頸部の痛いのは相変わらずで、今日は仕事早めに帰らせてもらって接骨院行ってました。明日一日仕事したところで、いきなり休みが一日増えて3連休になりました。もう接骨院とスポーツジム以外何もせずに、銀ちゃんみたいな目で映画観るか。
昨日はついったで「ふぁぼの数だけ世界観に影響与えた作品晒す」タグを見つけて、何の気なしに乗っかってみたのですが、ふぁぼ来てた…。で、前回挙げたスプロール三部作と、ここに書いたのと同じことするんじゃ芸がないからなと、他にこんなもんを出してみました。
まず、稲見一良「ダブル・オー・バック」「ソー・ザップ!」「男は旗」「セント・メリーのリボン」「猟犬探偵」。街場のハードボイルドと野山の自然、オールド・ムービーを思わせる節度あるロマンス。カックイイってのはこういうことを指すんだ。
次は倉橋由美子「聖少女」「暗い旅」「蠍たち」。晩年の「酔郷譚」の主人公は、若さの持つフレキシブルさが肯定的に描かれてますが、初期の作品の主人公たちは同じ若者ではあっても、若さゆえの退屈をどう紛らわすのかだとか、残酷さをどう昇華するのかとかでもがいていて、ときに息が詰まりそうなその衝動は、今の私たちが見ても驚くような行動となってあらわれます。対等にものを言えるおとことおんなの間にしか戀愛は成立しない、ということがよくわかる小説だと思います。
最後に挙げたのはコレ。
俺的「あたまおかしい(褒め言葉)」画家、ピーテル・ブリューゲルの大作「ネーデルランドの諺」。
人生ってこういう、しょうもなくてあほたれ丸出しな日常の積み重ねであって、選ばれし民が特別な何かをたまにやることが積み重なってる訳じゃないんですよ。何か大きな出来事の中心にいる人も、実際に会ってみるとフツーに飯を喰いトイレに行き風呂に入り眠るフツーの人なんだし。で、その人間のしょうもなさやあほたれ加減をこうして絵にして観ると、生きてればときにあほたれだったり、ときにすげえパワを発揮してカックイかったりするので、なんかもう変に肩肘張って高い目標とか立てて、自分の持つちから以上のナニかをひり出そうとすることもあるまいと。馬鹿馬鹿しいけどそれこそが日常。
他にもまだあるとは思うけど、今日はこの辺で勘弁したるわ。たぶんタイトル出すと「またそれか」ってものも出るだろうし。
でもついったのネタそのまま出してハイおしまい、もつまらないので、いくつかタイトルだけでも。
芥川龍之介「河童」
小林恭二「ゼウスガーデン衰亡史」「ゼウスガーデンの秋」
ナボコフ「ロリータ」
菊地秀行「風立ちて“D”」「インベーダー・サマー」「風の名はアムネジア」「グッバイ万智子」
南條竹則「酒仙」「満漢全席」
プーシキン「エヴゲニー・オネーギン」
内藤泰弘「トライガン」「トライガン・マキシマム」「血界戦線」「血界戦線B2B」
ギュスターヴ・モロー「出現(水彩ver.)」
映画「レイダース 失われた聖櫃」「インディ・ジョーンズ 魔宮の聖戦」
「明日に向かって撃て!」
「ダージリン急行」「グランド・プダペスト・ホテル」
ゲーム「クーロンズ・ゲート」「女神異聞録ペルソナ」「ヴァルキリー・プロファイル」「幻想水滸伝」1〜3
どうでしょう。テレビゲームまで思いつくまま挙げてみましたが、初めて名前を挙げたものもいくつかはあるはず。
たぶん掘り出すときりがないので、もうこの辺でやめましょう。
人間は自分が思ってるより多くのもので構成されてるって素子さんが言ってたけど、ホントだな。タイトル出すだけでこんなにあるとは。怖ろしい。
とりあえず明日は仕事してきます。もう寝る。