仕事して接骨院行ってきた。
明日は接骨院行って美容院に行くので、帰りに本屋に寄ってこなくては。
「了巷説百物語」と「狐花」を買わなくてはいけない。俺は京極夏彦ファンなので。
さっき新聞読んだら、8月の納涼歌舞伎が京極夏彦書き下ろし台本、しかも巷説百物語と京極堂シリーズにがっつり絡んでるなんて、そんなの俺得じゃないか。凄まじき観たい気持ちしかわかないけど、チケットなんかもう残ってないだろうな。俺にはご用意されていないだろう。おそらく。
円盤化するんだろうか。するなら買う。
あととうかぶも円盤出るんですか。出てるんですか。この世に存在するなら買うが、そうでないとなると、もうDMMの配信買うよ。
「俺さあ、わっかんねえんだけどよ、姐さんはどの辺がストライクゾーンなんだ。鬼平犯科帳好きとか言ってみたり、三船敏郎の『用心棒』と『椿三十郎』好きって言ったり、かと思うと京極夏彦の小説は探偵のイケメンにいちゃんが好きだったりするだろ。『ドリフターズ』は島津豊久好きだし」
「姐さんは節操がないのか」
「孫六さんやめろ! 姐さんは容赦無く殴るぞ! もやしだからさして痛かぁねえけど、延々とポカポカ殴るからめんどくせえぞ! 」
え、そんな。節操ないとか言うなよう。
「姐さん、殴んねえのか。なんか俺らと孫六さんだと対応違わねえか」
いや、孫六さんほら、見た目はオットコ前なのになんか昔バイトしてた寿司屋の常連のおっさんたちと同じ言動なんだよな。なんかもう知ってる空気。落ち着く。
「あっはっはっはっは。そうかそうか。よーし姐さん、そんなら俺と泡の出る茶色いやつ呑むか。おごってやるから飯食いに行こう」
一族郎党ついてくるがよいか。
「おいおい、俺の財布じゃ追っ付かんって! どはははは」
うわあ、昔を思い出すう。
「姐さん、そういえば昔は仕事中におっさんに飯だの酒だの誘われると、家族全員ついてくるけどいいすか、って答えてたって言ってたな。こういうことか」
これやると、豪速球で断るわけじゃないからソフトだし、平和に断れるからな。
「俺がみるに、姐さん、孫六さんみてえなタイプ結構好きだろ。孫六さん、程よくおっさんだもんな」
「そうなのか? というかおい和泉、俺のようないなせなお兄さんをおっさんて、お前」
「自分で言ったら台無しだろ」
まあ嫌いじゃないが、乱ちゃんが読んでる少女漫画みたいな展開は一切ないぞ。仲間内で金賭けてたなら、残念だったな兼さん。話しやすいから変な気を遣わなくていいって、そういう点では好きだがな、私が本気で好きなのはあの人だからな。
「あの人? 」
「あー、あの人な。だよな、姐さんいまだにあの人のクリアファイル、後生大事に持ってるもんな」
この人。
「この人は何をする人なんだ」
でかい十字架型のマシンガンで戦う人。あとうどんが好き。
讃岐うどん啜りながら砂蒸気ジャック騒ぎ見物してるのカックイイー。
「わかったぞ、姐さん、あんた豪快な男好きだろ。あと変な奴な」
「孫六さんがどんどん姐さんに対する理解を深めていくの、いいことなんだろうけど複雑だな。自分の主がおかしなネエちゃんだってバレてるみたいで複雑」
なんだと、誰がおかしなネエちゃんだ。ポカポカ殴るぞ。この、見た目と実力を兼ね備えた兼定末代が。
「そうか、姐さんは豪快な男が好きか」
「あとロボットで戦う漫画とかも好きだぜ」
おいおい、ファイブスター物語は兼さんも読むだろ。ちゃあがあまりに普通の女の子でかわいくて守ってやりてえとか言ってただろ。気持ちはわかるが。
どうだ孫六さんや。しばらくうちで生活してもらって、改めて訊くがうまいことやっていけそうかえ。
「やっていけそうか、どころか、孫六さんは次郎の小料理屋の常連だぜ」
馴染みまくってるんじゃねえかよ!
さあ明日は散髪だが、またしてもヘアスタイル変えるかどうかすら決めてない。ノープラン。
まあいいや、今日はもう次郎ちゃんのお店行こう。え、孫六さんも行くの。そんじゃ一緒に行くか。カラオケ何歌う?
「俺か、俺は『俵星玄蕃』」
あれをカラオケでやるのはやめろ! 長いんだから、他のお客さんに迷惑でしょ。
「姐さんは何歌うんだ」
私? 私はなあ、1曲目は必ず「哀・戦士」って決めてるの。
「孫六さん、姐さんは延々富野アニメの主題歌歌うのがお決まりだぜ。ロボットアニメ好きだからな」
いいだろ、兼さんだって好きじゃねえかよ。
なんかもうねむみがきつくてなあ、どうも暑さでやられて体力持っていかれてるんじゃないかという説もあるし、今日はそろそろフートン出して寝るか。
明日は早く起きないといかんので、そこそこで寝ます。