雑種犬肉球日記

雑種犬が書いたブログ。

時代劇が観たいハードボイルドなやつが観たいラブ要素とかいらない余計なことをするな

仕事に出たらクソ程忙しかったのであった。

おそらく明日外に出なくていいように買い溜めしていると思われます。

なんかカチッときて、帰りにヴァミマ寄ってツマミ買って来た。

「管理人さん、酒は程々にしろよにゃ」

背伸びしてストゼロとか飲んでそうに見えて、保護者の意向で三ツ矢サイダー飲んでる子が来たよ。

「何でわかるにゃ」

やっぱりそうか。いや、君のところの爺さん、孫に夢見がちだからな。それでいて自分はしこたま呑んでるんだから、その辺のガバガバさ加減はどうなの。

「御前はおじいちゃんだから、あんまり厳しいことは言わないであげてほしいにゃ」

孫の方が大人!

 

最近「巷説百物語」のシリーズを時系列に沿って読み返すという、完全に沼の底の住人のようなことをしてますが、アレです、読み返すと思い出すことがあったり、どことどこがどうつながっているのかがはっきりわかって面白かったり、「了巷説百物語」を踏まえて読むことで更に発見があったっりで、こういう再読も面白いもんです。

ただ、呼んでると漏れなく時代劇観たくなるので困る。

「ふむ、時代劇か。それなら今年の大河ドラマなどどうかな」

「たぶん管理人さんが求めているのは、その路線ではないぞ。聞いたところでは、今年の大河ドラマでは紫式部藤原道長がいい仲になる描写があるそうだが、この前管理人さんはそれを聞いて『当時の生活文化からして無理がありすぎる』と言っていた」

「ああ、まあなあ。あの当時、おなごの方が裕福でないと恋や結婚の対象にはならないからなあ。通ってきたおのこの従者は、おなごの家の使用人と親しくなったり侍女としっぽりいって、お互いの家の事情や主人の友人知人についてなど情報交換し、帰ってから暇な時間などに主人と情報共有するものだし、おなごの家では夫の従者に酒や飯を振舞って労うのが当たり前だからな、そうしたもてなしができぬおなごは、よほどの幸運で有力な貴族の養女にでもならぬ限りは、難しかろうな」

「そうか。それは管理人さんがダメ出しするのも無理はないな」

「しかし、管理人さんが求める時代劇とは、どのようなものだろうなあ」

「俺の予想は『鬼平犯科帳』だ」

「そうか。だが以前、管理人さんは『三匹が斬る! 』が好きだと言っていたな」

「俺は前田から、管理人さんは『必殺仕事人』が好きだと聞いた」

「はっはっは。では本人に訊いてみるとしよう」

それで私のところに来た、と?

「管理人さんに質問するのが確実だからなあ」

「押しかけてすまない」

ああ、おでん君気にすんな。あと相談役は自由か。お前は本当にもう、自由か。

「管理人さんは、今の気分は何が観たい具合だ? 」

そうだな、今ならやっぱり「必殺」かな。あと「鎌倉殿」な。

そういえば「巷説百物語」、実写版とアニメ版があるんだよな。どっかで配信してるんだろうか。

「あなや。今年の大河ドラマは見ないのか? 何がよろしくない? 」

え、何でもラブ要素突っ込もうとするのがちょっと。あの当時の恋愛と結婚は政治に密接につながってるでしょ。そんな時代の文化の中で生きてるのに、何で恋愛の対象になりえない女と恋愛してるの道長は。そこまで政治センスがないわけじゃないだろうに。あの世から本人があれを見たら呆れるんじゃないのか。

「三日月諦めろ。どうやら管理人さんはハードボイルドの方が好みなようだ」

いいから黙って読んでおけ相談役。

ほれ。これな、あとスピンアウトが3冊、いや「狐花」入れて4冊か。あるからな。

「ヒィイ! 漬物石みたいな本ばかりではないか! 」

いいから。面白いんだから。読んどけって。

 

さて、今夜は台風来るとか言ってるからな。どうしたもんかな。パト1でも観る?

まずはフートン出して、ツマミの支度してから考えます。

明日は風呂場のタイルとトイレの掃除しておかないとな。