仕事してきたらもう疲れております。おいまだ火曜だぞ。
だが明日は朝イチで耳鼻科に行って、そのままとうらぶ実写版観に行って、接骨院行ってくる。
チケット取れたんだ。永青文庫も取れた。
明日はいつもと大して変わらない時間に起きて、茉莉花とローズゼラニウムが水切れたので水やって、まずはそこからだな。
ゆうべ、星海坊主(親父)がテレビで立ち食い蕎麦屋を巡る食い歩き番組見ていて、言いやがりました。
「コロッケをそばに入れるのがわからん」
立ち食いではケツネコロッケしか食わん私の前で。
「そばの出汁にコロッケはふやけて食いづらいのじゃないか」
「だけど管理人さんはお好きなようですよ」
「あの姐さんは昔、仕事の関係で立ち食いそばをちょくちょく食べる機会が多かったので、必ずケツネコロッケを頼んでいたと言っていた」
お、何だなんだ。ドン包平もケツネコロッケはあんまりな感じか?
「管理人さんはなぜコロッケをそばに入れるんだ」
だって「立喰師列伝」観ちゃったら、なあ。
「ああ、あの登場人物が何かしら食ってばかりの映画か。あれがどうしたんだ」
「薬研兄さんが、その映画を観るとひどくお腹が減ると言っていました」
「三日月は『女立喰師列伝』の方が好きだと言っていたが」
相談役はブレがねえなほんとに。
とにかく、その映画だ。映画の中で女立喰師・ケツネコロッケのお銀ってキャラクターが出てきてだな。これがとにかくカックイイんだ。
「ふむ、これは美しいご婦人だな」
「大包平はこんな粋な美女が好みか。で、管理人さん、このご婦人がどうしたんだ」
このケツネコロッケのお銀はだな、立ち食い屋でケツネ蕎麦を頼んで更に「コロッケも欲しいな」と追加するのがゴトのスタイルなんだ。店主に金払えと詰め寄られると粋な啖呵切って、店主が美女の啖呵にうっとりしてる間にとんずらするんだ。
「金を払え! 」
声でかいな。まあ、そこはあれだ。映画のテーマが「昭和史を裏側から語る」というもので、裏側の住人と言ったらアウトローだろう、ということで、時代時代のゴト師たちを通して昭和という時代を描いているんだ。なので実生活ではちゃんと金払うが、映画は楽しんで観ようや。
「なるほど。まあいいだろう。で、この美女はなんだ、キツネ蕎麦にコロッケを入れるのか」
おう。だからケツネコロッケのお銀なんだな。ただのケツネではない、コロッケでもない。ケツネコロッケである理由も、映画の中で推論として語られてるが、これもこの時代だからこそケツネコロッケというメニューが発生し得たという考察で、なるほどと唸らされたね。
ただ、まあとにかくカックイイというのがでかいです。
「しかし、ふやけるのではないのか。出汁に浸かってしまえばどうしたって衣が水気を吸うだろう」
だが、コロッケの油が程よいコクを出汁に加えるんだ。あとなあ、立ち食いそばはパッと店に入ってすっと頼んで、さっと出てくるのをさらっと食ってすぐに出るものだからな、ふやけ切る前には食い終わってしまうんだ。
「それは確かにそうだが」
とにかく風速が大事な食べ物だからな。じっくり腰据えてゆっくり味わう食べ物ではないんだ。そういうのは、それができるタイミングで、できる場所でやる。
とにかくいっぺん食ってみろって。ドン包平もさあ、騙されたと思って食ってみろって。
「グイグイ来るな。わかった、そのうち機会があったらな」
「立ち食いそばはいいよな。外出して、帰る前に小腹が減ったところにホームの駅そばとかに入って流し込んで本丸に帰ってくると、ちょうどいい程度の腹の減りで、飯が程よく入るんだ」
「わかる。伽羅はいいことを言うな」
わかった。君らまた今夜も腹が減ってるな。
「バレたか」
そんな君らに豆やろう。
「またこの豆か」
「管理人さん、最近よくこの豆食べてるよな」
うん。ポテチより手軽で、塩気がパンチ効いてて、分量もちょうど食べ切って満足できるジャストな量だから。
「うまいもぐもぐ」
「うまいポリポリ」
早いな! いただきますとか、ありがとうとか、なんかないのかこの子たちは!
「いただきますポリポリ」
「姐さんありがとうもぐもぐ」
この、もののついで感濃厚な感じがもう。
さて、いいかげんねむみすごいので寝ます。
明日朝から動くし。
さてフートンしいて薬飲んで寝るか。