……疲れた。
いきなりのぼやきですが、今日は朝から、デジイチ背負って出かけましたよ。ええ、コーネル展を観に。
予定では9時40分過ぎには東京駅に着いて、美術館までの直行バスに乗って、と思ってたんですがね。
中央線、遅延多すぎだろ。やる気がないなら営業やめようか。もう店畳んで、もっときちんとトラブル対策できる企業に任せてさ、その方がいいよ。この間もトラブルが一つ起こるとまた一つ、って、一向にリカバリできなかったじゃない。今日もそうだよね。ドアの開閉で遅延、そうしたら複数箇所で急病人対応、って、混雑してる時間帯に遅延起こせば必ず付いて回る事態なんだから、根本的な対応がすでに練られて現場で即応できるレベルになってなければおかしいよね。
結局バスには間に合わなかったので、総武線で最寄駅に出て、そこから送迎バスに乗りました。
JRはいい加減、客のほぼすべてが「利用せざるを得ないから」利用してるだけだということを大前提に営業しないと、色々もう取り返しがつかなくなってると思うよ。同じ展開での遅延多過ぎ。
美術館に着いたのは、なんだかんだで正午近く。
うん、コレまじでバスか自家用車でもなければ来るの難しい場所だね。
結構駅から遠くて、バスで30分ぐらいありました。森の中で環境と景色は最高。緑が豊かで、うちの近侍は「保護色」という一発芸を開発してました。
溶け込んでるからやめなさい。
まあね、美術館ですから、建物もおしゃれな感じでしたよ。
まず常設展示を一通り観てから、一番奥の展示室でコーネル展です。
観終わってひと言。
行ってよかった。
なんだかんだ、到着までにケチつけられたような気分だったんだけど、コーネル展よかった。行ってよかった。
今すぐに「カウント・ゼロ」を読んでコーネルの箱に憧れていた19の頃の俺の胸倉つかんで揺さぶりながら「25年生き抜け」と言いたい。
展示を観てから、ショップでポストカードも買いましたが、コレどうしよう飾っても色が褪せたら血の涙だしどうしよう。個人的にはもう少しイロイロお品物があってもいいのよ。てゆうかください。
カタログはまだ製作中だとかで、今月下旬販売開始の予定だそうです。展覧会に来た人は、希望すれば通販してくれるそうなので、明日にでも依頼メール送らねば。
コーネルの箱はね、すごいんだよ。すごい微妙なバランスで成り立ってる世界なんだよ。
あれを真似するのは不可能。
うっかり真似などしようもんなら、それはただのゴミを詰めたものにしかならないの。あれはコーネルが自分の眼に映る世界を切り取って、身近なものを絶妙な配分で組み合わせて詰め込むからこそ成立してるのであって、たとえば私があのフォーマットに則って箱を作ったとしても、音楽や世界や詩を感じさせる予兆を、あんな風に美しく閉じ込めることはできない。絶対にできない。
菓子箱サイズにまで世界を圧縮するなんて芸当は、生半可なことではない。
展示観てショップ覗いたら、駅までのバスが出ちゃったので、迷ったんだけど腹も減ったし併設のレストランでお昼にしました。いや、ほら森の中だから他に店ないんだよ。
おしゃれなレストランで、おしゃれなイタリアンを、すげえ勢いで食う私。
駅前までのバスがあったからね、間に合わせたかったのな。
でも会計するのにレジに人がいなくて、結局間に合わなかったのな。
仕方なく、美術館周りに作られた散策コースをぶらついて時間潰すことに。3時半に東京駅直行のバスがあるので、それを待つことにしました。
いやあ、東京駅までバス1本って楽。だけど一日に1往復しかしないから乗り逃すと大変。
バスは八重洲口に停まったので、そのまま八重洲ブックセンターに小一時間寄ってから帰りました。
今日の収穫。
最初はコーネルつながりでエルンストの「百頭女」を買おうかと思ってたんだけど、どうしてこうなった。うん「雪風」はいつか読まなくてはと思ってはいたけどさ。
明日あさっては仕事ですが、今日の撮れ高は明日にでもデータ吸い出しておかなくては。
今日のところはアイッフォーン撮影分だけで勘弁。
最後にうちの近侍から。
「一発芸! 保護色! 」
失礼しました。
うん、御手杵今日はもう休もうな。
私ももう寝ることにします。次は結城で御手杵を囲む会だ。