仕事してきたら残業がついてきたのであった。外国人セット団による陰謀ですよ。
「管理人さん、そんな『さよなら絶望先生』読んでないとわからないネタを」
お黙れ鯰尾。いいだろ自分の本丸で好きなこと言ったって。
「いいですよ! 俺だってちょいちょい『一度でいいから女子のおっぱい見てみたい』とか言ってますし! 」
やめろ! お前のその顔面でそういう露骨な下ネタはやめろ!
「えー、それ言ったら酒呑んでるときの太刀から上はもっとエグいですよ? この前なんかいち兄が」
身内を笑顔で斬るんじゃない。
さあ明日仕事すると休みだ。
明日は早い時間の入りだから、ということは帰りも早い。
帰ったらやることがクソほどあるからな、帰りが早いのは助かる。
明日は確か連隊戦始まるんじゃなかったかな。どうだったっけ。
「確か、そろそろ始まりますよね。今回もまた、夏の合宿と同じように本丸ごと演習地に持って行くんですか」
そうだね、持っていっちゃおうか。
またこのぞうさんに頑張ってもらって、本丸の敷地丸ごと背負ってもらってだな。
「よその本丸は政府の保養所利用したり、自前で別荘用意したりしてるけど、冷静になって考えると本丸を持ってくるって無茶苦茶ですよね」
嫌いかえ。無茶苦茶やるの。
「大好きですよ。鶴丸さんなんか腹抱えて床の上でのたうち回って爆笑してましたよ、大喜びで」
でしょうね。あいつ、こういうアホで大掛かりなイタズラ大好きだもんな。
「部屋はいつも通りなんだけど、窓から見える遠くの風景がいつもと違うって、なんか面白かったですよね」
裏山は見えないけどビーチが丸見えだったっけね。夏の連隊戦の最中は。
「去年まではほら、うちも保養所使ってたでしょ。枕も部屋の様子も変わってなかなか眠れなくて、五虎退が泣いてましたが、今年は夜もぐっすりで、兄としては安心しました」
そうか、本丸で寝起きするわけだから、環境は変わらないわけか。
よし、今年一年の総決算、全員野球で行くぞ。3年で優勝を狙えるチームにしてやろう。
「いやあの、俺らもう8年からやってますよね」
おいおい鯰尾、そこは「野球やってるんちゃうど! 」だろうがよ。
「すいません、明石さんに弟子入りしてきます」
ちゃんとモノボケとかノリツッコミとかも教わってくるんですよ。
今回の秘宝の里は、昨夜どうにか最低ラインの85000玉まで集まったので、今日明日はもうお休み。明日は仕事が終わったら本丸に戻って、連隊戦用に部隊編成して、疲れてなかったら周回始めよう。
仕事中に背中の筋が軽く攣ったっぽいので、今日はもう寝ます。
明日からまた忙しくなるぞ。