仕事して接骨院寄ってきた。
しばらく放置したままだった花火集め、きのうからなんとなく取り掛かって現在1万ちょっとまできました。さあこのお仕立て券は誰に使おうか。
そして、今朝の朝飯にこいつで卵をかけられたごはんにしてみたのだが、
ほらラベルにも書いてあるし。
「『卵をかけられたごはん』ってなんなんだ。卵かけごはんと何が違うんだ」
「卵かけごはんは能動的に自らそれを食うつもりで卵を飯にかけるが、卵をかけられたごはんは消去法的に行き着いたが故に、さして乗り気でなく卵を自動的に飯にかけてるものだな」
「積極性の問題で呼び分けてるのかよ」
悪いか。
「いや、いいけどさ。それでいいのかよ人間」
で、食ってみたわけだがな。
「流すなよ。で、食べてみてどうだった」
うん、まあたまに目先変えて食うにはいいかな。ただ、これつけだれだから甘いんだ。ほら管理人さん、飯のおかずは塩気が欲しいタイプだろ。
「ああ、君甘い味付けだと食後のデザートだと思ってるよな」
そう。だから甘みがあると実はビミョー。たぶんそばつゆとかで使うと、こいつは輝く。
「そうか。大将、そのつけだれ、包丁にもらっていいか」
え、いやいいけど。なんで包丁?
「あいつ、甘辛い味付けは『人妻が作った家庭料理みたいだ』とか言って好んで食うからな」
包丁はさあ、あの子、ちょっとお高いお菓子やるとすごく喜ぶけど、お徳用サイズのカッパえびせんとかも喜ぶでしょ。スーパーのお菓子でいいのかって訊いたらさ、人妻は子供のおやつにこういうの買って家に置いておくんだって、即答したんだけどさ、兄としてはどうなん。そこのところ。
「正直ものでいいじゃねえか。大将に謀反起こそうとか考えても、あいつなら全部顔に出るぜ。わかりやすくていいだろ」
そういうことを訊いてるんじゃないんだけどね。
まあ、とにかくこのたれは蕎麦用だな。卵をかけられたごはんとか、納豆をかけられたごはんに使うなら、醤油足さないと。醤油か梅酢か、岩下の新生姜。
「しかしなあ、姐さん。君、箸休めって概念はないのかい」
え、飯を食うのに箸を休めるの? なんで?
「ノンストップで一息に食うって発想はやめようか」
「まあ旦那、大目に見てやってくれや。流行り病からこっち、大将はゆっくり食わないと1食分を食いきれねえんだ。朝はまあほら、茶碗一杯の飯を勢いで掻っ込んで食うだけだから、まだどうにかなってるがな」
「そういえば君、本丸で夕飯食べると、五虎退とか小夜坊とか、ゆっくり食う連中と一緒に食ってるな」
いいだろ別に。
「いや、むしろ俺としては、光坊が『しっかり味わって食べてくれてる』って喜んでるから文句はないぜ」
何その保護者ヅラ。実際みっちゃんの料理はおいしいのしかないじゃない。
待てよ。みっちゃんならこのもとだれ、どう使うかしら。
「たぶん光坊も蕎麦つゆに使うと思うぜ」
そんなもんか。
さあ明日仕事すると休みだが、美容院の予約入ってるんだよなあ。またしても休みに休まないシリーズじゃねえか。
もう今日も疲れちゃってて、すでにねむみがきついからな、もう寝てしまえ。
明日は帰ったら、呑まないで寝るぞ。