仕事終わったと思ったら棚卸しがあるのを忘れていたのであった。
現在、近くのスタバァで甘い汁を啜り待機中。
レジのお嬢さんに「温い飲み物でカフェインないものでおすすめありますか」と訊いたら、大半入ってるんだよなあ。
仕方なく冷たい甘い汁にした。
「甘い汁じゃねえにゃ。フラペチーノだろ、にゃ」
管理人さんはもうおっ審神者だからな、呪文はよう覚えられないのよ。
「呪文て」
「何が呪文だ,あんた京極夏彦の小説に出る祝詞だの経文だのは覚えてるじゃねえかよ」
いや、覚えてないよ?
「そんなら石上祭文唱えてみやがれ」
えー。
そてなていりさにたちすいいめころしてます。
「出るじゃねえか」
たまたまだ! 偶然!
「じゃあ不動王生き霊返し唱えてみろ。京極堂の唱えたバージョンで」
もえん不動王火炎不動明王矜羯羅波切不動王逆しに行うぞ逆しに行い下せば。
「できてるじゃねえかよ」
やめて! 私のライフはもうマイナスよ!
「スタバのメニューくらい覚えろ」
いやあ、あれは脳が若くないと無理だって。
「あんた赤子みてえなもんだからよ、いけんだろ」
どこが赤子だ。こんな巨大な赤子いたら妖怪だろ。
「んなこたぁねえよ、いけるって。な、南泉」
「管理人さんは赤ん坊みたいに手がかかるし目が離せねーから、脳も若いと思うぜ、にゃ」
「ほら見ろ」
勝ち誇るんじゃない。
私ゃなあ、アレよ。注文が簡単で、メニュー見たらどんなもんなのかすぐ把握できる店が好きだわ。
このぐらいわかりやすいのがいいよな。
カモミールティーに実りのタルト、って名前だけでわかりやすいし,見た目もわかりやすい。最高か。
「姐さん昭和の喫茶店好きだよな」
「今度、御前を連れて行ってあげてほしいにゃ。いつも俺とか加州と大和守に合わせてカフェとか連れてってくれるけど、絶対無理してると思うにゃ。落ち着くお店にも行かせてあげたいけど,俺たちといると見栄張って、流行りのとこに行こうとするの見え見えだからにゃあ」
孫は苦労が絶えないねえ。
「よろしく頼むにゃ」
「あの爺さん、俺がいると必ず焼肉とかすき焼きの店に連れて行こうとするんだよな」
孫の友達も苦労が絶えねえ!
仕方ない、考えておくよ。
とりあえず甘い汁とパン食ったけど、これあとでまた腹が減るパターンだな。終わったらなんか軽く腹に入れて帰るか。
明日仕事して、土曜は日野の箱入り息子公開とゲ謎だな。あ、チケット取らないと。
もうちょっと粘ってから移動するか。