時々、小説や漫画を読んでいて、出てくる料理がうまそうだったりすると、食べてみたくなりませんか。
古野まほろ先生の作品は、登場する紅茶がとにかくもうコレおいしいよね絶対ってすぐ解るし、「血界戦線」の超超最高級レストランにご招待された「王様のレストランの王様」回は、もうどんな味がするのか想像もつかないけどおいしいのは確実なので食べてみたくてヨダレとめどもないし、筒井康隆先生の「薬菜飯店」! あの、メニューに書かれた料理名を見ただけで食欲を刺激され、食べているそばから薬効があらわれてゴリゴリ健康体になっていく薬膳って、何それ食べたい。視力回復の料理食べると涙ボロボロでるけどスッキリして視力戻るし、鼻をよくする料理を食べると鼻の粘膜の悪い血を流し尽くすと爽やかに呼吸できるようになるし、お願い近所で開店してください。通うから。まず聴力とど近眼、偏頭痛と気管支と肩こり腰痛、顎関節症を治したいんです。ホントお願い。
それでですね。
読んでいて、自分でも再現できそうなものがあると、実際に作ったりしませんか。
私は休みの朝にはちょいちょい「よつばと!」に出てくるソーセージ丼を作りますよ。
とーちゃんと暮らす主人公の5歳児・よつばが、とーちゃんの飯では何が一番好きかと訊かれて「ソーセージどん!」と答える料理。よつばの説明によると「ソーセージとー、のりとー、めだまやきとー、はいってる」だそうで、その説明をもとに想像で再現してみたのがこちらです。
うまいまずいよりも、間違いなく腹はふくれる感だけはありますね。
あと、鬼平犯科帳の料理を再現した料理人の方が出された本を読んで、当時は別に暮らしていた弟夫婦のお産の世話でマミーがしばらく留守にしていたので、夕飯にたぬき鍋とか作ってました。たぬきといっても、江戸時代の料理の再現なので肉は使いません。かわりに、あく抜きしたこんにゃくを手でちぎって鍋に入れます。
超簡単ですよ。鍋にごま油ひいて、ちぎったこんにゃくを軽く炒めて、人参大根とゴボウのささがきと、私は油揚げも使いましたが、里芋なんかもいいですね。とにかく根菜を山のように足して炒めてから、具がヒタヒタになるくらいに水を足して煮て、味噌味で仕上げます。
うまかった。
根菜が冷蔵庫の野菜室でミイラになりそうな方にはオヌヌメ。
ああ、スコーン食べたいなあ。
ここしばらく食べてないなあ。また焼くか。ホットケーキミックスとチョコチップで、忍法ニセスコーン。豆乳とサラダ油を45ccずつ混ぜくり倒して形決めて、オーブントースターでヤキ入れるの。
これぞ忍法!