仕事してきたが、仕事中に喉が痛くなったのであった。帰ってからうがいをしつこめにしたがどうなることか。
明日はのど飴買ってくるか。気がついたら後藤の飴は、サイダー飴だけになってるし。
「そんなわざわざ飴買ってくるほどじゃねえだろ。待ってろ大将、俺がよく効く薬を一発」
「姐さん助けとうせー! 」
またお前はむっちゃんに甘えて。はい解散。
「薬研、陸奥守殿に無体を強いるのはやめなさい! 」
「あ、やべえ。いち兄! 」
ほら見つかった。お兄ちゃんに叱られておいで。
「甘えるならお兄ちゃんに甘えなさい! 」
それでいいのか一期一振。
「私の弟たちは、皆かわいいのは確かですが、しっかりしていて、いやそこも頼もしくもかわいいのですが、その、もう少しこう、弟が甘えてくれるのも兄の醍醐味というか、って何を言わせるのですか」
いや管理人さん何も言ってねえ。
「そんなあなた、ふざけたシャツ着て、何をおっしゃいますか」
なんだと、シャツがふざけてるなんてまだいい方じゃねえか。パンツがふざけてるよりゃ余程ましだろうが。
「おいおい姐さん、おもしろパンツは笑いと平和を呼ぶんだぜ」
さすが新年会の二次会の見せパンツに並々ならぬ情熱を傾ける奴が言うと、すごい説得力だな。
あら、こんな深夜に短刀の足音が。
あらどうしたのかな?
「あ、あの、僕らトイレに、」
「ああ五虎退、おや前田に平野も、そうか、では私と一緒にトイレに行こうね。では管理人さん私はこれで失礼致します」
すげえテカテカしながら出て行ったな。いい笑顔で。
なんで子供ってあんなにかわいいのかな。
「おう大将、今日はもう寝ちまえよ。喉が痛いんだろう」
「え、そうなん? 君ほんとすぐ寝ろ。寝なさい。人間ってすぐ死んじゃうんだぞ。だから油断するな」
やだなあそんな。深刻。
「人間って寂しいと死んじゃうんだから! 」
それうさぎじゃないのか。
「さびしい? 心配ないぞ大将、本丸に何振いると思ってるんだ」
そういう問題か? まあとにかくだな、寂しいとかは一切ないから心配するな。本丸にいて寂しくなれる場所がどこにある。
「便所の個室」
まあね! 一人で入る場所だからね!
なんかもういいや。疲れたわ。明日早い時間の出勤だし、寝る。
明日の支度だけして寝ます。