仕事から帰って夕飯の後、さっきまで星海坊主(親父)の湯豆腐に付き合って、酒呑みながらゆっくり食べるはずが、大食い大会みたいなひたすら湯豆腐食らうマンにされていました。
さて、呑みながら「女王国の城」の続きを読もうか。ああでもちゃんと素面で、がっぷり四つに組んで読み進めたい。
明日は休みですが、さてどこに行こうか。毎週こんなこと言ってるけど、いやホントどうしたもんか。
まず、出かけるなら早めに起きないとなあ。
カバンにはデジイチと財布、あとは「女王国の城」か、人類補完機構シリーズ短編集。
凄いですよ、人類補完機構シリーズ。
アメリカの作家ですが、大学で政治学教えていた陸軍情報部の将校で、ケネディの顧問やってたという人だそうで、好きで書いていたSF小説が途方もない傑作。ちょっと神、才能与えすぎだろ。
ライフワーク的に書き続けられたこのシリーズは、冷戦時代から始まって、科学技術が発達してゲーム形式に戦争のカタがつけられる時代を経て、殲滅戦の様相を帯びた世界規模の大戦争を経験して人類は絶滅寸前にまで追い込まれ、もはや文明などすでにない暗黒時代、そこから奇蹟の復興を遂げ、広く宇宙にまでヒトの生きる世界が広がってゆく遠い未来までの、各時代を象徴する出来事、次の時代への転換点となる事件を描いています。美しくて、夢や希望がきらきらと輝いていて、そして同時に怖ろしいほどに残酷で冷徹なシリーズです。
古典SFがお嫌いでないなら、ぜひ一読を。今なら、早川書房で全短編集を三冊、順次刊行しています。つい1年前までは著作が非常に入手困難な作家でしたが、この短編集のおかげで、本屋さんで入手できるようになりました。ありがとう早川書房さん。
シリーズ中の長編の「ノーストリリア」と併せてオススメ。
読んでくれ!
そして作者、コードウェイナー・スミスを、もっとメジャーに!
今日はとりあえず「立喰師列伝」もう一回観てから寝よう。