雑種犬肉球日記

雑種犬が書いたブログ。

「ユーリ!!! on ICE」を雑種犬が語ろう 第三滑走・ハートに火を点けて【後編】

前回のあらすじ

 

押しかけコーチ・ヴィクトル=サンを追いかけて、遠くロシアからやってきたユリオとスケート勝負をすることになってしまった勇利。今までにない「エロス」というテーマでの演技にとまどいを隠せない勇利と、やはり初めて挑戦する「アガペー」というテーマに苦戦するユリオ。勇利はアイスキャッスルや公園で基礎練を、ユリオは寺で座禅の毎日だったが、ついに滝行を命じられる。一方その頃、ヴィクトル=サンは長浜でラーメンをすすっていた…!

 

という訳で、後半戦始まります。

 

翌朝、朝練にヴィクトル=サンの姿がありません。どうもユリオの話によると、朝まで呑み歩いていたみたいですね。ダメじゃん。で、肝心のコーチがいないので、2人で自主練です。そこで勇利、ユリオに切り出します。

「4回転サルコウを教えてください。頼む!」

相手が歳下でまだ子供でも、ちゃんとユリオの技術や才能にリスペクトを持ってお願いしています。なかなかできないよね。ユリオも一人前のスケーターとして認められているのが解ったのか、憎まれ口を叩きながらも、きちんと教えています。いつの間にか、勇利のことも「ブタ」じゃなくて「カツ丼」と呼ぶようになってますね。夕飯のカツ丼おいしかったんだね。

そんなことしてるうちに、半分がた寝とぼけた顔でヴィクトル=サン登場。何だか照れ臭くて、慌てて振付の確認に入る2人。

振付をおさらいしながら、ユリオが思うのはじいちゃんのことでした。ユリオにとって、無償の愛を注いでくれるのは、いつだって親ではなくてじいちゃんだから。

その表情を見て、ヴィクトル=サンが呟きます。ユリオのアガペーが見つかったようだ、と。

ネクストステージに進めるかな?」

その言葉を聞いた勇利も気づきました。何を思い、何を動機として演技するのかが見つけられても、それを昇華して作品にというかたちにしなくては。

カツ丼というモチーフは見つかった。それじゃあ、カツ丼を「エロス」という作品にするための、プログラムを通す大きなコアになるものは何だろう?

手応えを得られないまま、エキジビジョン対決の前夜を迎えました。

練習後、勇利の家・ゆーとぴあかつきの食堂で一杯機嫌のミナコ先生がそういえばさあ、と思い出し、

「あんた達、明日の衣装ってどーすんの?」

するとヴィクトル=サン、大丈夫!と生ビール片手に請け合います。

「ロシアから今まで俺が着てた衣装、送ってもらったから!」

ユリオは山と積まれた衣装を見て「トンチキな衣装多いよな」なんて言ってますが、勇利にとってはまさに宝。手にとった1着を見て、ヴィクトル=サンがそれを着ていた頃を思い出し口にした言葉が、勇利にインスピレーションを与えました。深夜という時間もかえりみず、ミナコ先生のところへ押しかけます。

「教えてほしいことがあるんだ!」

 

ここからが第三滑走の山場!

 

翌朝、いよいよエキジビジョンの当日です。

ロシアからユリオが来て、しかも勇利と勝負すると聞きつけたテレビ局が中継に来ています。実況は勝生番・諸岡アナという熱の入れようです。試合前のインタビューまでしてますが、当の勇利は「長谷津で温泉入ったりしてもらえれば」なんて観光アピールしていて、テレビ中継にちょっとびっくりしてますね。元々が気のやさしい子なので、取材受けてコメントして、なんて注目を浴びるのは苦手なのでしょう。片やユリオは肝が据わっているので「ユーリは2人もいらない。ぶっコロス」なんてテレビ受けしそうなコメントしています。で、ヴィクトル=サンはどうしたのかなと思っていると、コメントを求められて出てくると、思いきりふざけています。裃姿にはせつ観光大使のたすき掛けで観光アピール…。自分が置かれた立場を面白がってます。一番の年長者が一番ダメ。まあ、変にガチガチ緊張してるよりはいい雰囲気ではありますが。

一抹の不安を感じつつ、試合はユリオのプログラムから始まります。

出番を知らせに控え室へ顔を出した優子ちゃんを鼻血流して歓喜させた、ヴィクトル=サンのジュニア時代伝説の純白透けクロス衣装で、アイスタイガーなんて粋がるヤンチャ小僧の面影は欠片もありません。どこまでも清らかなソプラノのヴォーカルとメロディもあって、もともとがかわいらしい美少年なのと、持ち前の超絶技巧の滑り、鮮やかなジャンプとでホントに天使がダンスしているようです。

でも、ユリオの本人は演技の中で、自分には情緒的な表現力が欠けていることを思い知ってしまいます。

誰が指摘したでもないし、観客はみんなユリオの演技に引き込まれている。勇利も「みんなユリオのアガペーに引き込まれてる」と認めていますが、当の本人は痛いほど思い知ってしまっているのです。テクニックで惹きつけるのと、真に自分の中から湧き出る「今この一瞬」のアウラで魅了するのとは根本が違うのだと。だから心のうちで叫ぶのです。「じいちゃん、ごめん。まだこなすのに精一杯で、アガペーとか考えきれねえ!」「こんなもんじゃねえんだよ、オレは!」ヴィクトル=サンによる高難度の構成。初めて挑むテーマ。まだ若くて、圧倒的に経験が足りていないもどかしさ。それでも、ユリオは今現在の自分が持っているもの全部で勝負しました。だから、作品としては納得かずとも、やれることは全部やったという点では悔いはない。ヴィクトル=サンに「お客さんに挨拶しないと」と促されたあの笑顔は、だからちょっといい顔していますよね。

 

ユリオの演技に、またユリオのスケーティングに沸く観客に、勇利の不安と緊張は最高潮に達しています。

「僕が負けてしまえば、ヴィクトルはロシアに帰ってしまう。いやだ!」

追い詰められた勇利が、ここで初めて強い感情を持ちます。

勝たなきゃ。勝ちたい…勝ちたい!

たぶん、勇利にとっては初めて「なりふり構わず勝ちたい」と思うのと同時に「負けるのが怖ろしい」と無情の恐怖に襲われた瞬間かと思います。ただでさえメンタルが弱いだけに、これまでの試合だって、やっぱり勝ちたいとも負けたくないとも思いプレッシャーを抱えていたであろうことは、容易にうかがえますが、この勝負は訳が違います。子供の頃から憧れ続けてきた、スケートを続ける動機そのものの人を賭けているのです。これから先、自分がどう生きてゆくのかが、この3分にも満たないプログラムで決まってしまうのです。勝ちたい、と繰り返す心の声は、やっと絞り出される悲鳴でした。

狭まる視野。俯いて自分の足の爪先が見えているのかどうか。目の前が真っ暗になる寸前、ヴィクトル=サンが出番だよ、と声をかけます。

顔を上げると、勇利のすぐ目の前にヴィクトル=サンが立っていました。死ぬほどびっくりしたのか、声をあげそうになるのをおさえると、勇利は溺れる人が縋るような必死さでヴィクトル=サンに抱きつくのです。

「あ、あの、僕、すっごくおいしいカツ丼になるんでッ、しっかり僕だけを見ててください。——約束ですよ!」

おそらく、これが勇利にとって初めて「目の前のこの人を何としてでも引きとめたくて」出た言葉なのではないかと思います。思わず抱きついてしまうくらい、離れること失うことが死ぬより怖ろしいことに感じられているのでしょう。

 

「もちろんさ。カツ丼大好きだよ」

 

だから、ヴィクトル=サンのこの答えは、勇利には自分を受け入れてくれる最高の言葉だったのでしょう。まさにこのひと言で、勇利は救われたのです。

まさにこのひと言で、勇利の「ハートに火を点け」たんですよ。

 

氷の上に立った勇利の姿に、観客がざわめきます。黒一色のその衣装は、ヴィクトル=サンが男女両性をイメージしたプログラムを滑ったときのものでした。

ステップシークエンスの挑発。スピンの翻弄。アウトサイドイーグルのためらい。そしてジャンプの熱情!トリプルアクセルの怒濤、4回転サルコウの奔流、4回転トウループトリプルトウループの終幕!サルコウこそ手をついてしまいますが、勇利はしっかりと演技に乗っていて、すぐに気持ちを立て直します。それも、ラストに4回転3回転のコンビネーションという大技を見事に決めてみせるのです。

勇利がこのプログラムの主人公に据えたのは、ヴィクトル=サンの振付の見本で感じた色男ではなく、色男を惑わせる街一番の美女でした。

勇利はミナコ先生に教えを請うた前夜、こう言うのです。

「こっちの方が、僕の中ですごく似ている感情なんだ」

色男に誘惑され恋の駆け引きをする美女の方が、今の自分の置かれた状況に近く、相通じるところを感じるぶん、表現しやすく思う、と。

氷の上の勇利をじっと見つめるヴィクトル=サン。その背中に、また勇利の演技に目を奪われる自分に、ユリオは負けを悟り、結果も聞かずに帰ってしまいました。テクニック云々以前の、艶とでもいうべき部分で、ユリオは負けを認めたのです。

アイスキャッスルを後にするユリオ。まだ結果が出た訳じゃないからと引きとめる優子ちゃんに「ヤコフのところで続ける」と言い残し、ロシアへ帰ります。

自分が持っていないものを武器とする勇利と戦うのなら、同じ道を歩いていては勝負にならない。違うところで違う武器を手に入れなければ、対等な立場で土俵に立てない。そう悟ったのです。

 

リンクサイドでは、ヴィクトル=サンが勇利を迎えます。

「あんなおいしそうなカツ丼、初めて見たよ!素晴らしい!」

手放しで褒めるヴィクトル=サン嬉しそうです。が。すぐに、ひとついいかな?と厳しい表情で、ひとつどころでなくダメ出しのラッシュ。その褒めとダメ出しの配分、あなたは富野監督ですか。

結果はというと、やはり演技の艶が段違いなところで勇利の勝ち。おめでとう!

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お立ち台のインタビューで一瞬言葉に詰まるところは、引っ込み思案でファンサも苦手なところが如実にあらわれていますが、あら不思議。隣に立ってるヴィクトル=サンが肩を抱くと、ちゃんとしっかり喋れるようになります。ヴィクトル=サンの存在は、勇利の中でそれほど大きなウェイトを占めているのですね。カメラやマイクに気後れせずに受け答えできるようになったのも、「憧れのヴィクトルが」「自分を選んで」「そばにいてくれる」という事実が、自信を持つ根拠になったのでしょうか。

 

さて。第二滑走をバラしてほぐして思ったことを書いた折にちょっと触れましたが、ヴィクトル=サンがなぜ、エロスとアガペーの振り分けをああしたのか。

ユリオにアガペーを振り分けたのは、まずこの第三滑走の段階では、今この段階で情緒的な表現力が欠けていることに気づかせるということでしょうか。もう一つ、長期的な狙いも薄々感じられますが、それは終盤に追い追い。まあ、短期的というか即効的な狙いは当たって、ユリオは自分に足りないものを悟って、違う方法論で修行するためにロシアへ帰りました。

勇利にエロスを演技させたのは、今までとはまるで違うことをさせてブレイクスルーを狙う、ということでしょうか。新しいことに挑戦してひきだしを増やして、更にその過程ですでに持っているものに気づかせて自信を持たせる。

と、割と真面目に推測してみましたが、それにしてもヴィクトル=サン、ホント勇利大好きだよなあこの人。ユリオのことは褒めるにしても何にしてもあっさりしてて簡単にやっちゃうけど、勇利相手だと手放しで褒めるしダメ出しはそんな詳しく触れないでほしいってくらい細かくやるし。たぶん、勇利の才能にどっぷり惚れ込んでて、それを「俺が」最大限に引き出してコーチしたい、って育成欲をメッチャクチャ刺激されたんだろうな。「  俺  が  育てました‼︎」的な優越感。

いや、あのヴィクトル=サンのことだ。単に「俺の勇利最高でしょ?」って世界中に見せつけちゃうZO☆ってだけかもしれない。

 

よし、何とか第三滑走ぶんが終わった…。

この先を考えると今からオソロシイですが、まず第四滑走の解析に入ります。

出来次第公開予定。あんまり楽しみにせずにお待ちください。それでは。

「ユーリ!!!on ICE」を雑種犬が語ろう 第三滑走・ハートに火を点けて【前編】

ここのところ、腰痛その他でどうにもゲンが悪いので、気持ちを切り替えるのと厄落とし的なナニとで散髪してきたら、第二滑走・第三滑走あたりのユリオの2Pカラーみたいになってしまいました。ヒョウ柄の服なんて持ってないぞ。どうしたものか。まあいいや。

 

それでは始めよう。

ユーリ!!! on ICE」第三滑走を考える。題して「ハートに火を点けて」(ドアーズか。ドアーズなのか)

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前回・第二滑走で登場したユリオと勝負することになった勇利。この第三滑走は、ヴィクトル=サンが2人に振付のデモンストレーションをするところから始まります。

ここまで、彼のスケーティングについては「金メダルを総なめ」「リビングレジェンド」という評価のみが語られていましたが、ここで初めて、振付の見本ではあるものの、プログラムを滑ってみせる姿が出てきます。ごくわずかなカットながら、勝ち気なユリオがまばたきもせずにじっと見つめるその眼で、ヴィクトル=サンのスケーティングを評する言葉が真実であることがうかがえます。

ユリオに振り分けた「アガペー」の振り付けを見せたところで「あんまりステキだったからつい、」と優子ちゃんがリンクサイドへ出てくるところでも、それは証明されていますね。ユリオ、「何だよそのおんな!」なんて文句を言うものの、相手は現役ママの母性と優しいお姉さん的な雰囲気を持ち併せる優子ちゃんです。すぐ憎まれ口が引っ込んでしまいます。かわいいね。

続いて勇利の「エロス」の振付ですが、ここで「世界一モテるおとこ」の面目躍如! 曲のイントロが流れ、ふ、と顔を上げて挑発的な微笑みのヴィクトル=サン。

優子ちゃんが心臓を射抜かれ鼻血噴きました。そのぐらいエロス。私も初めて観たときに吐血しそうになった…。

勇利はといえば、なにせ憧れの人が、自分のために振付を見せてくれているだけに、やっぱり見つめてはいるものの、あんまりにも濃厚な「おとこの色気」に戸惑いを隠せず「おとこの僕でもニンシンしてしまいそうなエロス!」と驚きながらも、これを自分が滑れるのだろうかと甚だしい不安に襲われます。このうろたえぶりから、たぶん、これまでは清潔で爽やかなアイドル路線だったのではないかと思われます。

どうだった? とヴィクトル=サンに訊かれ、答えに詰まって「すっごくエロスでした!」と応じるのが精一杯の勇利。プログラムの構成を考えるために、4回転は何が飛べるのかと訊かれて「トウループと、サルコウは練習では成功してるんだけど、」と、段々尻すぼみになる彼にヴィクトル=サンは言います。

「今、勇利ができないことを僕は教えたりしないよ」

今できないことを無理強いはしない、つまり勇利のペースに合わせ教えていくということです。

「君は今まで、何回本番で失敗してきた? 勝てるスキルがあるのに、なぜ発揮できない?」

このヴィクトル=サンの問いに、勇利はうつむきながらやっと答えます。「それは、たぶん、自分に自信がないから…」そう、自信が持てないのは判っているんです。勇利が何より欲しいのは、どうすれば自信を持てるのかという答え。なぜ自信を持てないのかという理由。

大概の場合、自信が持てないというと「持ちなさい」と肩を叩かれて終わりますが、ヴィクトル=サンは違いました。

「そう。勇利に自信を持たせるのが、俺の仕事だよ」

どうすれば勇利が自信を持てるのか一緒に探そう。そう言い切るのです。

「世界中のみんなは、まだ勇利の本当のエロスを知らないんだ。それは勇利だってまだ気がついていない魅力かもしれない。それを早く教えてくれないか」

更に続けるこのひと言! 前半がコーチとしての言葉だとしたら、これは勇利のスケーティングに魅了された者としての言葉でしょう。これを、真正面から超々どアップで囁くんですよ。世界一モテるおとこが。なんて罪作りな。

「じゃ、勇利。自分にとってのエロスとは何なのか、よーく考えておくように」とヴィクトル=サンに宿題を出され、西郡と基礎練習に入る勇利ですが、あんまりにもこれまでの自分のスタイルとはかけ離れていて、頭を悩ませます。西郡はテキトーに答えとけよ、なんて言いますが、ヴィクトルは天才だから考えなくても演技が成り立つんであって、ちゃんと考えないとダメだと必死に考えてます。偉いなあ。

「僕にとってのエロスって何だ?」

ヴィクトル=サンの演技から、物語が見えたんだと勇利は言います。

街にやってきた色男。彼は次々と女達をとりこにしてゆき、街いちばんの美女に狙いを定めます。なびかない女は、男と駆け引きをするうち、正確な判断ができなくなり、ついに男に溺れる。すると男は飽きたとばかり突き放し、また次の街へ。

「キャーカッコイイー(棒)抱いてー(棒)って、なんか勇利のイメージじゃねーなー」

「だろー?絶対ヴィクトルの方で観たかったとか言われるんだ」

自然に断言する辺り、今までやってきたこととはホントにかけ離れているのでしょう。

ヴィクトル=サンの真似して滑った例の動画だってエロかったじゃないかと西郡は言いますが、勇利は即答します。

「真似じゃダメなんだよ! それじゃヴィクトルを越えられない!」

勇利にはちゃんと伝わっていました。ヴィクトル=サンが、自身の予想の斜め上を行くことを勇利に望んでいるのだと。だから真似じゃなくて、オリジナルで勝負しなくてはいけないのだと。

 

一方ユリオはというと、ダメ出しの嵐です。

技術は確かに超一流、負けん気の強さ故の勝負強さはあるものの、まだ15歳の子供で内面の成熟はこれからです。そのせいでしょうか、表面的な、テクニック面での振り付けは正確にこなせているけれど、情緒的な表現が難関になっていました。

「今のユリオのままじゃ、欲が前面に出過ぎてて、全然アガペーの無償の愛って感じがしない」

勇利と対照的に自信たっぷりなユリオですが、曲のテーマを考えると、むしろそれは邪魔になってしまう、とヴィクトル=サンに指摘され、カチンときたユリオ。散々自信満々に滑ってきたあんたが何言ってんだ、と食い下がります。ユリオにしてみれば「どの口が言うのかクソジジイ」といったところでしょうか。

「じゃあヴィクトルにとってのアガペーって何だよ!」

ヤケクソでそう訊ねるユリオに、ヴィクトル=サンは愉快そうに答えます。

「そんなのフィーリングなんだから、言語化できるわけないだろ? いちいちそんなこと考えながら滑ってるのか? おかしな奴だなあユリオは」

このひと言で、ヴィクトル=サンが真物の天才であることが端的に描かれています。始めから答えは自明のものであって、あとはどうアウトプットするかの問題でしかないんですね、ヴィクトル=サンの中では。

でも教えている以上、さすがにそれで通すわけにも行きません。ブルース・リーは「考えるな。感じろ」と名言を残しましたが、ヴィクトル=サンはひと言で済ませます。

「ま、寺かな」

近所のお寺で座禅させました。

 

夜、寺で修行させられたヤンチャ小僧と、エロスを求められた清らか青年はすでにぐったりしてます。

ぐったりしながら、それでも自分にとってのエロスについて考えてる勇利、けなげですね。夕飯の最中にも考えています。もやしとささみとブロッコリの夕飯でウェイトコントロールしながら、目の前ではヴィクトル=サンもユリオもカツ丼を食べてるわけです。これ見よがしに。お腹空きすぎた勇利、ついにおかしくなりました。

はふ!「わかった! カツ丼! それが僕にとってのエロスだ!」

ユリオは「まじかよ」なんてバカにしてますが、ヴィクトル=サンはユニークだねと言いながらも否定せずに、それで行こうと受け入れます。もう勇利のことは完全に肯定。なんなのこの寛容さ。

翌日も練習は続きます。勇利は地道に基礎練習や振付を積み重ね、一方でユリオは事あるごとに寺。しまいには「うーん、ま、滝かな」。自分ひとりだけ、座禅させられたりして面白くなかったのか、ここでユリオは勇利を付き合わせます。

何がアガペーだよ、なんて文句言いながら、滝に打たれるうち、水の冷たさからユリオはある光景を思い出していました。

幼い日、故郷の凍てつく冬の日。

祖父に手を引かれて歩く、スケートを始めたばかりの小さな自分。

「じいちゃん、またあしたもいっしょにれんしゅうきてくれる? もっとじょうずにすべれるよ! ママがこなくても、ボクだいじょうぶだから!」

ユリオの、あの過剰なまでの負けん気は、じいちゃんと肩寄せ合って暮らした幼い日が原点だったのです。たぶん、この思い出はユリオにとって何より大事な、氷の上で生きる動機なのでしょう。貪欲に勝ちを獲りにいくのは、活躍すればじいちゃんが喜んでくれるから。喧嘩っ早いロシアンヤンキーは、そんなさびしい境遇のおじいちゃんっ子でした。もう ヤンキーとか言えない。やだ、すっごいいい子…。

幼い日を思い出し、滝から出ようと勇利に促された瞬間、虚を突かれて、思わず素の顔で答えちゃうユリオ。あんまり無防備で驚く勇利ですが、その頃ヴィクトル=サンは長浜でラーメン喰ってました。ヒドイ!

 

…と、まだ前半部分ですが、一旦ここでおしまい。一気に全部やっちゃうと、文字数が膨れ上がって、読むのも書くのも大変なので。

ホント何なんですかこのアニメ。緩急自在のテンポで楽しく快適に観られるのに、こうして細部をバラしてほぐしてクローズアップしていくと、とんでもない情報量が詰め込まれてる。しかも話数を追うごとに、1話分込められた情報量が倍々ゲームで増えてませんかこれ。何ですか。何なんですか。スルメのようですよ。延々と咀嚼して味わえますよ。観るたびに違う観かたができるって、もう押井守作品と並び立ってますよ。この温泉on ICEだって、純粋に物語を味わって観たあとで少なくとも勇利、ユリオ、ヴィクトル=サン、それぞれが何を考えてこう振る舞うのかを考えながら観れば、更に3回は楽しめる。

何ぞ…何ぞこれ…!

しかも、キャラクターそれぞれ、実在のスケーターをモデルとしながらも、決定的に違う点がちゃんとあって、決して直截のイコールになっていないところが心憎い。モデルになった方の試合も観てみようかと興味が湧くし、それをきっかけに、アニメだけでなく実際の試合も楽しく観られるようになって、この作品を契機として、観ている人の世界もそうして少しずつ広がっていく。すごいな。そういう観点からも、ホントにステキな物語だと思います。

 

とりあえず今日は前半のみで。後半の温泉on ICEパートの考察は明日やります。まじで。

おたのしみに。

真っ白に燃え尽きたのでもう寝ます

前回は「ユーリ!!! on ICE」第二滑走を自分なりに読み解いてみたら、なんか長くなってしまったでごわす。

今日は夕飯のあとに第三滑走をリピートしながら、気になる部分を書き出していたら、ノート5ページになってました。しかもそれだけの情報量を、30分の1話分で詰め込み過ぎと思わせるどころか、ノリノリで観ていられる緩急きいたテンポとド直球のシンプルな構造で、実に快適かつあんしんアトモスフィア漂う展開。

叩きはできたので、もう少しまとめて近日公開。

 

この間断髪式やったワイヤープランツですが、もう早速新しい葉がワサワサ出てきています。何この再生力。おそろしい子!ジャスミンも新しいツルが伸び始めているので、もうね、植物コワイ!

いや待て。多串くんは相変わらずだな。てゆうか多串くん、根はちゃんと張ってるのか?それはそれでやっぱりおそろしい。

 

いかん。もう第三滑走の解析の叩き作ったので力尽きてる…。

今日はもう寝ます。

腰痛は相変わらずだし明日も仕事なので。

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それでは次回お会いしましょう。

雑種犬が観て語る「ユーリ!!! on ICE」第二滑走

今日は久々に、妙なヤル気が出てきたのでやっちまいますよ。

そう、アレ。

誰も待ってない「俺が感じた『ユーリ!!! on ICE』」。

リピート再生で観ながらいきますよ。

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題して、雑種犬が観た第二滑走「今我ら鏡もて視る如く 視るところ朧なり」。

 

ヴィクトル=サン旅立ちの光景から第二滑走は始まります。コーチのヤコフに「今行けば引退したも同然だ」と引きとめられてなお、日本へ旅立つヴィクトル=サン。氷の上ではアスリート、でもリンクを出ればあらゆるものを子供のように楽しむ天真爛漫さで、勇利を驚かせ周囲の人達を驚かせるヴィクトル=サンですが、彼に振り回された者がロシアにもう1人いました。

ジュニア杯を総なめにしてシニアデビューを控えた、もう一人のユーリ。

鼻っ柱の強さ故にアイスタイガーと呼ばれ、またそのかわいらしい容姿から妖精とも呼ばれるロシアの15歳、ユーリ・プリセツキー。

ヴィクトル=サンが何の気なしに約束したこと「ジュニアのトップに立ったらシニアデビューのプログラムの振り付けをしてあげるよ」を自分の中で大きな動機として、ジュニアの頂点に立った彼ですが、約束を果たしてもらおうとしたとたん、当のヴィクトル=サンが日本へ、それもグランプリファイナルの試合後に「ユーリは2人もいらない。引退しろ」なんて喧嘩売った日本のユーリのコーチになるために行ってしまって、肩透かしを食ってしまった。

ところがどっこい。持って生まれた向こうっ気の強さと、そのために頑張ってきたんだという思いの強さ故に、諦めるどころか、ユーリは単身見知らぬ異国へ旅してきます。思い立ったら即実行、直情径行タイプですね。私服は黒にアニマル柄、リベットついたリュックでヤンキーセンスですが、商店街で虎のトレーナー見つけて衝動買い、早速着てインスタに写真アップして、なんて意外とかわいいところがあります。

やっとアイスキャッスルへ着けば、久しぶりに会った勇利はユーリのことなんて眼中になくて「ダイエットの目標クリアしたからヴィクトルに滑る許可をもらえる」なんてのんきなこと言っていて、当のヴィクトル=サンはといえば、自分から言い出した約束をキレイに忘れているしで、ユーリちょっとかわいそうですね。そりゃあ怒るよ…。

ユーリが約束のために自分を追いかけて来たことが面白くなったヴィクトル=サンは「こいつと勝負して、オレが勝ったら一緒に帰ってコーチになって」というユーリのお願いにあっさり「イイよ!」。ただ、ひとつ出した条件は、次のシーズンにどちらを使うか迷っていたプログラム2曲を、2人にそれぞれ割り当てて振りつけて、お客さんにお披露目をして評価が高い方を勝ちとする。

ヴィクトル=サンを連れ戻すことしか考えてなかったから、当然ユーリはホテルなんて予約しているわけがなく、当たり前のように勇利の家へついてきます。勇利の家が温泉宿でよかったな…。ヴィクトル=サンの部屋の押入れで寝ることになっても、真利姉ちゃんに、弟と同じ名前は紛らわしいのと好きなアイドル歌手にそっくりだからという理由で「ユリオ」なんて呼ばれてもめげない鋼のメンタル。なんて頼もしい15歳なんだ。

ヴィクトル=サン相手に堂々と対等に口をきくユーリを見て、もともとがメンタルの弱い勇利はやっぱり不安になって、独りでトレーニングしに外出。

 

ここからが、この第二滑走のミソにしてコア!

 

ここまでの一連の流れで、強気なユーリと弱気な勇利という対照的な2人が描かれましたが、ここでいつの間にか勇利が出かけていたのに気づいたヴィクトル=サン、真利姉ちゃんに「フラッと出かけるときはミナコ先生のところかアイスキャッスルに行ってる」と聞いて、勇利を捜します。

ミナコ先生はバレエ教室の他にスナックもやっていて、まあ勇利はああいう朴訥なおとこのこなので、先生のお店で呑んでいるわけはなく、ここでミナコ先生の眼を通して見た勇利が語られます。「勇利は不安になると、すーぐ練習したがるの」「天才じゃないけど、練習する時間だけは世界一恵まれてたわ」。その足でアイスキャッスルへ向かったヴィクトル=サン、今度は勇利の練習を見守る西郡夫婦から話を聞きます。「もともと友達つくるのヘタだから、勇利は」「ホントはすっごい負けず嫌いなんだよね」。勇利の近くで、彼の繊細さナイーブさを目の当たりにしてきた3人の言葉から、ヴィクトル=サンは何か摑んだようです。優子ちゃんの「まだ見たことのない勇利くんを引きずり出してほしい」という言葉に「子ブタちゃんを王子様にする魔法だね」とだけ呟きます。

自分の才能に疑問を持たず、それを武器として戦う程、あらゆるものを呑んでかかるユーリ。一方で自分の才能に対する他人の評価に根拠を見いだせず、自分に自信を持てない勇利。

翌朝、ヴィクトル=サンは2人に勝負で使用するプログラム曲を聴かせます。同じテーマ、同じメロディで作られた、アレンジ違いの2曲。「愛について」と題されたその曲は、一方は清浄な無償の愛「アガペー」、もう一方はおとことおんなの性愛「エロス」を、それぞれイメージしていました。同じ「愛」の二面性を象徴した曲を、正反対の2人に演技させようというのです。

強気なユーリは「オレこっちを滑りたい!」とエロスバージョンでの演技を希望しますが、ヴィクトル=サンは満面の笑顔で「勇利がエロス! ユリオがアガペー!」。当然ユーリは盛大に文句を言いますが、みんながイメージすることの真逆をしなきゃびっくりしないだろう、とヴィクトル=サンは更に続けて「君達は自分が思っているより無個性で凡庸だから」「自分で自分のイメージを決めるとかよく言えるよね?」「観客からしたら子ブタちゃんと仔猫ちゃんだ」とにこやかに言いたい放題。

負けん気をおおいに刺激されて、ユーリは「アガペー」での演技をすることを飲みます。「オレが勝ったらオレのコーチになれ!」

そこで「勇利は勝ったら何がしたい?」と水を向けられた勇利。なけなしの勇気と、憧れ続けたヴィクトル=サンへの思いとが、勇利の何かに火をつけました。

 

「ヴィクトルと、カツ丼食べたい」

 

太りやすい体質だから、試合で勝たないと食べられなかった大好物を、憧れの人と食べたい。

だから、「全力のエロス、ぶちかまします‼︎」。

他人の予想の斜め上をいくヴィクトル=サン式…と思いきや、このひと言を引きずり出して勇利に火を点けるための振り分けだったのですね。実はもう2つ、ヴィクトル=サンには狙いがあったくさいですが、うちの1つは第三滑走で、もう1つは終盤で判明するかと。

 

この第二滑走でもうひとつ忘れちゃいけないポイントが。

遠くから憧れていた勇利と違う角度、同じリンクに所属してすぐ側から見ていたユーリを通して語られるヴィクトル=サン像。

憎まれ口を叩いてはいても、シニアデビューの振り付けをねだる程、勇利と同じようにヴィクトル=サンを追っていた「もう1人のユウリ」に、彼はどう見えていたのか。

アイスキャッスルで滑るヴィクトル=サンを見て、ユーリは言います。「世界中を驚かせてきたけど、もう何をやってもみんな新鮮には驚かない」「自分にイマジネーションが湧かないなんて死んでるのと同じだ」…声も手も届かない遠くから、ただ背中を追っていた勇利にはパーフェクトで神様にしか見えないヴィクトル=サンが、行き詰まりを感じたり悩んだりもする人間なんだと示される、すぐ近くにいたからこそ解る、端的な真実です。

第一滑走ラスト、ヴィクトル=サンの登場でまず勇利の日常がひっくり返りましたが、この第二滑走では、勇利の世界観が少し、でも決定的に変わる兆しが描かれています。

だって、第一滑走からここまで観て、勇利ってホントに自己主張なんてできなさそうな子なのに、追い込まれた勢いとはいえ、エロスぶちかます宣言ですよ。このひと言が出てきたのって、勝生勇利史上ですごく画期的だと思うんですよ。

何だかもう、勇利から目が離せない。この、リンクを出た途端に引っ込み思案なおとこのこは、これからどんな風に化けるのか。ヴィクトル=サンは彼に何を与え、何をもらうのか。ユーリは勇利との交流を通して何を学ぶのか。楽しみですね。

勝生勇利大変身の予感に打ち震えつつ、第三滑走をお楽しみに!

 

ああ、マッカチンかわいいなあ…名犬じゃのう…。(ハァハァ)

ああ、今回のサブタイトルですがWユーリが鏡合わせなキャラクターということで「攻殻機動隊 GHOST IN THE SHELL人形使いのダイアログからパクりました。ええパクリですよ!(やけ気味に吐き捨てる)

さて、第三滑走の考察の方向を固めないと。

できるだけキャラ萌え的な観かたではなく、物語としていかに凄いことをしているかに的を絞るようにしてますが、油断するとヴィク勇の尊さにやられるので気をつけます。それにしても外国人ってニンジャ好きだなー。あとドヤ顔のお子さまユリオかわいいね。

キリがないのでえー加減寝よう。

神様私の腰痛はいつ治りますか

今日は休みでしたが何もしてません。

ダラダラ読書して昼寝して、夕方から動画配信で「銀魂」観て、夕飯の後に風呂入ってから「有頂天家族」3話観てました。ついにあの方のお出ましで、原作読んでるけどちょっとニヨニヨしてしまいましたよ。来週はアレをやるようで、今から楽しみですね。(未放映の地域にお住いの方へ配慮して禁ネタバレ表現)

休みで何もしないし、と思って試しにコルセットなしで1日過ごしてみましたが、まだダメみたいですよ。夕方からすでに痛くてしゃーないですわ。湿布貼って寝ます。

 

何だかアレです。「けものフレンズ」、つい寝る前にちょっとずつ観てしまいます。じゃぱりまんって、アレはどんな感じなんですかね。中華の饅頭だっけ? 具のない中華まんみたいなやつになってるのか、それとも中に具が入ってるのか、中華まんみたいな皮が厚い感じなのか、ピローグとか煎餅…チェンピンみたいな、いきなり団子みたいな、皮が薄い感じなのか。具があるなら中は肉なのか。甘いもんなのか。少なくとも、かばんちゃんがおいしい言って食べてるから、人間もおいしく食べられるものなんだろうけど。

 

ああ、明日仕事かあ。もうなんかめんどくせえ。でもいかざるを得ない。

腰痛は治らないし、どうしてくれよう。

とりあえず明日は、帰りにチョコミントアイス買おう。岩下の新生姜は昨日買ってある。

 

なんかこう…甘いもん食べたい…。まるごとバナナ的な…。

仕事の帰りにでも探そう。

テーブルマジックってつい凝視してしまいますがな

今、えねっちけのBSでマジックショー観てます。

風呂から出てチャンネル合わせたら、マジシャンのおっちゃんが縫い針飲み込む衝撃映像でしたが、おっちゃん糸を飲み込むと、さっきの針が空也上人像みたいに糸に通されて出てきました。すげえ。なんかもう片言の日本語で、ステージに上げた哀川翔と勝っちゃんに指示出してるし、どこまで面白いのか。

マジック、お好きですか。

私は熱狂的に好きとまではいかないものの、こうしてテレビでやっているときに、タイミングよく観られれば観る程度ですけど好きですよ。

おい待て、誰だこのおっちゃんに「ちょびっと休憩」なんて日本語教えたのは。

 

夕方に「おーいはに丸」のはに丸くんがMr.マリックのマジックに迫る番組の再放送やってましたが、私はMr.マリックよりも、マギー司郎とかマギー審司の「ハイ手品しまーす」って出てきて、縦縞のハンケチを横縞にする手品の方が好きです。さんざんふざけておいて、最後にドカンとド直球のマジックをやってくれる、あの落差。また、喋り聴いてるだけで面白くてねえ。マギー審司はシメのペット自慢も大好き。ラッキーかわいいなあ…。ときどきアンラッキーと入れ替わってて牙をむく不穏さも最高な。あとマジックナポレオンズも大好き。

確かにMr.マリックすごいとは思うけど、なんか、あの「いかにもアタシはマジシャンですよ」って変に雰囲気固められるよりも、マギー一門とかナポレオンズみたいなユルーい空気で気楽に見せてくれる方が、私も気楽に楽しめて好きです。

 

こうしてマジック観てると、呑みの席でええおとこがテーブルマジックやるとおんなのこ入れ食いってのも、わからなくはない。マジックの最後がどうなるのかわからない故の軽い不安と、鮮やかに決まった瞬間の驚きでやられるんだな。全世界の若人よ、いとしのあの子をゲッチュウするために今すぐ手先を鍛えるのベス。

 

さて、そろそろ酒呑みながらマジックショーに集中します。

ふおおおおおうマジかー‼︎‼︎(カードマジックに楳図かずお顔で驚愕)

 

そうそう、手品っていったら「カリオストロの城」でルパンがクラリスに見せたアレは反則だよね。あんなんやられたらお姫様ドロボーに憧れちゃうでしょー。

 

また食い物の話で文字数を稼いでしまった

えー、昨日は調子こきすぎてました。すみません。

バチが当たったのでしょう。ライコネン=サンは4位でした。もうベッテル=サンのことは滑ってるなんて言えないね。次は再来週のソチGPですね。配信を観ながら呑む酒の支度をしなくては。

 

最近、酒のつまみでどハマりしているものがありまして。

岩下の新生姜を、適当な食べやすいサイズに拍子切りして、生ハムで巻くだけ。

いいですよ。岩下の新生姜フィーチャリング生ハム。岩下の新生姜、酒のつまみだけでなくて、ミートソースとか、コンビーフとマヨネーズ混ぜたところに刻んで入れるとちょううまいし。

明日は仕事の帰りにでも、スーパーでお徳用を買ってこなくては。

 

ああ、お茶が切れる…お茶がなくなる…。給料日まで何とかなけなしのストックでしのがなくては。

もう大変。この何日かで花粉症の最後のあがきが出て、鼻がムズムズするし目もかゆいし、これ部屋から鉢植え出したら、もっと症状出るだろうからホントもう杉とヒノキ駆逐しようよ。

早く連休明けないかな。マスクがなくても外を歩ける季節来いよ早く。

おかげで、普段はチョコミントアイスくらいしか食べないんだけど、ここしばらくはペパーミントの飴をなめてます。

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暮れの京都で買い溜めした、Crochetの京飴。この写真に出てるペパーミント味の「花浅葱」と、グリーンミント味の「緑のクリスマス」。刺激が強いのは苦手なので、スペアミント味の飴もあったけど、まずこの2種類にしました。いいですよ。程よいミントの具合で口の中が痛くならないし。このお店も、京都に行くと隙あらば立ち寄って必ず買い物してますね。

この間のブラタモリで、六道珍皇寺が出てきましてね。すぐ側の子育幽霊飴の話をしていたら、うちの女王様(姪)が「あめなめたい」とか言い出して、次回行ったら買ってこないといけないパティーン?

まあ子供の言うことだから、すぐに忘れるだろう。うん。

 

ああ鼻がむずがゆい。

ホントもう早いところヒノキ花粉なくなってくれよ。燃えて灰になれ。