酒が好きです。
ビールでも日本酒でも、楽しく呑めるなら何でも呑みます。
ただ、レベルが上がっていくと共に、甘い酒が苦手になってきております。
いや、呑めますけどね。
私が敬愛しリスペクトする作家のひとり、佐藤亜紀たんのエッセイで、酒について書かれた文がありまして、そこで「夏は白ワイン呑みたい」ということが綴られていました。
確かに、真夏の白ワインは格別なんですよ。
私が好きな呑み方は、これでもかという程ギッシギシに冷やした白ワインに、汁気の多い果物を添える、という呑み方。桃や葡萄なんて最高ですね。買い物に行ってもいい果物が見つからなかったら、ゼリーもまたオツなもんです。真夏に冷えた白ワインは、こう、キュッというかキリッと引き締まるんですよ。
弛緩して肩のちからを抜きたいときには、ビール呑みますが。
ビール呑むときには、肉とか肉とか肉とかと呑みたいところです。あとじゃが芋系な。ピザならシンプルなマルゲリータが好きです。ハイジのパンみたいにチーズトロットロでお願いします。
ああ、こんなこと書いてたら一杯やりたくなってしまった…。カンフー映画にでも出そうな中華屋で、腸詰とか棒棒鶏とかツマミにしながら、ひたすら青島ビール消化するマシーンとなってしまいたい。ワイン呑むなら、カリオストロの城でルパンと次元がスパゲティ食べる下町の食堂みたいな店で、ミートソースのスパゲティクルクルしながら、マルゲリータのチーズトロットロしながら、ワイングラスクルクルなんてせずにひたすらワイン呑むカラクリ人形になりたい。
19で南條竹則先生の「酒仙」を読みふけり、バイト先のすし屋では明るい酒呑みの大将や常連さんに囲まれて、これで酒呑みにならない方がどうかしてる。
とりあえず、酒と飯と茶がうまくて、本屋と映画館と温泉があっていぬをもふれる土地なら、どこでも生きていけると思います。
あんまり多くを望むと、せっかく何か手に入れても、ないものにばっかり目が行って満足できないしシヤワセにはなれないので、まあこれだけ手に入れられるなら云うことなし。
贅沢を云うなら、あとおキャット様の肉球モミモミできればベスト。