雑種犬肉球日記

雑種犬が書いたブログ。

謎はときに不意打ちで解明される

仕事してきたのだが、あと2日も仕事に出ないといかんのかと思うと、なんというか、こう、実に怒りしか湧かぬのう。

とか言ってても仕方ないので聚楽第行くか。

「ご主人様、そんなときには僕の尻を思い切り蹴り上げるとすっきりするよ! さあ! 」

お前はそんな体を張るんじゃありません。

まあいいや。ちょっとそこにお座りんなさい。

「はい! 」

洗濯板は使うなよ。座布団を使いなさい。そう、それでいい。

で、亀甲はニンジャスレイヤー読んでたっけ? あ、読んでない?

「僕はよく知らないけど、弟は少し詳しいよ。大倶利伽羅君が読んでて、コミック版を一緒に読んでるって」

あ、貞ちゃん読んでるんだ。コミック版ってどっちの? グラマラス版じゃないよね、大倶利伽羅と一緒に読んでるなら。チャンピオンRED版なら私も好きだぞ。で、あれの原作を読んでると、なんでか知らんけどニンジャスレイヤー=サンが、敵と野球で対決するってエピソードがあってだな、ついったで連載当時、それこそヤキュウナンデ? ってなったんだけどね。この前謎が解けたんだな。

「そうなのかい? すごいねご主人様」

まあ大した理由ではなかったんだけどさ。イチローマリナーズにいた当時のアメリカンジョークがたぶん元ネタなんだよ。

アメリカ人が「日本人は嘘つきだぜ! 」っていうんだ。

「何があったのかな」

まあこうだ。日本人に「忍者はもういないんだよ」って言われて、がっかりしてたらマリナーズが忍者雇って選手に起用してたじゃねえか、ってオチでな。「嘘つきだ! 忍者いるじゃねえか! シアトルで野球やってるぞ! 」っていうジョーク。ニンジャに野球やらせるって発想をどこで拾ったのかとずっと疑問だったんだけど、やっと謎が解けたわ。

「あめりかの人は忍者とか好きだよねえ。僕はあんまり戦場では会いたくないかな。彼ら、正面切ってはあんまり戦ってくれないから」

やりづらいよなあ。搦手でくるもんな。

「お? にゃんだ、忍殺か? あれはニンジャ同士だと結構正面から戦ってるぜ、にゃあ」

お詳しい。

「今、打刀の間でちょっと流行ってるぜ。俺も読んでる」

そうだよね、意外と正面から戦ってるんだよね。出会い頭に名乗ってアイサツするし。

あとRED版、原作ではスリケンが100万発撃てるコスモガンよろしくになってるのに、ちゃんと答えを用意してくれてるのが嬉しい。

こうやってタツマキ・スリケンを投げてたんだな。

「管理人さん、グラマラス版の方がいいんじゃねえのか、にゃあ」

いくない。グラマラス版、戦闘シーンの迫力が今ひとつなので。絵ヅラはキラッキラなんだがな。そういうのは忍殺に求めてないんだ。あとRED版はナンシー=サンがちゃんとぱっつんぱっつんであり且つ強い女なので、そこがいいんだ。そりゃフォレスト=サンも惚れるだろ。

「僕も弟と一緒に読んでみようかな」

亀甲、第二部のパープル・タコ=サンはドSだが、ぶっ殺しにかかるタイプのSだからな、やめとけ。お前は愛のあるSが好きだろう。

「愛のあるSっていうか、ご主人様でないと僕はもう満足できない体になってるから、その辺は大丈夫だよ! 」

誤解を生みやすい発言だな。

しかし、こうやって調べる気がないというか、まるっきり無関係と思ってる以前の、気になってはいるが常にそれについて血眼になって調べてるとかでなく、まるで違うことをしてる最中にポッとこうして意外なところから答えになる情報があらわれたりするのって、たまにあるんですよ。「山窩奇談」を読んでたら、日常で使う「やばい」だの「フケる」だのの語源が山窩の使う独自の言葉から来ていたとか、そういうアンブッシュの如き体験が不意打ちで来るんだ。だからやめられんの。無節操に書を読み、映画を観てゲームをして、完全に油断したところでいきなりアンブッシュを喰らってみなさいよ。驚くぜ。これは狙ったところで不可能。だから驚くの。

まだ読み差しの本も何冊かあるからな、これも早いところ読まないと。

「その間、僕はご主人様の座椅子のお仕事をするよ! 」

しなくてよろしい。

 

さあ明日あさって仕事すると休みだぞ。給料日だからな、朝のうちに掃除機かけて接骨院行って、昼過ぎには岩盤浴にでも行こうかしら。体ガタガタだしな。

今日はもうねむみが来てるので寝ます。