雑種犬肉球日記

雑種犬が書いたブログ。

世界観に影響というよりは核になってるものと言う方が近いのかしら

連勤2日目。頸椎はやっとどこを痛めているのかはっきりわかる痛み方に落ち着きました。明日もまた仕事だ。

 

ついったのタグで「ふぁぼされた数だけ自分の世界観に影響与えた作品を出す」というのを見ました。

私の場合だと何があるかしら。

まず、音楽だとTM networkの「CAROL」か。前にも書いたけど、このアルバムは衝撃だったなあ。ここまで一つの作品として完成されたアルバムって、そうそうないと思う。

小説だと、まず酒見賢一先生の「後宮小説」に、ギブスンのスプロール三部作。それからたぶん、栗本薫先生の…というと、最近はBL界隈で名前があがりがちだけど、そっちじゃなくてゴリゴリの正統派未来社会モノSF「レダ」。それにもう一つSFから、短編でヤング「たんぽぽ娘」。これはどうしても再読したくて、収録されていた本が絶版になってたため国会図書館に行って読んできたことがあります。なんてことないロマンチックなボーイ・ミーツ・ガールものなんだけど、何故だか忘れられない短編。

あとはブラッドベリ火星年代記」。この連作短編形式の小説から、アメリカという国の多面性を垣間見ることができます。最先端の科学技術を持ちながら、郊外の住宅街ではアフリカ系の庭師やメイドが白人の家庭で働き、火星に降り立った探検隊のメンバーは、資本主義的で即物的な価値観を信じて疑わない。怪奇と幻想に満ちた「黒いカーニバル」を書かせたら天下一品の作家なだけに、そういうものが同時並列して存在している薄気味の悪さはすごいものがあります。それだけに最終章のあれは、遠くから世界の終わりを眺めるような、少しかなしい静けさに満ちていますね。

漫画ならやっぱり「ファイブスター物語」なのかな。とにかく世界は広いし、いい悪いなんて場所や時代が変われば簡単にひっくり返ると教えられました。

映画は、これは自分でも意外なんだけど、いまだに引っかかっててもう一度観たいと思ってるのが、少年隊主演の「19」。ただのアイドル映画じゃなくて、なんちゃってじゃなく、ちゃんとSFをやってるのがすげえなと。どっかで動画配信してないかしら。

アニメだと何だろう。サムライトルーパーは直撃世代だったけど。

今パッと思い浮かんだのはこのくらいですかね。

でもまだもう少しあるので、それについてはまた今度。

力尽きたのでもう寝ます。もはやこれまで。