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雑種犬肉球日記

雑種犬が書いたブログ。

銀魂ってもっと高く評価されて然るべきだと思う

今日も安定の腰痛ですよ。

今はアニメ銀魂・かぶき町四天王編観てます。

いやあ、こうして改めて観ると、銀魂ってすんごい大人のドラマ多いよね。

キョーレツな下ネタとギャグに惑わされそうになるけど、シリアスなエピソードって全部、とんでもなく骨太で大人が読むと観るとに耐える内容になってる。

星海坊主初登場の、ターミナルにえいりあん寄生しちゃうエピソードは父と娘の物語だし、竜宮城編は初恋の人のためにいつまでもきれいでいたかった女性の物語だし、吉原炎上編はまぶたの母と涙の再会ものと思いきや、男の妄執と、それすら受けとめるたくましくも美しい女性の物語でした。

かぶき町四天王編は、神楽ちゃんとパピーの物語の裏返しなんですね。アニメ版で観て、今気がついた。

星海坊主は、病気で女房なくして、息子はウォーモンガーになっちゃって自分の命狙うしで、せめて娘とは親子らしい暮らしをやり直したかったんだけど、娘はいつの間にかちゃんと成長していて、対等に向き合えるようになっていたってお話だったけど、椿平子は、なんかもう哀しい子でねえ。

母親のお腹にいるうちに両親別れちゃったから、周りの大人の話でしか父親を知らなくて、母親が絶対に父親を悪く言わなかったから余計に「私のお父さんはステキな人」と、恋をするように会ったこともない父親を慕うようになって、その想いがどんどん暴走して、更に悪い大人に利用されていく。

何にもない、唯一持っているのは「お母さんが恋をしたステキなお父さんに会いたい」という思いだけ。だから戦い方もなりふり構わない、汚いことも平気でやる。そこまでさせる真の理由が「お父さん私を見て」という承認欲求だけだったのが、とにかく見ていて哀しかった。

だからね、原作であのラストを読んで、私ゃ号泣しましたよ。

あの口上で、やっとちゃんと親子になれたんですよ。父親はずっと背負っていた死人との約束を若いもんに託すことで、娘は色々な人たちとの出逢いを通し成長することで、やっと普通の親子として向かい合えた。ただ、互いに背負ったもんがでか過ぎたり想いが重くて強過ぎたりで、そこへ至るまでの犠牲が大きかったんですよね。そこまでしないと当たり前の親子になれなかったってのは、つら過ぎるし哀し過ぎる。

 

で、その人間ドラマの集大成が、今現在連載でやってるかぶき町防衛戦なんだよねえ…。