休みだったのにさほどのんびりできてない。おかしい。
午前中に接骨院に行って、午後はゆっくりとミュかステ観ようと思っていた頃が私にもありました。
が、ゆうべマミーに「昼に寿司を食べに外に出よう」と言われまして、接骨院から戻ると出発。近々マミーの幼馴染で俺たちも子供の頃からかわいがってもらってるおじさんおばさんが、用があって聖地・立川まで出てくるとかで、そのときに食事に行く店の候補が見つかったので下見だとね、そういうことで行ってみたら、昼間は午後二時までだと言われて、結局冬に行った店が一番よかろうということでね、またそこで寿司食って酒呑んで帰って来た。

「ご尊父様が調べた店は、競馬の場外馬券売り場の近くだったね。ああした場所は、レースが終わると街を歩く人が減るだろう、どうしたってそうなってしまうんだろうね」
お詳しい。
「競走馬というのは、見ているとなかなかに愛らしいだろう。ちょっとした興味で色々と調べたことがあってね、その折に知ったことだよ」
なるほど。なんかしら調べると、周辺の分野の知識とかもうっかり掘り返しちゃうもんな。
冬場に行ったときにも思ったけどな、ちゃんとした寿司が出てくるので、そうハズレではないんだけど、相変わらず吉原の寿司みたいなのが出てきたな。
「ああ、握りのシャリが小ぶりだったんだね」
うん。
「花街では、昔から小ぶりな握りを出したというからね」
そう。私ゃ南條竹則先生の小説で知ったんだけどね、ちょっと昔、それこそ昭和の終わりとか平成初期とか、その頃までは浅草辺りの昔からの寿司屋では、小ぶりな花街風の握りを出したみたいで、要は大口開けてもりもり食う姿はあまり品がよく見えないから、粋筋の店では小ぶりに作るように頼んでたんだろうね。そういう文化の名残と思われます。
結局は、駅ビルに入ってるから多少遅めのランチになっても問題ないというので、この店にすることにしたようです。



そういうことで、人の金で寿司を食い酒呑んで帰って来た。
ゆうべは慈伝を観ました。
チョーさんがすげえ器用で小賢しいと思わせておきながら、結局どう取り繕っても不器用な奴だった。本丸の中で終始するお話だったので、さほどサツバツはなかったものの、それでも三日月宗近の不在が際立っていて、みんながその事実と必死に向き合っているのがせつなかった。そうか、この本丸の三日月は、あの大侵寇の椿寺から出られなかったのか。あそこで敵を封じる選択をしたということか。
次は何を観ようか。
なんかたいしてゆっくりした実感がないまま明日は仕事だ。
仕事の支度してすいかバー食って寝るか。