仕事から帰ったら姉が家族で来ていました。
仔犬を飼い始めたとかで、ケージ持ってきておりまして、私が帰るとすでにもうここは我が城という顔で歩いておりました。
しばらくやや警戒されていましたが、犬は鼻チューで警戒を解く。凄まじき勢いで顔を舐められました。あとすげえ抱っこした。
仔犬の名前がカールだというので、カールグスタフかグスタフ・カールが由来かと思ったら、カールおじさんだそうです。解せぬ。
「なぜ管理人さんは真っ先に大砲とモビルスーツの名前を出すんだ」
「大包平、深く考えるな」
「管理人さんはガンダムお好きですから」
「獨逸の皇帝とか、歴史上の人物だっているだろうに」
「姉君様のお宅の仔犬はミニチュアダックスの雄なのだそうですよ。さっき、管理人さんが『幼くとももののふだ』とおっしゃっていました」
「ダックスは猟犬だからな」
「これがもののふと言えるのか? 完全にただの犬の赤子ではないか」
「これはさっき、管理人さんが寝かしつけていたときの様子だな。寝ているのを義兄上どのが起こしてしまわれるので、最後はジャージの腹に納めて抱いていたそうだ」
「そういえば今日は長曽袮が内番着の予備を貸していたんだったか」
「わあ、かわいいですね」
えらいなつかれた、ような気もしますが、明日仕事から戻る頃にはもういないだろうから、今度会う機会があってもまた初めましてから始まるんだろう。
動物相手だ、そんなもんだろう。まあかわいいからいいんだけど。
さて、今日はなんだかすっかり美容院の予約忘れてしまったので、明日こそ電話せな。
あとねえ、5月の後半の日曜は、この前えねっちけBSでやった「犬神家」2週再放送やるそうなんで、そこまでにいろんなことを済ませてしまわないと。
美容院行って兼さんに会って、それから杵君に会って、その間に花台が届くだろうから組み立てて、下の段にバケツ置けるか確認して、って多いな! やることが…やることが多い…!
本当もうやることが多いなチクショウ!
「だが生憎姐さん、いい加減寝ないとまずい時間じゃないのか」
そうだった! ああほんとになあ! 1日30時間ぐらい欲しいところだ!
「しかしそうなると、今度は体力の配分が難しくなるぜ」
そういう問題があるか。仕方ない。24時間をうまく配分するほかないのか。
今日は大人しくもう寝ますわ。明日は早い時間に出るから、ちゃんと早く起きないとな。
やることが多いなりにがんばるぞい。