仕事して接骨院行ってきた。
さあ明日仕事すると休みだ。だがあさっての歯医者は午後なのでもうめんどくせえ。
どうせいくなら午前中から昼が一番いいんだが。午前中で全部終わると、あとはもう寝ていようが掃除に突っ込もうが自由。
いいよな、自由。このね、じゆう、って響きがもう開放的だもんな。
「つかれたおとなですねえ」
いまつるちゃんや、いいかい、大人というのは大概疲れているもんなんだよ。
「でも、いわとおしはいつもげんきですよ。げんきひゃくばいのアンパンマンよりもっとげんきです! 」
そうかあ。ふふ、かーわいいなあ。いまつるちゃんを見ているとかわいいのでひたすら癒されるばかりだなあ。当たり前のようにお膝に乗るのもかーわいい。
「よし、管理人さんが疲れてるようだし、ちょっと行って癒してくるか」
「どうせまた『どうもジョニー・デップです』とかいい加減なことを言うんだろう」
「いやいや、管理人さんはジョニデよりももっとストライクな俳優がいるだろう。役所工事とか佐藤浩市とか」
「どっちにしてもひどい」
「長義、まあそう言わずに最後まで聞いてみようぜ」
「わたしはおおかた、ブラッド・ピットとかポール・ニューマンとかロバート・レッドフォードとかいうんだろうとおもうよ」
「おいおい、俺がそんなわかりやすいところにいくとでも? 」
「じゃあどうするんだ」
「そこはほら、こう、ベレー帽をこんな感じで被ってだな、一言『あのとき助けていただいたどんぐりです』」
「謙信が見たらショックで泣くだろうな。かわいくないどんぐりの姿に」
「夢が壊れるよな」
「たのむから、しばらく謙信にちかづかないでもらえるとたすかるよ」
お、どうしたテキトーおじさん。
「あのとき助けていただいたマンゴスチンです」
果物の女王!
さて、明日は帰ったら堂々と酒飲めるけど、そういえばこの前神の河呑み切っちゃったんだよな。どうしよう。
そしてまた、明日は確か武勇が届くんだよ。これは当然呑まずに正月まで保管なんだけど、何を呑もう。
呑ませてくれるんか。
「姐さんの目の前で呑む」
日本号タイキック。
「って、またまた姐さんはー…うん? え? おいおいおいおいおい待て待て。嘘だろ! 」
「日本号、尻を出せ。主命だ、悪く思うなよ」
「いやー! 手加減って概念を鍛冶場の炎の中に置いてきたやつがきたー! お助けええええ! 」
あー、いい悲鳴だ…。
「ご満足いただけましたでしょうか」
長谷部、誉。
まあ、何を呑むかは明日おいおい考えよう。
私の職場、酒売り場がどうにも勢いなくなってるからなあ。前は置いてた魔界への誘いが無くなってて、どこでも買えるものばっかりになっててつまらんのよ。
しばらく前に客の爺さんに「この辺の地酒とか置いてないか」と訊かれたけど、俺の職場、おそらく地方出身者が、地元の味が恋しくなったときに懐かしいものを見つけて買っていく的な商品ばっかりだからなあ。どこでも買えるか、地域では聞いたことのないものかの両極端。にしたまにある店で、多摩自慢とか置いてないのがいい証拠だわ。ちな多摩自慢は寿司屋のバイト時代、必ず店の冷蔵庫に一升瓶が入ってた。マスターの実家の近所の酒蔵だったので、ご近所づきあい+地域の地酒ってことで置いてた。駅前のヴァミマでは置いてるんだったか。帰りに寄って冷酒でも買ってみようか。忘れてなくて疲れてなければ。
よし、これで明日一日生きていけるな。
まずは仕事の支度して寝るか。