連休後半は何もしてません。
ひたすら変な玉集めてダラダラしてました。
出かけようとも思ってたんですがね。新々刀の祖がすげえ止めるんだもの。
「私は! 清麿と直胤の展示も見たい! だが! 正直、御手杵殿の写しの展示が! ものすごく! 観たい! 観たい! 」
「水心子は、管理人さんのお小遣いを心配してるんだよ。さすがだね」
え、清麿君はどこから出てきたの。
「お茶が入ったから持ってきたんだよ。管理人さん、明日は仕事だよね。早く寝ないと」
「我が主、忘れずに明日の服薬の支度もするのだぞ」
ああ、うん、薬ね。
この前の診察で、漢方薬が変わってさ。
「ちょ、ちょちょっと待ってくれ! …薬研を呼んでくる! 私はあいにく薬学の知識を持ち合わせていない、専門家がいないと」
なんで専門家を。
「よう大将、小青竜湯の具合はどうだ」
なんでスナック感覚で来るかな。
「この前までの大麦冬湯とは飲み心地が変わるだろうが、こいつだっていい薬だ、慣れていってくれや」
まあそれはわかるが、味がなあ。
「苦味はあるがちゃんと効くぞ。漢方は続けていくと効果を発揮するもんだ」
「ふむ、なるほど、薬効というのはそういうものなのだな。人の体とは実に興味深い」
「面白いよね水心子」
ねえ君ら、人間の体の構造がちょっとした娯楽になってる?
「大将、こいつは基本、湯に溶かして飲むもんだ。仕事中は仕方ないが、休みでご実家や本丸にいるときには溶かそうぜ」
まじか。お前いっぺん飲んでみろって。すげえ味だぜ。
「俺はおかげさんで健康だからな、薬とは無縁だぜ」
ほんとお前、そういうとこな。
さあ明日からまた仕事だ。めんどくせえ。
明日は朝遅め、あさっては早い出勤。勘弁しろ。
とりあえず明日は帰ったら洗濯するか。今日は何もしたくなくて玉集めてただけだからな。
さっき夕飯の後に小一時間、断続的にうたた寝しては起きたので、今日はもう早く寝ちまおう。
「早いところお休みください。俺は連休中のキャンプの経費処理をどうにかしますので」
え、どうしたそんな70の顔色になって。
「どうぞお早くお休みください」
ああ、うん、はい。
とりあえず薬飲んで明日の薬出して寝る。