雑種犬肉球日記

雑種犬が書いたブログ。

早く寝るのはよい子なのか老化なのか

最近、少しずつ寝る時間が早くなっているような気がしますよ。

このままいくと、どんどんオジイになっていって、しまいには刀剣乱舞の天下五剣な後期高齢者みたいになっていくんじゃないのかと内心ガクガク。

せめて鶴丸みたいな活動的な高齢者でとどまりたい。お願い。

 

今ねえ、久々にギブスンの「ニューロマンサー」読み返していまして、何度読んでもすごいよね、この小説。

これ一作で、サイバーパンクっていうジャンルを作っちゃったんだよ。ギブスンすごいと思う。

で、私の中では、ギブスン作品でマイベストは、スプロール三部作(同じ世界観の「記憶屋ジョニイ」「クローム襲撃」含む)なんですよ。

特に二作目の「カウント・ゼロ」! 同時進行する3つの物語が、終盤で1つになる構成なんだけど、3人の主人公のひとり、ボビイがかわいいんだ。三部作の最後を飾る「モナ・リザ・オーヴァドライヴ」では、すっかり大人になって登場しますが、ああもう7年でこんな青年に…と感慨にふけってしまいますが、このときのボビイは、ホントに自分の住む町しか知らない素朴な子。チャンスさえあれば、町を飛び出して行きたいんだけど、じゃあどんな風に飛び出していくのか、まではイメージできてなくて、でもイメージできるようになる前に、チャンスの方が転がり込んできちゃった。そんな少年。7年後の彼は、すっかり大人になって、転がり込んだチャンスに乗っかったその後も、好奇心を武器にいろいろなことを経験してきたんだろうなと、そんなことを感じさせます。その好奇心が行き着くところまで行き着いて、そしてあんあことになってー‼︎ でも言えねえ。ネタバラシになってはなはだ興ざめするのでオラ言えねえ。

いっぺん読んで! 面白いから! しょっぱなからドライヴ感半端ないから!

早川書房で文庫の復刻版出てるから!

 

ああ、早く人類補完機構シリーズの全短編集、最終巻出ないかしら。お願いします早川書房さん。

 

ちなみに私、主に本格探偵小説にSF、古典、伝奇小説、銃撃ち漫画にギャグ漫画などを常食としてます。あとはガルシア・マルケスとか倉橋由美子とか。雑食だねえ。

なんせ魂は雑種犬ですから。