仕事に出たら残業がついてきた。
しかも延長戦入ってしばらく暇で、帰る頃に忙しくなるという一番ダメなパターン。
まあいいんだけどな。レジの仲間が帰り際に「え雑種犬さん残業? 」って訊かれて「暇すぎる」「これアタイいる意味あるんか」とぼやくのが、仕事中だというのにすげえ巻き舌になっている。油断するとすぐ巻き舌になる。
もう絶対に間に合わない時間なので接骨院はなし。
とうらぶ廽のチョコとか出てたのね。帰りにヴァミマ寄ったら売ってて、1個買って今開けてみたら、相談役のカード出てきた。いやあのどうせならたぬ君のカードがよかったなあ。まあいいけどな。なんやかや相談役もうちの子だからな。
チョコウェハースか。そうだな、遠征で買ってきたチョコレートは休み前の夜とか、ゆっくりお茶淹れて楽しみたいときに食べるとして、普段は疲労回復的にこっち食べるかな。
これいつ頃まで売ってるんだろう。
きのう買ってきた例の何から何まで濃い本を読み始めましたが、なんだろう、ほんとに濃い。
全体的に聞き書きや新聞記事の、特にどうかしている話を取り上げて、周辺情報やその後を軽くフォローして終わるので、どの話もスパッと1ページ弱で終わるから、昼の休憩中に読みやすいんだけどね、何せ全部がどうかしている話だけを書いた本なので、脂身を食っているような気分に。
いや待てよ、そんなら弁当を軽くしてこれを読めば、刺して食わなくても腹が重くなって痩せるのでは。
「何言ってんだ姐さんは。痩せるなら手合わせして、からの風呂とサウナが一番だろ。なあ光坊」
「鶴さん、たぶん手合わせなんかしたら管理人さん死んじゃう。まずは食事療法と、軽い運動からスタートだね」
「おいおい、手合わせで死ぬってそんな、光坊は大袈裟だな」
「だって管理人さん、喘息があるでしょ。あれってねえ、激しい運動はよくないんだよ。しかも管理人さん、足が悪いから走れないでしょ」
「忘れてた」
「どうした大将、カトちゃんみたいなくしゃみして」
「風邪ひいちゃった? 」
「管理人しゃん、風邪はひきはじめのうちに対処しゅるんが一番ったい。治療費も抑えられるししんどい時間も短く済むばい」
「か、管理人さん、よかったら、虎君であったかくしてください」
「大将、薬飲むか。今作ってやっから待ってろ」
一振りをのぞいてみんないい子。
いや風邪じゃなくて。なんか嫌な予感がだな。
「よっしゃ姐さん! 俺がトレーニングメニュー組んでやる、減量しようぜ! 目標はみろ、こいつのボディラインだ! 」
却下。
「なんでだよ! 」
ちなみにメニューって何やるつもりなの。
「リアル大江戸ファイト」
何それ。セイシンテキがしんどそう。
「そんならもう、ヘルメットかぶって手拭いで顔隠して角材持って歩いてだな」
それは本格的すぎるからやめろ!
さあ明日仕事すると休みなんだ。
そういえば府中の市立美術館でミュシャ展やってるみたいで、行かないと。
昔からミュシャの絵好きなんだよなあ。みんな好きというが、だからといって逆張りのように難癖つけても、いいことないからな。
もうあさって行ってみるか? さすがに体力面で、もう一回お台場はしんどくなってきてるし。日本刀と未来展、あれだけの集客があればグッズは通販してくれるだろうし、もうそれでいいかな。
今日ももうねむみがきついので、そろそろ寝るか。
あさっては早く起きられたら朝のうちにイロイロ片付けて、ゆっくりと美術館に行ってみるか。