雑種犬肉球日記

雑種犬が書いたブログ。

あの里で集めた玉の正体を僕らはまだ知らない

仕事してきた。そしてきのう、うっかり「宝石の国」読んじゃって何も手につかなかった分、今変な里で変な玉を集めております。7万7000までいった。さああと3000。この数なら今夜中にいけるでしょう。

しかしあの玉って何なんだろう。

「あれ、管理人さんも食べたことあるよね? あれね、実はおいりなんだよ」

ファッ?

え、ちょっと待って。京極ちゃん、ほんとに? ほんとにおいり?

「まあ、管理人さんはご存知なかったのね。丸亀ではおめでたい席でいただくお菓子でしてよ」

まじか!

前に一度買って食べたことがあるけど、あのちょうおいしいやつだよね? あの一粒にこの世の夢とか愛とかカワイイとかが詰まってるのではと思うような、雛あられより軽くておいしいやつだよね?

「だから、各本丸で処理するようにって通達が来てるのにどこからも文句が出てないし、うちなんかは短刀たちが喜んで集めたがるよね」

どうも包丁が熱心に行きたがると思ったら、そういうことだったのか。

「あんなに激しく求められると驚いちゃうよね。せめてこの玉でどうかなと思ったけど、代わりにもならないって断られてしまったよ」

「弟がすみません。でもにっかりさん、それ刀装ですよね」

「金の玉だよ。これはこれでいいと思わない? 平野君もこれ、持っていく? 」

「僕らはいつも、晴れてる戦場なら金銃兵ガン積みの方針だって管理人さんが」

「おや、振られてしまったね」

どうだ青江。おいりは確かにちょうおいしいが、銃火器はロマンだぞ。

「君も好きだねえ」

そんな私ですが、映画に出る好きな決闘は「椿三十郎三船敏郎と仲代達也の決闘です。

「いささか渋すぎやせんか? 」

「姐さんは意外とあれで渋好みじゃ」

「普段はおよそそんな風には見えんがな」

「シャイなお人がやき」

お、むっちゃん! いいところに。私と一緒に鶴丸メントスコーラ仕掛けない?

「管理人さんは底が知れんな…」

「底ゆうか正体が、ゆう方が正確じゃあ思うが」

 

あー! 待て待て待て、きた! 来たあああああああああああ! 江のもの来たあああああああ! むっちゃん! むっちゃーん! 富田君きたー!

「ほにほに。どげえな感じやったかの」

なんか自分で王子様って言ってた。ミッチーかな?

「ほたえなや姐さん。まずは落ち着くんじゃ。えいか、本丸には及川光博氏は来ん。本丸に来るがは、しやくその行政課のおっちゃんと政府の人と、庭の整備で植木屋さんと、ガスの点検と購買のコンビニの商品配送のトラックだけじゃ。押し売りも来ん」

そうか。あんしん。

「それ以外に来るとしても、せいぜいくろのすけくらいだろうな」

ああ、そういえばうちにも来たね。各本丸の生活面の調査だとか言って。刀剣男士を酷使するとか、そういう問題のあるところを査察するつもりだったんだろうけど、うちに来たくろのすけ、裏庭のアスレチックで短刀ちゃんが遊んでたり、査察が来る前にって強引に書類仕事片付けて70の顔色の長谷部と松井とチョーさんに、鶴丸がユンケルで餌付けしてるのとか見て、しまいには「はあ」しか言わなかったもんな。

「姐さんは、仕事と人生は息抜きの合間にやる程度でちょうどえい、ゆうちょるもんな」

うん。あんなもん、眉間に皺寄せて真面目にやったからえらいなんてもんじゃないわ。クソシリアスに追い詰められながらやったところで得たものなんかたかが知れとるわい。それに、私ゃ楽しくもないことを嫌だ嫌だ言いながらやる趣味はないから。やるなら楽しいことをしたいの。その方が長続きするし。

「そうだった。こういう人だったな、うちの姐さんは」

さあ、ひとまず最低限の目標は達成したので、明日は仕事して、帰ったらなんかやるか。

 

さあ明日は出勤早いからな、起きる時間に気をつけないとな。

今朝から目覚ましにすえひろがりの「断然、君に恋してる! 」を仕込みました。ヤケクソでイヤイヤ、キラッキラの青春片思いラブソングを歌わされる肥前忠広からしか得られない栄養素がある。

ので、しばらくはこのアラームでいこう。

さて、フートン出して寝る支度するか。