仕事してきたがとにかくクッソ暑かったのであった。
もうなんなん、いまだに暑いのだが。
明日は休みなので、掃除に突っ込むかな。部屋をそろそろどうにかしないと。
朝のうちにリビングとトイレの掃除して、接骨院行って午後に部屋の掃除だな。エミリア・ロマーニャ決勝観ながらやろう。
なんだろう、また明日も暑いんかな。勘弁してくれ。
まあ植物にはいいんだろうけど、人間はこの高温多湿はな、死ぬんだよ。
「この暑さは本当に困ったものですね」
しっかりしろ長谷部。
「この湿度の高さで腕に書類が貼り付いてきまして、かといって上着を着ると暑くて発汗が甚だしく仕事にならないので、致し方なく半袖で仕事をしております」
冷房つけようぜ。事務室くらいその程度の贅沢してもバチは当たらないと思う。
「経費節約しましょう。俺はまだ走れますよ」
何そのTHE・ガマンは。そんな70の顔色で何言ったって、無理してんな以外の何も言えないって。
なんだか体調がなあ。脱水症状っぽいのがまだ抜けないので、今日は酒やめておこう。
「大将に今必要なのは水気だ」
「すげえな、こいつのおかげで話が全く頭に入らない」
「旦那、俺のカービングアートに何か意見か」
「え、これカービングアートなの? 果物とかに彫刻するやつだよな? え、まじで? 」
何やってんの。その可哀想なりんごは何。
「薬研のカービングアートだってさ」
「俺が俺で彫刻したんだ」
才能の無駄遣い。なんでお前、医学と戦闘以外のことになるとテキトーなの。
「ふとしたところで隙を見せる男にかわいげを感じるっていうだろ」
そういうのと違うんだよなあ。
とりあえず水を飲んでいたら落ち着いてきたな。
「ほらな、大将には水気が必要だったんだ」
「姐さん、これどう思う。彫刻なんてミジンコの毛ほども感じられないんだがどう思う」
もう食べちゃったら?
「技術を尽くして作った作品も、食っちまうと消える、儚いもんだな。この刹那性が芸術ってやつなのか」
いや別に芸術じゃないだろ。ただただ無骨に切ったりんごだろ。
どうだ鶴丸、うまいか。
「りんごはまあうまいけど、虚無の味がする…」
てゆうか、もう今りんごはシーズンオフだろ。蔵で寝かせたのが出回ってるからな、今の時季のりんごは。今食うならそうだな、びわとか、そろそろ桃が出るか?とにかく初夏の果物にシフトしつつあるだろ。
「元果物売り場のねえちゃんだったな、そういえば」
「大将も食うか。俺の芸術活動に参加してくれ」
一期呼んでこようか。弟がりんご切ったって言ったら喜んで食うぞ。
よし、明日はまず朝のうちに起きて、鉢に液肥水やって、掃除機かけて部屋片付けて、天気悪くないみたいだからな、多肉をベランダに出すとしよう。
そろそろいい加減寝るか。