仕事して帰りに電器屋に寄ってきた。
時計修理コーナーで見積もり頼んできましてね。充電池が切れて5年放置してた腕時計の。
やっぱりオーバーホール入るだろうし、ボタンが中のバネやられて押せなくなってるとかで、これも修理入る可能性が。まあ2万はかかるだろうと覚悟はしてたので、それを「1円でも超えるときはご連絡します」だそうです。何せ25年ものの時計なので、下手すればメーカーにパーツそのものが存在しない可能性もある。そう言われたら、もうどこかこだわりの職人とかに託すしかないだろうな。
とりあえず直るかどうかは、おそらく今月中にはわかる、はず。
直ったら今使ってる時計とは、場面に合わせて使い分ける。
「え、姐さん20年も同じ時計使ってたの。物持ちいいとか通り越してどうかしてる」
「お前、そりゃ姐さんが物と長く付き合ってくれる証拠じゃないかよ。審神者向きな性分の典型だろ」
「悪いとは言ってないじゃねえかよ。よそのお前はもうちっとポヤンなのに、お前ほんと変なとこ真面目だよな」
「近侍だからな。まさやんもこういうところは割と姐さんにつくぜ、言っとくけど」
「ダブル近侍コワイ! 」
お、なんだ下剋上? 構わないが、いいか日本号。お前はうちに来て、一度は私のテキトー飯を食っているんだからな、お前はすでにうちの息子なんだよ。
「え、あの人をダメにするディップと夜中の炒飯ってそういうことだったの? やだ正三位食べちゃった! 」
どうだ、おそろしかろう。これが審神者だ、わかったか。お前はいつの間にか胃袋を押さえ込まれているんだよ。
今日は仕事が割と暇で、残業頼まれてたのが消えてしもうた。おかげで帰りに電器屋に寄れたんだから、まあいいんだけどな。
あとはもう待つしかないターンに入ったので、腕時計についてはひとまず置くとして、明日は仕事から帰ったら酒を
「水曜日はお医者様の診察があるよね! お酒を呑み過ぎるのはダメだよ! 」
過ぎなければいいんだな。
「一番いいのはお酒を呑まずに寝ることだね! 麦茶をポットに入れておこうね! 」
強引!
「諦めろ、光忠は強引だし話を聞かない」
苦労してるんだね。
「ああなると光忠はしつこいし強引だ。姐さん諦めていうこときいておけ。そうすればおとなしいし機嫌もいい」
経験値の違いを感じる。
よし、明日は早いからな、今日はもうそこそこで寝るぞ。
明日は帰ったらまあそれなりにイロイロやるか。