雑種犬肉球日記

雑種犬が書いたブログ。

刀剣男士がもはや下宿男士としか思えない

刀剣乱舞を、ポツポツ程度の進め具合ですがやっております。

いやあ、なかなか面白いですよ。完全なプレイヤーの一人称視点だから、画面に出てこない部分は、各々が好きなように想像で補完できて、審神者の人数分だけ、行動の拠点となる本丸やキャラクターの個性が存在する。遊び手に委ねられた余白がとても大きいんですね。

主人公的な位置を占める審神者も、ゲームをプレイする人の数だけ性質なり属性なりがあって、女性だったり男性だったり、動物だったりすることだってあるようです。

 

私の場合ですが、まず、審神者は若いおんなのこ…ではありますが、なにぶん、中の人は私なので、キャラクターがどんなにシュッとしたステキなイケメンであろうと、あくまでも戦力、あくまでも同志。日常では一緒になってバカな遊びに興じたり、食事どきに飯よそって「ごはん重くしときましたよー」と民宿のおばちゃんみたいなことを言ったりしていても、出陣すると、途端に新城直衛かホテル・モスクワのバラライカさんみたいになるので、もう愛とか恋とか一切ないですね。ファイブスター物語でいうなら、バーバリュース・Vさんと町ちゃんや、アイシャ様とアレクトーさんみたいな感じでしょうか。

だから、もう私の中では本丸は「下宿屋」。刀剣男士は下宿男士。皆、普段はジャージだとかスェット、ジーンズ、と見事にラフな普段着だったりするのでは、と考えてます。まあ、常にかっこよくありたいらしい燭台切や雅を旨とする歌仙、とにかく糞真面目な長谷部辺りは、畑や馬の世話でもない限り、カチッとした服装していそうですが。ああ、御手杵のあのテキトーさを、長谷部に見習わせたい。ご存じない方のために言うと、普段着も出陣もジャージにTシャツなんですよ奴は。それに対するへし切長谷部の服装というのが、隙のない糞真面目丸出しの礼装。

まー、下宿屋ですし大勢いますので、ユルッユルな奴もいれば、級長気質の奴、燭台切みたいなオカン気質の奴、と色々個性も出てこようというもの。

 

この下宿屋の審神者は、最初に書いた通り、ゲームの進捗具合は亀の歩みなので、下宿人たちも「うちの審神者は日曜蕎麦職人みたいなもんなんだな」くらいに考えていることでしょう。

 

それにしても本丸の構造ってどうなってるんだろう。下宿人が増えると部屋が増えたり、同じ刀派の兄弟の部屋と並んだり、気がつくとしてる。いつの間にかしてる。奴ら自主的に部屋替えしてるのか。それとも本丸の建物自体が四次元構造なのか。部屋もいつの間にか増えてるような気がするんだけどどうなってるんだ。下宿屋の雇われ管理人としては知っておくべきなのか。いやでも触れちゃいけない闇なのかも。とか考えつつ、週末に短刀と蛍丸のおやつを買い込み本丸へ戻る雇われ審神者

 

いやあ、こういう画面からはみ出してフォーカスアウトしている部分をプレイヤーに委ねる構造のゲームって、自分で想像する楽しみがあっていいですね。女神転生シリーズとか、クーロンズ・ゲートとかバロックとか。主人公へ憑依してゲームの中の世界を楽しむのに、視点からもうリンクしている故により深く同化できるというのは、すごく大きな要素だと思います。主人公の背中越し、姿が見えてしまうと、それだけで「所詮は物語の世界を覗き見ているだけ」と感じてしまうこともしばしばありますから。それでも素晴らしいゲームは、確かにたくさんありますけどね。

 

さあ、今度のアップデートでは、各マップのボスを倒すと男士のドロップ率が高くなるそうだから、まめに出陣して、いち兄と江雪を連れて帰らないと。粟田口のお子様連中の世話も、えー加減長男に頼みたいし、左文字もそろそろ長男が来てくれないと小夜が寂しがってるかもしれないじゃないのさ‼︎(子供には甘い)

刀剣乱舞は男女問わずおすすめですよ。いい意味でこんなに余白の多いゲームは久し振りです。主人公の性別はおろか、外見すらプレイヤーに託しているのは、個人的にはクーロンズ・ゲート以来です。