックアップと褒賞を用意してないと嘘。
「いや待て姐さん、スポーツの競技会なんだよな? 」
鶴さんだってさあ、ちょっと考えてみ? 大将首とった武将に、お年玉くらいの賞金しか出なかったら謀反起きるでしょ。
「そりゃ起きるさ。せめて領地を増やすか、気の利いた茶道具の一つもやらないと」
でしょ。そういうことだよ。バックアップして送り出すからには、選手の本気に見合った褒賞を出さないと嘘。で、それができないなら送り出したり支援したりしちゃダメ。中途半端が一番いけない。
「君なあ…」
鶴さん何コケてるの。桂文枝師匠みたいになってるぞ。
「君はどこの戦国武将だ! 」
え。でもどうせやるなら徹底しないと。変に情けをかけて、攻め落とした相手の息子とか生かしてると復讐のために立ち上がっちゃったりするからね、そんなことになったら面倒だし、また戦争に逆戻りになれば世の中混乱して治安も悪くなって、ろくなことないんだよ。族誅って一見残酷だけど、後々のことや、うかつに仏心起こして残した子供のその後の人生とか考えると、一番リスクないし、変に弄ぶような酷いことにならないだけマシかも。
「待て! 確かに平安生まれの鶴さんもそう思うさ! でも待て、俺は君をそんなバーバリアンに育てたおぼえはないぞ! 」
私も鶴さんに育てられたおぼえはないな。
「今君の後ろに、赤い陣羽織着て野太刀振り回す鬼島津が見えたぞ! 」
まじでか。
「勘弁して、ここは烏頭坂じゃないぞ! うわあん光坊! みつぼーう! 」
「わあ賑やかー。ねえなんの話してたの? 」
「兄者、取り込み中のようだ、俺たちはお邪魔ではないか? 」
「どうした鶴丸、何を泣いておる。光忠は陣中食の支度で歌仙を手伝っておる。手が離せぬようだ。困りごとならば父に話してみよ」
トリオ・ロス・源平きた。
「うわああああ! 今の話題を踏まえると、よりによって一番ややこしい連中! 」
あ、小烏パパ。実はこういう話をしてたら鶴さんが泣いちゃって。
「鶴は繊細よのう」
「全身真っ白君はさ、詳しく細かく考えすぎだよねー。大家さんのいう通りでさあ、実際清盛入道ってそれで失敗しちゃったんじゃん。頼朝公生かしちゃって。福原に都作って、いいところまで行ってたのに」
「そうじゃなあ。父もあれは見ていて、ないわー。と思ったからのう。あれで失敗確定であったわ」
「あ、やっぱり? 」
「管理人さん、念のために言っておくが、兄者も小烏丸殿も、もういいかげん元の持ち主が死んで1000年から経つし、自分たち自身がいがみ合っていたわけでもないし、同時代を生き抜いた戦友的な気持ちしかないので、俺も一緒に親しく付き合っているのだ。この本丸では主に、手作り飴ちゃんの同好会をやっている」
やだ平和!
「全国各地の手作り系の飴ちゃんを取り寄せてなめる会だ」
「くだらな! 」
「まあそういうな鶴よ、ほれ、仙台銘菓の霜柱だ」
「それめちゃくちゃ入手困難なやつ! 俺も食ったことないのに! 」
鶴さん、うまい?
「…サクサクでうまいと思ったら溶けてなくなっちゃった…はかない…ううっ…」
泣くなよ鶴さん。
「なんか、しっかり存在感があってうまいものが食べたい…ふええ…」
泣くなって。ほら。
「顕現した頃の、能天気なだけの無邪気な君はどこに行ったんだ…。近侍と補佐に影響されすぎだろ…」
「姐さんたらいまあ」
お。風呂から戻ったか。おかえりー。
「戻ったぞ、って、鶴丸なに泣いてんだよ。俺らに影響がどうこうとか聞こえたがよ、姐御は割と昔からこのまんまだったぞ。な、杵」
「だなー。姐さん割と、戦になると喧嘩っ早かったもんな。叩けるものは完全に叩けって。性格こう↓だし」
「でなけりゃ俺らを使いこなせるわけねえだろ。基本姐御は、単体での戦闘能力は低いが、俺らを動かすときは容赦無く、相手を一切舐めずに妥協せず行くからな」
「俺、いいうちの子になれてよかったー。大概、女の審神者って繊細みたいだからさ、串刺しとか嫌がるっていうもんな」
「あー、うちの姐御はその辺おおらかだよな」
えー。だって自主性と才能は大事にしないと。ねえ。
「…みんな順応しすぎだろ…何があっはっはだよ…。もうっ、鶴さんの気も知らないでさ! 」
まあそう言うなよ、大侵寇の演習終わったら、裏庭でなんかやろうぜ鶴さん。そうだ、おでん君とドン包平が長い滑り台作ったあそこ、滑り終わって着地すると、マリオの1UPの音がするとかどうよ。
「いいなそれ絶対チビたち驚くわ」
無事に鶴さんの目にハイライトが戻ったので、とりあえず寝る支度しておきます。さっさと寝るか、だらだら打鍵して夜更かしかは、そのときの気分次第。
「あ、管理人さん、鶴丸もいたか、ちょうどいい手伝ってくれ」
「小腹が減ってチャーハンを作ったら、味気なくてついラーメンと腸詰炒めまで作ってな」
「気がついたら5人前くらいになってたんだ」
「姐さん、国永、食うのを手伝ってくれ。さすがに5人前は、この時間に食うと光忠に叱られる。怖い」
「伽羅の言う通りだ。光忠さんは怒ると怖いのでよろしく頼む」
よかったな、さっきしっかりしたもん食べたいって言ったてろ、鶴さん。
なんか鶴さんが泣きながらラーメンすすり始めたので、この辺でやめとこう。
明日は近場を歩くか。