仕事してきたが、クソほど忙しくて甚だ不快。
明日は出勤早いので、帰りに接骨院寄れるといいのだが。
帰りは帰りでじったりして変に蒸していて、風がないもんだから帰ってももう窓開けて換気とかできないよね。変化ないんだもの。
こんな夜には、むしろヒートアップして野望とか語ろうか。
「話聞こうか大将」
おいでなすった。
「ちなみに俺の野望は、P4施設を手に入れて、」
そこまでだ。それ以上はいけない。
「ご主人様、なんだか楽しそうなお話をされているね! 僕の野望は、ご主人様の手で僕のデリケートゾーンにサインを入れていただくことだよ! 」
「旦那のデリケートゾーンとやらはどこなんだ」
「それは当然、茎だよね! 僕の普段は秘めている恥ずかしいところに、ご主人様がお手ずからサインを刻んでくださるんだ! そんなの、想像しただけでもう高まるよね! 」
え、いややらないよ?
「そんな! ああでもそのつれなさが、むしろご褒美ではあはあ」
お前は極めても何も変わらないねえ。
「意外とそうでもないよ。まず装束が変わって、それからランジェリーがシルク100%になったよ」
ランジェリーなんてお前着てたっけ?
「大将、旦那のランジェリーとやらは、あの縄じゃねえのか。ほれ、服で隠してるあれだろ」
あー、そういえばいつだったか、風呂の時間がかち合った肥前くんが、烏の行水で戻ってきて「あいつ服の下がやべえ」「あんなの粟田口の長男と左文字の長男次男が見たら騒動が起きるぞ」って言ってたなあ。
「今日も見事な亀甲縛りだったぜ。あれぁもう芸術って言っても過言じゃねえな」
「ありがとう薬研君。そう言ってもらえるだけで嬉しいよ」
「ところで大将の野望ってなんだ」
私の野望か。そうだな、まず遡行軍と歴史修正主義者を全部吊るしてだな、それが終わったら隠居でもするかな。で、死んだらあの世で町中華か喫茶店でもやるかな。カフェじゃなくてカフェーの方な。
「そんなら俺と陸奥の旦那も手伝うぜ。あと俺の兄弟もやるって言うだろうな」
「僕はお店の番犬をするよ! 弟たちはギャルソンでお手伝いできるんじゃないかな」
おいおい、君らが来るってことは、本丸の全員来る流れかい?
「そらぁ来るだろ。大将がなんかやるなら、全員手伝うさ」
まじか。そんな人望ないのに。
「面白そうだからな。俺は店の隅で健康相談とか受け付けるぜ」
まあそういうことでね、あの世でも本丸運営しそうだな。って、どこの審神者も大概そうかもしれないけどさ。
だが今日はなんか疲れてるからな、今日はとっとと寝るかな。