雑種犬肉球日記

雑種犬が書いたブログ。

「ドリフターズ」は「ヘルシング」以上にど直球な人間賛歌だと思うので俺は原作本買わねば早う

仕事だと思ってたら休みでした。

朝のうちに、そういえば俺シフトどうなってたっけ、と見たらまさかの休み。

9時半過ぎまでゴロゴロして、掃除して、カナダ決勝観てました。なんか最後はちょっともにょっとした感じながら、カナダにしては珍しく、派手にごちゃついてセーフティーカーが出るまでもなく、なんかまったりと終わっちゃいましたね。下宿屋本丸では鶴丸は驚愕、初めてF1観戦した明石は「いつもこないな感じなんですのん? 」と答えにくい質問してくるし、薬研はあまりのあっさり展開に苦笑いしてるし、いち兄は派手なクラッシュがないので「これなら秋田や五虎退に見せても問題ありませんな」って、待ってお兄ちゃん、もしかして観戦じゃなくて検閲だったんですか。

 

しかしドリフすごいよね。9周してもなお面白くてノリノリで観られるし、同じところで同じ小ネタでツボにはまって腹抱えて笑ってるし、お豊は何回観てもオットコ前で好みがそのまま存在してるし、ノブノブうんこ好きだし(それは触れないでやれ私)与一かわいいし、もう原作本揃えるか。なあ。

最近はおやつ買いに行くと「アオサはナニワの心やで」「ってこの人が言ってる」ってニコ兄と御手杵がポテチののり塩味をすすめてきますが(脳の病)、今、部屋にある岩下の新生姜を「おまあコレ好っじゃの」ってお豊がツンツンしていまして(目腐れ)

やっぱりね、こう、物語自体が痛快だしすごく奥行きの深いことやってますよね。

「うっかり死にぞこなった」ドリフと「死ぬにも死に切れない」エンズが異界で軍勢率いて闘うってのがまず面白いし、それぞれ生まれた時代や土地も違えば、背負ったものもまた十人十色。その上で、恨みつらみで超常のちからを持つほどに追い込まれたエンズに対して、知恵と自分の身一つで立ち向かうドリフは「ヘルシング」にも相通じる「怪物を打ち倒すのは人間」というテーマにも繋がっていくのではないかと思うんですよ。だからこそ、世界を壊すという観念に凝り固まって、もはや怪物の如き存在に成り果てたエンズに対して、各々考えてることはバラバラだし、ときに冗談を飛ばしその場のノリで行動もするドリフは、実に人間臭くて生き生きしていますよね。

その戦い方を「まるで廃棄物」とオルミーヌに評されるけれど、生きることや信じることを肯定し迷わないお豊は、むしろエンズとは真逆の存在だろうと思います。

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こんな、ライコネンフェラーリ時代のドライビングスーツが似合いそうな漢前、そうそう悪役にはなれませんって。

 

明日はちゃんと仕事なので、今日はもう寝る。朝うっかり早く起きちゃって調子狂ってるので、もう早く寝る。

やっぱりヒラコー先生すげえわ。